【レビュー】林檎派が、Surface Laptop レビュー ♪ Mac ユーザーも魅了するプレミアムブランド Laptop PC!
- 2017/10/15
2.13.5 inch PixelSense ディスプレイ vs. Retina ディスプレイ
ディスプレイの解像度は、1 inch あたりの密度という点でいうと 206ppi になるので、MacBook の 226ppi と比較すると若干落ちます。ただ、このクラスの解像度まで来ると見比べてもほとんど分からないと思います。
むしろ、個人的には Windows の Web ブラウザーなどで表示した時の文字フォントの汚さ・・・。こちらの方が、Mac ユーザーには気になるよ!
Windows 7 などの頃から比較すれば、ずっと良くなっているとは思いますが、フォントというこだわりにおいては Apple が長年こだわり続けてきた macOS の特徴と言えるのかと思います。とはいえ、このフォントに関してになると気になる人は気になるという類のものなので、あまり関係ないと思う方も多いというところなので、優れているとい言えないポイントですね。
ただ、今後のシステムアップデートなどの面などで文字フォントの改善も行ってもらいたいな・・・。
1.180度開かないけど・・・タッチ操作対応
「Surface Laptop」のディスプレイもタッチパネル対応になっているので、別売の Surface Pen の利用も可能。
ただし!この製品、どんなに頑張っても上記のような角度が限界点になります。
ちょっと、この開閉度だとイラストを描いたり、メモ書きなどするツールとしての活躍させるにはキツい・・・。せっかく、タッチ対応するのであれば、最低 180° には対応して欲しかった。この点には、かなりの消化不良な中途半端さを感じてしまったので改善して欲しいポイントですね。せっかくのタッチパネルがもったいない!
3.Surface Pro よりも安定感は高く MacBook よりも安定したキー!
Surface Pro では、Alcantara® 素材を採用しつつ取り外しの可能なデタッチャブル型のキーボードでした。ただし、取り外しができるというメリットがある一方で、Fn キー側へ行くほど空間が空いています。そのため、キー入力の際にキーボードが若干沈んで戻るなどのたわむような特徴がありました。そのため、長文などの入力の際に安定しない感じがあり、長文などの入力の際に若干のストレスを感じる印象です。
一方の「Surface Laptop」のキーボードは、同じ Alcantara® 素材にポリウレタンコーティングを施し、底面もテーブルなどと接地することで安定性が高まっています。また、キーボード入力時に手を置くトラックパッド脇のパームレスト部分は、若干のざらつきを感じる独特の質感になっています。持ち歩きのしやすいサイズの Laptop PC(ノート PC)タイプの場合、トラックパッドの利用率が高くなると思います。こういった場面では、長時間の入力時にパームレストに手を置いておくことが増えるので、こういったストレスの感じにくい質感は重要だなと感じました。
※ お借りした時期が冬になるため、夏の時期など湿度が高くなる時期の感覚は気になるところ。
キーストロークは、約 1.5mm。一方の MacBook のキーストロークは非公開。
ただ、入力比較を行ってみると一目瞭然で体感できます!浅い!とにかく浅い!キー入力を行なっている感覚が得られない印象です。特にレビューの際に使用した私物のモデルは、改良が施される前の第 1世代のバタフライキーボードになります。キーストロークが浅いことでブラインドタッチがやりにくく、トラックパッドが大きくなったことでキー入力中に誤操作してしまうことが増えたなという印象です。
※ 慣れてくるとある程度の入力ミスが減ってきます。ただし、それでも 1分間あたりの入力文字数は短くなったなと感じています。
なお、第 2世代以降でのバタフライキーボードではバネを入れることで改良を施しており、初代 MacBook と比較してもキーストロークの感覚は改善しています。
それでも、実際にキー入力しているなと感じるストローク感は「Surface Laptop」の方が良いなと思いました。
強いていうならば、パンタグラフ式のためキーストロークの際に端の方を押さえた時の安定性では、バタフライキーボードの方が優れているなと感じます。これでキーストロークが確保されていれば文句がないのですが・・・。
ただ、キーボードというものはほとんどのユーザーが意識していないものかもしれません。でも、実際に買い換えてみたあとに文字を入力していくうちに・・・あれ?ちょっと違うな思いがちなポイントかもしれません。さらに、この辺りはユーザーによって好みや慣れなどがかなりの影響を与えているので難しいところかなと思います。
ちなみに、発表当初にも話題になっていた Delete キーと電源ボタンの 2ヶ所の位置ですが、Backspace(Mac の場合、Delete)を多用する筆者としては全く気になりませんでした。ただ、文字入力の際に Delete キーを利用するユーザーには慣れが必要かなと思います。
https://www.microsoft.com/ja-jp/surface/devices/surface-laptop/overview