【FiiO】音楽の繊細さや音圧の強弱の変化までを忠実に再現するヘッドフォンアンプ “FiiO K9 Pro ESS” をリリース！

2022/04/09

Masahiro

株式会社エミライが、2022 年 4 月 15 日（金）に同社の取扱う Fiio Electronics より、“K9 Pro LTD” の基本コンセプトを踏襲しつつも DAC チップを AKM 製 “AK9038PRO” から ESS 製 “ES9038PRO” に変更した小型かつ軽量で高性能な USB DAC 内蔵ヘッドフォンアンプ “K9 Pro ESS” をリリースすることを発表しています。

価格は、約 129,250 円（税込）となります。

・Fiio では初めてとなる ESS Technology 製のフラッグシップ DAC チップ “ESS9038PRO” をデュアル構成で採用しており、PCM 384 kHz／32 bit、DSD256（Native）再生に対応しています。
1 基あたり 8ch 分の DAC チップを搭載する DAC チップを左右のオーディオチャンネルにそれぞれ 1 基ずつ搭載するデュアル構成が採用されており、本来別々に機能する 8 ch 分の回路を全て片チャンネルのためだけに使用することで、非常に高い出力を持ちながらも “K9 PRO” と比較しても S／N 比が 123 dB から 129 dB へと向上しています。
また、THD+N も 0.0003 % 以下から 0.00025 % 以下へと向上しているので極めて低ノイズかつ歪みのないオーディオ再生を実現しています。

FiiO と THX の共同開発による “THX AAA 788+” ヘッドフォンアンプ回路を 2 基搭載

・”THX AAA 788+” 回路は、”THX AAA 788″ 回路をベースに Fiio と THX が共同開発したアンプ回路隣、高能率から低能率までのあらゆるヘッドフォン再生で理想的なディテールとダイナミクスをもたらします。
なお、左右チャンネルあたり 1 基ずつの合計 2 基搭載された “THX AAA 788+” ヘッドフォンアンプ回路は、オリジナルの “THX AAA – 788” アンプ回路と比較しても 50 % 以上の増加した出力を持ちながらも放熱効率も向上しています。
これにより、ハイインピーダンス負荷を駆動する際には、最大 52 Vpp を出力することができるだけでなく、ローインピーダンス負荷を駆動する際には、2,100 mW（バランス出力時）まで歪みなく出力するポテンシャルを備えています。

DAC 部からアンプ部に至るまで、完全バランス設計を実現

・4 チャンネル DAC、4 チャンネルボリューム調整と 4 チャンネルアンプそれぞれに作動信号を流す完全バランス設計が徹底されています。
この完全バランス設計により、各コンポーネント間の干渉を最小限に抑えて、音楽の繊細さや音圧の強弱の変化を忠実に再現し、圧倒的な音質を実現します。

最新世代 XMOS チップと 2 系統の超高精度水晶発振器でジッターを極限まで抑制するデュアルフェムトクロック構成

・最新世代の XMOS チップ “XUF208” は、デュアルモードの管理技術をサポートしています。
また、USB および Bluetooth® のデコーディングでは、アシンクロナス動作のデュアルフェムトクロックが採用されているので、光デジタル信号および同軸デジタル信号のでコードでは高精度 PLL クロックが使用されます。
これらの精密なクロックマネジメントシステムによって、あらゆる種類のデジタル入力に対して最適なクロックをアサインできるので、いかなる再生ソースであっても利用的jな DA コンバート環境を構築します。

低ノイズ、低歪みを徹底したピュアな信号伝達を実現する基板分離レイアウト

・オーディオ信号は、I／V 変換部、LPF フィルター部、ボリュームコントロール部、バッファーアンプ部、プリアンプ部、アウトプットアンプ部といった緻密に設計された 6 段の回路を経て出力されます。
これらの各回路では基板内での鑑賞を最低限にしながら、信号経路を最適化する分離レイアウトを採用し、オーディオ信号の低ノイズ、低歪みを担保しています。

低ノイズ、高安定性、高耐久性を実現したセパレート設計電源回路

・デジタル部とアナログ部の電源を完全に分離することで、両回路間の干渉を効果的に遮断します。
これにより、各部に最適化された純度の高いクリーンな電源を供給することで、高い S／N 比と低域の力感を伴った理想的な再生を実現します。

最新の音楽フォーマット “MQA” の Renderer 機能を搭載

“MQA Renderer” 機能に対応しているので、MQA コアデコードに対応する機器と組み合わせることで、CD クオリティーに格納されたハイレゾオーディオデータを展開して、MQA の理想とする音質で聴くことができます。

Qualcomm® 製 SoC “QCC5124” を搭載し、LDAC、aptX HD、aptX Adaptive などの高音質ワイヤレス Bluetooth® オーディオコーデックに対応

・Bluetooth® 用に Qualcomm® 製 SoC “QCC5124” を搭載し、LDAC、aptX HD、aptX Adaptive などのフォーマットに対応しています。
また、”QCC5124″ は、ゲームやビデオで必要とされる低遅延とハイレゾリューションオーディオで必要とされる高ビットレートの両方を満たす信頼性と高速性を兼ね備えた Bluetooth® 接続を実現しています。

微細な音量調節を可能とする ADC ボリュームコントロール機能搭載

・ADC ボリュームコントロール方式による音量調整機構を採用しているので、一般的なボリュームの可変抵抗に直接音楽信号を流して抵抗の増減で音量調整を行うのと異なり、ノブの回転変化量を AD 変換した値に基づいてアナログボリューム IC を制御することにより音量調整を行います。
また、可変抵抗で問題となる左右の音量差（ギャングエラー）を排除しながらも、デジタルボリュームにありがちなダイヤル操作による感覚とのズレを低減し、ボリュームノブを回す人間の感覚に配慮した直観的な音量調整が可能となっています。

高感度イヤフォンから低能率ヘッドフォンまで最適な音量調整を可能にする、3 段階のゲイン切り替え機能

・ハイゲイン、ミディアムゲイン、ローゲインの 3 つのゲインを切り替えることでユーザーのヘッドフォンやイヤフォンに最適なサウンドをもたらします。
なお、ピュアハードウェアゲイン回路の採用により、高感度ヘッドフォンでローゲインにした場合でもダイナミックレンジと音楽性は損なわれずに様々なリスニング環境に適応します。

XLR 4 ピン／4.4 mm 両対応のバランスヘッドフォン出力のほか、DAC／プリアンプとしても利用可能な豊富な入出力端子

・XLR 4 ピン、4.4 mm 対応のバランスヘッドフォン出力のほか、DAC、プリアンプとしても利用可能な豊富な入出力を搭載しています。
※ 正面：XLR 4 ピン、4.4 mm バランスヘッドフォン出力、6.35 シングルエンドヘッドフォン出力
背面：USB B 端子、4.4 mm バランスライン出力、RCA ライン入力、同軸デジタル入力、光デジタル入力、XLR バランスライン出力、RCA ライン出力
側面：USB Type – C ポート
※ USB B 端子よりも優先されます。

各種設定を操作可能な “FiiO Control App” に対応

Bluetooth® Low Energy（BLE）に対応しているので、Bluetooth® モードでないときでも FiiO Control アプリケーションを利用して、チャンネルバランスやスリープタイマーなどの機能をいつでもコントロールすることができます。

ゴールドフィニッシュのステンレス製ボリュームノブとサンドブラストアルミニウム合金ボディによる精悍な外装仕上げ

・“K9 Pro ESS” の筐体には、オールアルミニウム合金にブラックアルマイト処理とサンドブラスと加工が施されており、高い質感を実現しています。
また、直観的に操作が行えるようにボタン類はわかりやすく配置され、スムーズな操作が行えます。
さらに、ステンレススチール製のボリュームノブには、”K9 Pro LTD” のシルバーフィニッシュからゴールドフィニッシュへの変更が施され、本学をコントロールする際の高級感も演出しています。
なお、ボリュームノブを囲む RGB インジケーターライトは、再生中のサンプリングレートに応じて異なる色で転倒します。

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