【トラブルシューティング】Windows PowerShell で複数のチームを一括で作成する 12 の手順【Windows 11】

  • 2022/10/24
  • Masahiro

Microsoft Teams
Microsoft Teams

Microsoft が提供する Microsoft Teams に Windows PowerShell を用いて、チームを一括で作成する手順のチュートリアルになります。

目次

作成するチームをまとめた CSV ファイルを作成する方法

Windows PowerShell で、複数のチームを一括で作成する場合、あらかじめ作成するチームをまとめた CSV ファイルを [メモ帳] または、[Microsoft Excel] で作成します。

1. [メモ帳] 内に作成するチームを記載

メモ帳:[メモ帳] 内に作成するチームを記載
メモ帳:[メモ帳] 内に作成するチームを記載

複数のチームを一括で作成するために、[メモ帳] 内に作成するチームを記載します。

CSV ファイルの作成例

DisplayName
MailNickname
Visibility
Owner
Team01
Team_1
Private
***@contoso.com
Team02
Team_2
Private
***@contoso.com
Team03
Team_3
Public
***@contoso.com
Team04
Team_4
Public
***@contoso.com
留意点
  • ・CSV ファイルは、[メモ帳] または [Microsoft Excel] で作成します。
  • ・CSV ファイルを [メモ帳] で作成する場合、”,” を入れる必要があります。
  • ※ [Microsoft Excel] で作成する場合、セルごとに入力を行うため、”,” の入力は不要です。
  • ・CSV ファイルとして保存する場合、文字化けを防ぐために文字コードは “UTF – 8” で設定します。
  • ※ [Microsoft Excel] の場合、ファイル保存後の文字コードが “SJIS” になります。
  • そのため、ファイル作成後に [メモ帳] で開き、”UTF – 8″ で保存し直してください。
CSV ファイルの各パラメーターについて
  • ・DisplayName:チームの表示名
  • ※ Microsoft 365 グループ
  • ・MailNickname:チームに紐づく Microsoft 365 グループのメール アドレス
  • ※ チーム ID のエイリアス
  • ・Visibility:”Public” または “Private” のどちらかを設定します。
  • ※ Public:パブリック チーム
  • ※ Private:プライベート チーム
  • ・Owner:チームの所有者
  • ※ 指定したユーザーが、Microsoft 365 グループの所有者かつメンバーとなります。

2. 左上の [ファイル] をクリックし、[名前を付けて保存] をクリック

メモ帳:左上の [ファイル] をクリックし、[名前を付けて保存] をクリック
メモ帳:左上の [ファイル] をクリックし、[名前を付けて保存] をクリック

左上の [ファイル] をクリックし、[名前を付けて保存] をクリックします。

※ ショートカット キー:[Ctrl] + [Shift] + [S]

3. “ファイルの種類(T):” で [テキスト ドキュメント(*.txt)] をクリックし、[すべてのファイル] に変更

メモ帳:"ファイルの種類(T):" で [テキスト ドキュメント(*.txt)] をクリックし、[すべてのファイル] に変更
メモ帳:”ファイルの種類(T):” で [テキスト ドキュメント(*.txt)] をクリックし、[すべてのファイル] に変更

“名前を付けて保存” ウィンドウで、”ファイルの種類(T):” で [テキスト ドキュメント(*.txt)] をクリックし、[すべてのファイル] に変更します。

4. 任意の .csv を入力

メモ帳:任意の <ファイル名>.csv を入力
メモ帳:任意の .csv を入力

“ファイル名(N):” に任意の .csv を入力します。

4. “エンコード:” が [UTF – 8] になっていることを確認し、[保存] をクリック

メモ帳:"エンコード:" が [UTF - 8] になっていることを確認し、[保存] をクリック
メモ帳:”エンコード:” が [UTF – 8] になっていることを確認し、[保存] をクリック

右下の “エンコード:” が [UTF – 8] になっていることを確認し、[保存] をクリックします。

作成した CSV ファイルにもとづいて、複数のチームをコマンドレットを利用して一括で作成する方法

1. “検索するには、ここに入力します” 内に “Windows PowerShell” を入力

Windows 11:"検索するには、ここに入力します" 内に "Windows PowerShell" を入力
Windows 11:”検索するには、ここに入力します” 内に “Windows PowerShell” を入力

タスク バー内の [検索] アイコンをクリックし、”検索するには、ここに入力します” 内に “Windows PowerShell” を入力します。

2. [Windows PowerShell(x86)] をクリックし、[管理者として実行] をクリック

Windows 11:[Windows PowerShell(x86)] をクリックし、[管理者として実行] をクリック
Windows 11:[Windows PowerShell(x86)] をクリックし、[管理者として実行] をクリック
Windows 11:[Windows PowerShell(x86)] をクリックし、[管理者として実行] をクリック
Windows 11:[Windows PowerShell(x86)] をクリックし、[管理者として実行] をクリック

“最も一致する検索結果” 内から [Windows PowerShell(x86)] をクリックし、[管理者として実行] をクリックします。

※ “このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?”” のメッセージが表示された場合、[はい] をクリックします。

このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?
  • Windows PowerShell
  • 確認済みの発行元:Microsoft Windows

3. “Install-Module MicrosoftTeams” を入力し、実行

Windows PowerShell(x86):"Install-Module MicrosoftTeams" を入力し、実行
Windows PowerShell(x86):”Install-Module MicrosoftTeams” を入力し、実行

“Install-Module MicrosoftTeams” を入力し、[Enter] キーを押します。

既定では、PowerShell ギャラリー(PSGallery)は PowerShellGet の信頼できるリポジトリとして構成されていないため、PSGallery を初めて使用した場合、以下のメッセージが表示されます。

信頼されていないリポジトリ
  • 信頼されていないリポジトリからモジュールをインストールしようとしています。
  • このリポジトリを信頼する場合は、Set-PSRepository コマンドレットを実行して、リポジトリの InstallationPolicy の値を変更してください。
  • ‘PSGallery’ からモジュールをインストールしますか?
  • [Y] はい(Y) [A] すべて続行(A) [N] いいえ(N) [L] すべて無視(L) [S] 中断(S) [?] ヘルプ (既定値は “N”):

上記メッセージが表示された場合、[Y ]はい(Y)または [A] すべて続行(A)を入力し、[Enter] キーを押します。

4. “Import-Module MicrosoftTeams” を入力し、[Enter] を押します

Windows PowerShell:"Import-Module MicrosoftTeams" を入力し、[Enter] を押します。
Windows PowerShell:”Import-Module MicrosoftTeams” を入力し、[Enter] を押します。

“Import-Module MicrosoftTeams” を入力し、[Enter] を押します。

“Microsoft Teams PowerShell モジュール” のインストールが完了します。

5. “Connect-MicrosoftTeams” を入力し、[Enter] を押します。

Windows PowerShell:"Connect-MicrosoftTeams" を入力し、[Enter] を押します。
Windows PowerShell:”Connect-MicrosoftTeams” を入力し、[Enter] を押します。

“Connect-MicrosoftTeams” を入力し、[Enter] を押します。

6. [+ 別のアカウントを使用する] をクリック

Windows 11:[+ 別のアカウントを使用する] をクリック
Windows 11:[+ 別のアカウントを使用する] をクリック

“アカウントにサインイン” のウィンドウが表示されたら、[+ 別のアカウントを使用する] をクリックします。

アカウントにサインイン
  • アカウントを選択する
  • [+ 別のアカウントを使用する]

7. “メール、電話、Skype” にグローバル管理者の UPN(メール アドレス)を入力し、[次へ] をクリック

Windows 11:"メール、電話、Skype" にグローバル管理者の UPN(メール アドレス)を入力し、[次へ] をクリックします。
Windows 11:”メール、電話、Skype” にグローバル管理者の UPN(メール アドレス)を入力し、[次へ] をクリックします。

“メール、電話、Skype” にグローバル管理者の UPN(メール アドレス)を入力し、[次へ] をクリックします。

アカウントにサインイン
  • サインイン
  • [メール、電話、Skype]
  • アカウントをお持ちではない場合、[作成] できます。
  • [アカウントにアクセスできない場合]
  • [戻る] [次へ]

8. グローバル管理者の UPN(メール アドレス)の PW(パスワード)を入力し、[サインイン] をクリック

Windows 11:グローバル管理者の UPN(メール アドレス)の PW(パスワード)を入力し、[サインイン] をクリック
Windows 11:グローバル管理者の UPN(メール アドレス)の PW(パスワード)を入力し、[サインイン] をクリック

“パスワード” にグローバル管理者の UPN(メール アドレス)の PW(パスワード)を入力し、[サインイン] をクリックします。

アカウントにサインイン
  • パスワードの入力
  • [“パスワード”]
  • [パスワードを忘れた場合]
  • [サインイン]

9. “パスワード” を入力し、[サインイン] をクリック

Windows 11:"パスワード" を入力し、[サインイン] をクリック
Windows 11:”パスワード” を入力し、[サインイン] をクリック
Windows 11:"パスワード" を入力し、[サインイン] をクリック
Windows 11:”パスワード” を入力し、[サインイン] をクリック

“パスワードの入力” 画面にて、”パスワード” を入力し、[サインイン] をクリックします。

10. Microsoft Teams との接続が完了したことを確認

Microsoft Teams との接続が行えた場合、以下の値が返されます。

Windows PowerShell: Account ------- ***@.onmicrosoft.com Environment ----------- AzureCloud Tenant ------ ********-****-****-****-************* TenantId -------- ********-****-****-****-*...
Windows PowerShell:Microsoft Teams との接続が完了
  • Account
  • ——-
  • Environment
  • ———–
  • Tenant
  • ——–
  • TenantId
  • ——–
***@.onmicrosoft.com
AzureCloud
********-****-****-****-************
********-****-****-****-*…

11. “Import-Csv C:\temp\NewTeam.csv | Foreach {New-Team -DisplayName $_.DisplayName -MailNickname $_.MailNickname -Visibility $_.Visibility -Owner $_.Owner }” を入力し、実行

Windows PowerShell:"Import-Csv C:\temp\NewTeam.csv | Foreach {New-team -DisplayName $_.DisplayName -MailNickname $_.MailNickname -Visibility $_.Visibility -Owner $_.Owner }" を入力し、実行
Windows PowerShell:”Import-Csv C:\temp\NewTeam.csv | Foreach {New-team -DisplayName $_.DisplayName -MailNickname $_.MailNickname -Visibility $_.Visibility -Owner $_.Owner }” を入力し、実行

“Import-Csv C:\temp\NewTeam.csv | Foreach {New-Team -DisplayName $_.DisplayName -MailNickname $_.MailNickname -Visibility $_.Visibility -Owner $_.Owner }” を入力し、[Enter] を押して、コマンドレットを実行します。

  • ※ 上記コマンドレットの実行例では、C ドライブ直下の temp フォルダー内に作成した “NewTeam.csv” を読み込み、チームの一括作成を行っています。
  • コマンドレットの実行の完了および作成したチームの情報の反映までには、時間を要する場合があります。

12. コマンドレットの実行により、チームが作成されるまで待つ

コマンドレットの実行により、以下のようなチームが作成された結果が返されるまで待ちます。

Windows PowerShell: GroupId ------- ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ ********-****-****-****-************ DisplayName ----------- Side 1 Side 2 Side 3 Side 4 Side 5 Side 6 Side 7 Von Braun Granada Visibility ---------- Public Private Private Private Private Public Private Public Archived -------- False False False False False False False False False MailNickName ------------ Side_1 Side_2 Side_3 Side_4 Side_5 Side_6 Side_7 Von_Braun Granada Description ----------- Side 1 Side 2 Side 3 Side 4 Side 5 Side 6 Side 7 Von Braun Granada
Windows PowerShell:コマンドレットの実行により、チームが作成されるまで待ちます。
  • GroupId
  • ——-
  • DisplayName
  • ———–
  • Visibility
  • ———-
  • Archived
  • ——–
  • MailNickName
  • ————
  • Description
  • ———–
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • ********-****-****-****-************
  • Side 1
  • Side 2
  • Side 3
  • Side 4
  • Side 5
  • Side 6
  • Side 7
  • Von Braun
  • Granada
  • Public
  • Private
  • Private
  • Private
  • Private
  • Public
  • Private
  • Public
  • Public
  • False
  • False
  • False
  • False
  • False
  • False
  • False
  • False
  • False
  • Side_1
  • Side_2
  • Side_3
  • Side_4
  • Side_5
  • Side_6
  • Side_7
  • Von_Braun
  • Granada
  • Side 1
  • Side 2
  • Side 3
  • Side 4
  • Side 5
  • Side 6
  • Side 7
  • Von Braun
  • Granada

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