【OS シェア 2014年11月】OS X 10.10 Yosemite のシェアが大幅上昇!
- 2014/12/31
デスクトップ OS のシェア、2014年11月分の Net Applications のデータを見て行きましょう。2014年11月は、リリースされて 1ヶ月程度が経過した OS X 10.10 Yosemite の影響のためか、先月に続いて OS X のシェアが増加しています。
それでは、デスクトップ OS シェアから見ていきましょう。
1.OS シェア
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | Windows | 91.48% | ↓ | |
2. | Mac | 7.27% | ↑ | |
3. | Linux | 1.25% | ↓ |
2014年11月の各 OS のバージョンを無視したデスクトップ OS シェアは、先月に続いて Windows と Linux が減少しています。一方で、OS X 微増しています。ただし、OS 全体の Windows のシェアは、90% を越えており、Windows が支配的な位置にあることは変わりません。
そして、こちらはデスクトップ OS のバージョン別シェアの内訳になります。
2.バージョン別 OS シェア
順位 | バージョン別 OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows 7 | 56.41% | ↑ | |
2. | Windows XP | 13.57% | ↓ | |
3/ | Windows 8.1 | 12.10% | ↑ | |
4. | Windows 8 | 6.55% | ↑ | |
5. | OS X 10.9 Mavericks | 2.79% | ↓ | |
6. | OS X 10.10 Yosemite | 2.66% | ↑ | |
7. | Windows Vista | 2.65% | ↓ | |
8. | Linux | 1.25% | ↓ | |
9. | Mac OS X 10.6 Snow Leopard | 0.68% | ||
10. | Mac OS X 10.8 Mountain Lion | 0.50% |
2014年11月では、Windows 7 のシェアが増加傾向を維持しており、ついに 56% を越えています。一方、減少傾向を続けているサポートの終了した Windows XP が 13.57% まで減少しており、ついに 15% を切っています。この減少傾向が続けば、2014年12月の OS シェアでは一桁台まで落ちる可能性もありえると思います。一方で、最新の Windows 8.1 や Windows 8 のシェアも増加しています。
ただし、これだけシェアを減らしてくると 2014年の年末商戦および初売りの購買需要が乏しい可能性もあります。今年の年末年始のシェアに対する影響に注目して行きたい所です。
一方、OS X のシェアは、最新バージョンの OS X 10.10 Yosemite が台頭してきています。一方、OS X 10.9 Mavericks のシェアは減少しています。そのため、2014年12月には OS X 10.10 Yosemite が、OS X のバージョン別シェアで最も多くなると思われます。
ただし、OS 全体のシェアで見れば、OS X のシェアは、わずか 7.27% 程度となり市場への影響力は限定的と考えられます。
当サイトでもお伝えしている Windows XP は、Microsoft のサポートが既に終了しており、セキュリティーの脆弱性の修正などが行われなくなっています。サポートの終了した Windows XP は、セキュリティの修正などが行われなくなるため、ボットネット構築目的のマルウェア感染や踏み台マシンとしての利用されるリスクが高くなります。まだ、ご利用中の方は早急に買い換えを行うことをお勧めします。
ちなみに、実は BootCamp で Windows 8.1 を私も利用していますが、リリース当初から言われたほどの悪い OS というものでも無いと思います。確かに、以前の Windows とは UI(ユーザーインターフェース)が異なるために慣れるまでに時間がかかるかもしれません。ただ、タブレット、スマートフォンなどの直感的な操作感が増しているという部分もあり、使い始めれば慣れると思います。また、起動時間も非常に早いのでストレスも感じにくいです。個人的には、言われるほど悪い OS じゃないなと思っています。
関連リンク
- Net Applications:Net Applications