【アップデート情報】”Windows 8.1 Update” の未適用ユーザーのサポートを延長することを発表

  • 2014/05/12
  • Masahiro

Microsoft が、2014 年 5 月 14 日にリリース予定の “月例セキュリティー リリース” の適用には “Windows 8.1 Update” の適用を必須としていましたが、本条件を 1 ヶ月(~ 2014 年 6 月 10 日)延期することを発表しました。

なお、2014 年 6 月 10 日(日本時間:2014 年 6 月 11 日)以降にリリースされるアップデート(セキュリティー更新プログラム、修正プログラムなど)を適用する場合、2014 年 6 月 10 日(日本時間:2014 年 6 月 11 日)までに “Windows 8.1 Update” を適用する必要があるため、留意してください。

これらの措置は、”Windows 8.1 Update” の適用に失敗したことを報告するユーザーが多数散見されたためと思われます。

なお、法人向けについては 2014 年 8 月 12 日(日本時間:2014 年 8 月 13 日)まで適用期間を猶予することも発表しています。

目次

目次

エンタープライズ向け “Windows 8.1 Update” について

  • 2014 年 4 月 17 日に “WSUS 3.2(Windows Server Update Service 3.0 SP 2)” の接続性の問題に対する解決策を提供したことで、“Windows 8.1 Update(および “Windows Server 2012 R2 Update、”Windows Embedded 8.1 Industry Update”)” を “Windows Sever Update Services(WSUS)” で公開を開始しました。
  • これにより、”Windows Sever Update Services(WSUS)” 、“Microsoft Intune(旧称:Windows Intune)”、あるいは “System Center Configuration Manager” を利用している組織では 、”Windows 8.1″ を搭載したコンピューターやサーバーへのアップデートの展開が容易になります。
  • このアップデートを既にインストールしているコンピューターやサーバー上では “Windows Update” が再インストールを促しますが、この場合はアップデートの中の問題修正に関する部分だけがインストールされることになります。
  • 既に DL(ダウンロード)やインストールした部分が二重にダウンロードされたり、インストールされたりすることはありません。
  • 詳細情報については、”KB2959977″ および、WSUS(Windows Sever Update Services)チームの記事を参照してください。
  • これらの最近の製品アップデート リリースに合わせて、最新のアプリケーションによる最適なパフォーマンスを提供しつつ、ユーザーのプライバシーとセキュリティーをより確実に保護するために、”Windows 8.1 Update” および “Windows Server 2012 R2” と “Windows Enbedded 8.1 Industry” を稼働するデバイスに対するサービス提供に新しいアプローチを採用しました。
  • “Windows 8.1 Update” および “Windows Server Update Services”、”Windows Enbedded 8.1 Industry”に対するアップデートは、機能改善をユーザーにより迅速に提供していくという Microsoft のコミットメントの表れになります。
  • これらのアップデートは、ユーザーからのフィードバック、そして、ユーザーの変化するニーズに対応してイノベーションを提供していく必要性を今まで以上に反映したものになります。
  • 今後のすべてのアップデートは、セキュリティー関連であるか否かに関わらず、今回のアップデートを前提としたものになります。
  • そのため、既存の “Windows 8.1” および “Windows Server 2012 R2 Update”、”Windows Embedded 8.1 Industry Update” を利用しているユーザーは、将来の製品強化とセキュリティー アップデートを利用する前提として今回のアップデートをインストールしておく必要があります。
  • アップデートの状況をモニタリングする中で、Microsoft はエンタープライズのユーザーへの提供方法の新たなアプローチについて積極的に議論し、ユーザーのアップデートの展開に対するフィードバックに耳を傾けてきました。
  • その結果として、エンタープライズのユーザーがこのアップデートを展開する TL(タイムライン)を 30 日から 120 日へと延長しました。
  • “Windows Sever Update Services(WSUS)” 、“Microsoft Intune(旧称:Windows Intune)”、あるいは “System Center Configuration Manager” を利用してアップデートを管理しているすべてのユーザーは、将来のアップデートを受け取るために 2014 年 8 月 12 日までに今回のアップデートを適用する必要があります。
  • インストールの延期を選択したユーザーには、120 日間の期間中に個別のセキュリティー アップデートが公開されます。

個人向け “Windows 8.1 Update” について

  • 一般ユーザーにとって “Windows 8.1 Update” は、Windows 8.1 を搭載したデバイスを最新状態にするための必須のアップデートになります。
  • 2014 年 5 月 13 日以降に “Windows Update” から新しいアップデートを受け取るためには、今回のアップデートのインストールが必須になります。
  • ユーザーの大多数は自動更新を有効にしているため、今回のアップデートは 2014 年 5 月 13 日より前にバックグラウンドでインストールされることになるため、特に気にする必要がありません。
  • なお、デバイスのアップデートをマニュアルで管理しており、2014 年 5 月 13 日より前に “Windows 8.1 Update” をインストールしていないユーザーは、”Windows Update” 上で “Windows 8.1 Update” をインストールするというオプションしか表示されなくなります。
  • “Windows 8.1 Update” をインストールを行うまでは他の新しいアップデートは表示されません。
  • 従量制課金のネットワークを利用しているユーザーも “Windows 8.1 Update” をインストールするまでは同様の状況になります。

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