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株式会社エミライが、2024 年 1 月 19 日（金）に同社の取扱う Fiio Electronics より、旭化成エレクトロニクス（AKM）のフラッグシップセパレート DAC システム “AK4191EQ + AK4499EX” を搭載したハイパフォーマンス DAC 内蔵ヘッドフォンアンプヘッドフォンアンプ “K9 AKM” をリリースすることを発表しています。

“K9 AKM” は最上位モデルである “K9 Pro ESS” と共通の設計を採用しており、”THX – AAA788+” アンプ回路やデュアルクロック管理技術、ADC ボリュームコントロールといった主要設計や技術については継承しながらも、DAC チップをはじめとしたコンポーネントを変更することでパフォーマンスをなるべく維持しながらも、低価格化を実現したモデルになります。

価格は、約 89,100 円（税込）となります。

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・“K9 AKM” には、旭化成エレクトロニクス（AKM）のフラッグシップ DAC “AK4191EQ + AK4499EX” を採用しています。
この DAC システムは、デジタルフィルターとデジタルシグマ変調を担当する “AK4191EQ” とアナログ DAC を担当する “AK4499EX” からなるセパレート DAC 方式になります。
デジタル処理とアナログ処理という性質のまったく異なる機能をチップレベルで分離することに加えて、抵抗素子の個体差を平準化する “DWA Routing Technology” を組み合わせることで、チップレベルの S／N 比を向上させています。
先代フラッグシップモデルからの数値的な改善のみならず、質感の表現までこだわり抜いた新世代の DAC システムになります。

FiiO と THX と共同開発した “THX AAA 788+” ヘッドフォンアンプ回路を搭載

・“K9 AKM” には、信号の増幅時に発生する歪みを補正する、高品質なフィードフォワード技術を備えた “THX – AAA 788+” アンプ回路を搭載しています。
この回路は、信頼性の高いピュアなサウンドを提供することを理想に掲げて設計された “THX – AAA 788” 回路をベースに回路をベースに Fiio と THX が共同開発したアンプ回路になります。
このアンプ回路を左右のチャンネル当たり 1 基ずつ、合計 2 基搭載することで、低歪みながら 32 Ω 負荷時には最大 2,000 mW、300 Ω 負荷時に最大 780 mW の高出力を両立しています。

DAC 部からヘッドフォンアンプ部までの完全バランス設計を実現

・“K9 AKM” のオーディオ回路は、DAC からボリュームコントロール、ヘッドフォンアンプに至るまで、左右のチャンネルで分けられた回路に差動信号の入力を徹底するフルバランス構成になっています。
また、オーディオ回路は “DAC、ローパスフィルター”、”ボリュームコントロール”、”バッファーアンプ”、”プリアンプ”、”ヘッドフォンアンプ” の 6 ブロックに分けられ、据え置き製品らしい雄大さと細やかなディテール表現を両立したサウンドを実現するために、各ブロックごとに入念に設計されています。
さらに、基板上においても主要な処理を行う部分ごとに分離、最適化してレイアウトすることによって、悪影響をおよぼす相互干渉が極限まで排除され、信号忠実性の高い高品質な音楽再生を実現しています。

XMOS 製 “XUF208” と二系統の超高精度水晶発振器を搭載

・“K9 AKM” には、USB デコードチップに XMOS 製の “XUF208” を採用しています。
このチップを搭載することで PCM は最大 768 kHz／32 bit、DSD は最大で DSD 512 のデコード能力を備えており、入力されたソースに対して常に最適なクロックを選択するデュアルクロック管理技術によって、信号忠実性の高い高品質な D／A コンバートを実行します。

高音質の源となるクリーンな電源供給設計

・“K9 AKM” の内部に搭載する電源トランスは、4 つの 4,700 uF 大容量コンデンサーと組み合わせられ、内部のオーディオ回路にクリーンな電源供給を行います。
また、デジタル部とアナログ部の各回路にそれぞれ独立した電源供給を行うことで、音質に悪影響をおよぼす電源ノイズを抑制すると共に各ブロック間の相互干渉を抑制します。
さらに、回路上の各ブロックには低ノイズ LDO によってクリーンな状態に保たれ、それぞれ適切な量に昇圧された電力を供給しています。
この徹底した電源供給設計によって、高い S／N 感と重厚な音像表現を実現します。

微細な音量調整を実現する ADC ボリュームコントロール機能を搭載

・“K9 AKM” には、音量調整のために ADC ボリュームコントロール機能が採用されています。
この方式では、音楽信号を流した可変抵抗を直接操作するアナログボリューム方式とは異なり、ボリュームノブの回転変化量を AD 変換した値に基づいてボリューム IC を制御することによって音量調整を行います。
120 段階の細やかな音量調整が可能としながらも、アナログボリュームの問題点でもある左右の音量差やノイズを排除することに成功しました。

あらゆる用途に対応する豊富な入出力端子を搭載

・“K9 AKM” には、豊富な入出力端子が搭載されているので、コンピューター（Mac、Windows）との接続だけに留まらず、様々なデジタルデバイスと接続して高音質なオーディオ体験を楽しむことや、既に所有しているオーディオシステムの一部として手軽に組み込むことができます。
・デジタル入力：USB Type – C 端子、USB Type – B 端子、同軸デジタル端子、角型光デジタル端子、Bluetooth® ワイヤレス
・アナログ入力：4.4 mm バランス端子、RCA ライン端子
・ヘッドフォン出力：4 ピン XLR バランス端子、4.4 mm バランス端子、6.35 mm ヘッドフォン端子
・ライン出力：RCA ライン端子、3 ピン XLR バランス端子

Qualcomm® 製 SoC “QCC5124” を搭載し、LDAC、aptX HD、aptX Adaptive などの高音質ワイヤレス Bluetooth® オーディオコーデックに対応

・“K9 AKM” には、Qualcomm® 製の Bluetooth® SoC “QCC5124” を搭載することで、LDAC や aptX HD、aptX Adaptive といった高品質な Bluetooth® コーデックに対応する Bluetooth® レシーバーとしても利用できます。
高い情報量と低遅延の両方を満たすワイヤレス接続が行える “K9 AKM” は音楽を楽しむだけではなく、より没入感の高いゲームや映像体験をも実現します。

視覚的にもわかりやすい、入力設定表示と各設定スイッチ

・前面の INPUT ボタンを操作することで各入力の切り替えを行うことができます。
なお、ボタンを押すと設定に対応する LED が点灯し、現在の入力設定を示します。
※ アナログ入力端子の両方に接続がある場合、4.4 mm バランス入力端子が優先されます。
・OUTPUT スイッチを操作することで 3 つの出力モードの切り替えを行います。
LO：背面のライン出力のみが有効になります。
ボリュームレベルを調整することはできません。
PRE：背面のライン出力のみが有効になります。
ボリュームレベルを調整することができます。
PO：前面のヘッドフォン出力のみが有効になります。
ボリュームレベルを調整することができます。
本体前面の GAIN スイッチを操作することで、ハードウェアゲインを High（高）、Medium（中）、Low（低）の 3 段階から調整することができます。
これにより、接続するヘッドフォンの能率に合わせてゲインを調整することで、常に快適な音量レベルで音楽を楽しむことができます。

きらびやかな RGB インジケーターライトを搭載

ボリュームノブを囲むように備え付けられた RGB インジケーターライトは、再生しているファイルのサンプリングレートや接続に使用している Bluetooth® コーデックをカラフルに表示します。

UAC 1.0 と UAC 2.0、接続モードを自由に切り替え

・“K9 AKM” は、UAC 1.0 規格と UAC 2.0 規格、両方の規格での接続に対応しているため、家庭用ゲームコンソール等も含めた様々なデバイスとの接続互換性を持っています。
接続モードの切り替えは、スマートフォン向けにリリースされている “FiiO Control” アプリケーション上から手軽に行うことができます。

“FiiO Control” アプリケーションと連携することで、より細かい設定が行えます。

・スマートフォン向けにリリースされている “FiiO Control” アプリケーションを “K9 AKM” と連携することで、デジタルフィルターや様々なイコライザー機能、チャンネルバランスの変更に LED 表示の設定等をユーザー一人ひとりの好みに合わせて設定することができます。
※ イコライザー機能は、Bluetooth® 接続時のみ有効となります。

安心して使えるインテリジェント保護機能