【アップデート情報】Microsoft が、2014 年 6 月の “月例セキュリティー リリース” を公開
- 2014/06/06
Microsoft が、2014 年 6 月 10 日(日本時間:2014 年 6 月 11 日)の “月例セキュリティー リリース” の事前通知について公開しました。
2014 年 6 月のセキュリティー リリースは深刻度が最も高い “緊急” が 2 件、上から 2 番目の “重要” が 5 件の合計 7 件となっています。
なお、“Microsoft Word” や “Microsoft Office”、”Internet Explorer(IE)” の脆弱性の修正も予定されています。
目次
- 1. セキュリティー情報
- 2. Microsoft 関連記事一覧
- 3. コメントを残す
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セキュリティー情報
セキュリティー情報 ID
最大深刻度
脆弱性の影響
再起動の必要性
セキュリティー情報タイトルおよび概要
影響を受けるソフトウェア
Critical
Remote Code Execution
再起動が必要
- “Internet Explorer” のセキュリティー更新プログラム(2969262)
- このセキュリティー更新プログラムは、公開されている 2 つの脆弱性と、”Internet Explorer” の 57 個の非公開で報告された脆弱性を解決します。
- これらの脆弱性の中で最も深刻なのは、ユーザーが “Internet Explorer” を使用して特別に細工された Web ページを表示した場合にリモートでコードが実行される可能性があります。
- 攻撃者がこれらの脆弱性を悪用した場合、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。
- システムに対するユーザー権限が少ないほどアカウントが構成されているユーザーは、管理者権限を使用して操作するユーザーよりも影響を受けにくい可能性があります。
Microsoft Windows、Internet Explorer(IE)
Critical
Remote Code Execution
再起動が必要
- Microsoft Graphics コンポーネントの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2967487)
- このセキュリティー更新プログラムは、”Microsoft Windows”、”Microsoft Office” および “Microsoft Lync” で非公開で報告された 2 つの脆弱性を解決します。
- この脆弱性により、ユーザーが特別に細工されたファイルまたは Web ページを表示した場合に、リモートでコードが実行される可能性があります。
- システム上でアカウントのユーザー権限が少なく構成されているユーザーは、管理ユーザー権限で作業するユーザーに比べて、受ける影響は少ない可能性があります。
Microsoft Windows、Microsoft Office、Microsoft Lync
重要
リモート コード実行
再起動が必要な場合があります
- “Microsoft Word” の脆弱性により、リモート コードが実行される(2969261)
- このセキュリティー更新プログラムは、“Microsoft Word” で非公開で報告されたページ コンテンツっをターゲットの “SharePoint Server” に送信した場合に、リモート コードが実行される可能性があります。
- 攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性があります。
- システムに対するユーザー権限が少ないほどアカウントが構成されているユーザーは、管理者権限を使用して操作するユーザーよりも影響を受けにくい可能性があります。
Microsoft Office
重要
情報の開示
再起動が必要な場合があります
- “Microsoft XML Core Services” の脆弱性により、情報漏えい(2966061)
- このセキュリティー更新プログラムは、”Microsoft Windows” で非公開で報告された脆弱性を解決します。
- この脆弱性により、ログオンしているユーザーが、”Internet Explorer(IE)” を介して “Microsoft XML Core Services(MSXML)” を呼び出すように特別に細工された Web サイトにアクセスした場合、情報漏えいが起こる可能性があります。
- ただし、いずれの場合も攻撃者はユーザーにそのような Web サイトへのアクセスを強制する方法はありません。
- 代わりに、攻撃者は、通常、ユーザーに電子メール メッセージまたはインスタント メッセンジャー要求内のリンクをクリックさせ、ユーザーを攻撃者の Web サイトの誘導する必要があります。
Microsoft Windows
重要
情報の開示
再起動が必要な場合があります
- “Microsoft Lync Server” の脆弱性により、情報漏えい(2969258)
- このセキュリティー更新プログラムは、”Microsoft Lync Server” で非公開で報告された脆弱性を解決します。
- この脆弱性により、ユーザーが特別に細工された会議 URL をクリックして Lync 会議に参加しようとした場合に、情報漏えいが起こる可能性があります。
Microsoft Lync Server
重要
サービス拒否
再起動が必要な場合があります
- TCP プロトコルの脆弱性により、サービス拒否(2958732)
- このセキュリティー更新プログラムは、”Microsoft Windows” で非公開で報告された脆弱性を解決します。
- この脆弱性により、攻撃者が特別に細工された一連のパケットをターゲット システムに送信した場合、サービス拒否が起こる可能性があります。
Microsoft Windows
重要
改ざん
再起動が必要な場合があります
- リモート デスクトップの脆弱性により改ざん(2969259)
- このセキュリティー更新プログラムは、”Microsoft Windows” で非公開で報告された脆弱性を解決します。
- この脆弱性により、攻撃者がアクティブなリモート デスクトップ プロトコル(RDP)セッション中のターゲット システムと同じネットワーク セグメントにアクセスし、特別に細工された RDP パケットを対象システムに送信した場合、改ざんが起こる可能性があります。
- 既定では、RDP はどの Windows オペレーティング システムでも有効になっていません。
- RDP が有効になっていないシステムは危険にさらされません、
Microsoft Windows
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関連リンク
- ・2014 年 6 月のマイクロソフト セキュリティ情報の概要|Microsoft Learn:https://learn.microsoft.com/ja-jp/security-updates/SecurityBulletinSummaries/2014/ms14-jun
- ・2014 年 6 月のセキュリティ情報(月例)- MS14 – 030 ~ MS14 – 036|MSRC Blog|Microsoft Security Response Center:https://msrc.microsoft.com/blog/2014/06/2014-6-ms14-030-ms14-036/
- ・Microsoft – クラウド、コンピューター、アプリ & ゲーム:https://www.microsoft.com/ja-jp