【OS シェア 2014年12月】Linux のシェアのみのシェアが上昇!
- 2016/01/05
デスクトップ OS のシェア、2014年12月分の Net Applications のデータを見て行きましょう。2014年12月は、これまでの流れとは一変し、Windows のシェアと OS X のシェアが共に減少しています。一方で、Linux が上昇するといった珍しい OS シェアの動向を見せています。
それでは、デスクトップ OS シェアから見ていきましょう。
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h5>1.OS シェア
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | Windows | 91.32% | ↓ | |
2. | Mac | 7.02% | ↓ | |
3. | Linux | 1.66% | ↑ |
なお、2014年12月も Windows のシェアは 90% を超えているため、その支配的なシェアを握っていることには変わりがありません。ただ、逆に言える点では、支配的なシェアを持っているからこそ、ウィルス/マルウェア等の悪質なアプリケーションなどが多くなるため、少しでもセキュリティーレベルを上げて、自己防衛を行いリスクを減らすということも必要ということを意味します。
そして、こちらはデスクトップ OS のバージョン別シェアの内訳になります。
2.バージョン別 OS シェア
順位 | バージョン別 OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows 7 | 55.68% | ↓ | |
2. | Windows XP | 18.26% | ↑ | |
3. | Windows 8.1 | 9.49% | ↓ | |
4. | Windows 8 | 4.03% | ↓ | |
5. | OS X 10.10 Yosemite | 3.21% | ↑ | |
6. | Windows Vista | 2.90% | ↑ | |
7. | OS X 10.9 Mavericks | 2.05% | ↓ | |
8. | Linux | 1.34% | ↑ | |
9 | Mac OS X 10.6 Snow Leopard | 0.69% | ↑ | |
10. | OS X 10.7 Lion | 0.55% | ↓ |
2014年12月では、全体的に Windows のシェアが落ちた珍しい傾向の月になりました。唯一、Windows Vista のみが増加しています。一方で、Windows 7 やサポートの終了した Windows XP に至っては 10% 台まで減少しました。この減少傾向が続けば、2015年1月の OS シェアでは一桁台まで落ちる可能性もあると思います。なお、最新の Windows 8.1 や Windows 8 のシェアも減少しています。一方で、Windows Vista のみが増加するという希少な月となりました。
一方、OS X のシェアは、最新バージョンの OS X 10.10 Yosemite が OS X 10.9 Mavericks を超えたシェアを確保しています。一方、先月と同様に OS X 10.9 Mavericks のシェアは減少しています。また、最新の OS X 10.10 Yosemite にアップデートするためかアップデートするための最低システム条件の一つである OS X 10.6 Snow Leopard が増加しています。
ただし、OS 全体のシェアで見れば、OS X のシェアは、わずか 7.27% 程度となり市場への影響力は限定的と考えられます。
当サイトでもお伝えしている Windows XP は、Microsoft のサポートが既に終了しており、セキュリティーの脆弱性の修正などが行われなくなっています。そのため、サポートの終了した Windows XP は、ボットネット構築目的のマルウェア感染や踏み台マシンとして利用されるリスクが高くなります。まだ、ご利用中の方は早急に買い換えを行うことをお勧めします。
関連リンク
- Net Applications:http://www.netmarketshare.com/