【AirMac】AirMac Time Capsule（5th Generation）Overview

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　今年の「WWDC」で、外観も含めてメジャーアップデートが行われた「AirMac Time Capsule」。名称も従来の「Time Capsule」から「AirMac Time Capsule」へ変更されました。さらに、その外観上からは、一見「AirMac Extreme」と区別がつきにくいものとなっています。今回は、発表された同製品について見てみましょう。

　まずは、旧モデルとの比較を行ったのが下記一覧になります。

AirMac Time Capsule（旧製品との比較）

発売	2011年6月		2013年6月
型番	MD032J／A	MD033J／A	ME177J／A	ME182J／A
価格	26,400円	44,400円	29,800円	39,800円
ストレージ容量	2TB	3TB	2TB	3TB
ワイヤレス	IEEE 802.11a／b／g／n		IEEE 802.11a／b／g／n／ac
最大無線出力	450Mbps		1.3Gbps
アンテナ	4		6 ビームフォーミングアンテナアレイ
周波数帯域	2.4GHz 及び 5GHz（同時デュアルバンド）
ユーザー数	50
ポート	ギガビット Ethernet WAN ポート ×1 ギガビット Ethernet LAN ポート ×3 USB 2.0 ポート ×1
サイズ	幅：197mm 奥行：197mm 高さ：36.3mm		幅：98mm 奥行：98mm 高さ：168mm
重量	1.6kg		1.48kg	1.56kg

1.IEEE 802.11ac 対応

　ついに Apple の純正無線 LAN ルーター「AirMac Time Capsule」も最新の無線規格 IEEE 802.11ac に対応しました。データ転送速度は、これまでの IEEE 802.11n 規格の時よりも最大3倍にあたる 1.3Gbps となりました。さらに、多くのデータの転送が可能な 80MHz のチャンネルに対応しているので、チャンネル帯域幅も2倍になっており、既にお持ちの IEEE 802.11a／b／g／n のデバイスの接続速度も最大限に発揮することができます。

2.ビームフォーミングアンテナアレイ搭載！

　新しい「AirMac Time Capsule」では、ビームフォーミングアンテナアレイ機能を搭載しました。これまでの、無線 LAN ルーターのように全方位に均等な Wi-Fi　信号を送るのではなく、IEEE 802.11ac 対応デバイスがどこにあるのかを感知して、「AirMac Time Capsule」が、そのデバイスに向かって信号を送ってくれます。そのため、これまでより快適な無線 LAN 環境を構築することができます。

3.デザインを一新！

　新しい「AirMac Extreme ベースステーション」はデザインを一新！より性能を引き出すために背の高い形状に変更し、アンテナを最上部に配置してあります。また、アンテナ本数も6本（2.4GHz 対応3本、5GHz 対応3本）に増加しています。

4.底面積を 75% 削減！

　新しくなった「AirMac Time Capsule」は、より広くデスクのスペースを使えるようにサイズを「AirMac Express」や「Apple TV」と同一サイズに変更。これまでよりも 75% 近い底面積を縮小させています。また、このスリムなサイズの中に電源を内蔵し、ギガビット Ethernet LAN ポートを3つ、ギガビット Ethernet WAN ポートを1つ、USB 2.0 を1つ搭載させています。

5.ワイヤレスに自動バックアップができる！

　「AirMac Time Capsule」では、OS X の「Time Machine」機能を使えば設定も手軽に行うことができます。しかも、一度設定しておけば、ワイヤレスに Mac のバックアップ作成を行うことができます。ストレージ容量も、最大 2TB と3TB と用意されているので、お好みの方を選ぶことができます。

　さらに、最新の「AirMac Time Capsule」は、IEEE 802.11ac に対応しているので、ワイヤレス接続機能が高速になった分、従来の「Time Capsule」よりもバックアップ作成の時間が最大50%近く高速になっています。