かなり遅くなりましたが、恒例としてお伝えしていたデスクトップ OS のシェアの公開されている2014年2月分の Net Applications のデータを見て行きましょう。2014年2月の OS シェアは、再び Windows のシェアが増加していますが OS X のシェアは維持、Linux が減少するという結果になっています。ただし、Windows XP のサポート終了がアナウンスされている中でも、シェアが継続して増加する結果になっています。
それでは、デスクトップ OS シェアから見ていきましょう。
OS シェア
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | Windows | 90.84% | ↑ | |
2. | Mac | 7.68% | ||
3. | Linux | 1.48% | ↓ |
一方、2014年2月の各 OS のバージョンを無視したデスクトップ OS シェアでは、OS X 以外の OS が減少しました。
一方、こちらはデスクトップ OS のバージョン別シェアの内訳になります。
バージョン別 OS シェア
順位 | バージョン別 OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows 7 | 47.31% | ↓ | |
2. | Windows XP | 29.53% | ↑ | 微増 |
3 | Windows 8 | 6.38% | ↓ | |
4. | Windows 8.1 | 4.30% | ↑ | 増加 |
5. | OS X 10.9 Mavericks | 3.48% | ↑ | 6. | Windows Vista | 3.1% | ↓ | 減少 |
7. | Linux | 1.48% | ↓ | |
8 | Mac OS X 10.6 Snow Leopard | 1.40% | ↑ | |
9 | OS X 10.8 Mountain Lion | 1.32% | ↓ | 減少 |
バージョン別に見て行くと、Windows 7 がほぼ半数近いシェアを確保するもののサポート終了になるはずの Windows XP が 30% 近くのシェアをキープしたままの状態になっています。一時、Windows XP のシェアは下落傾向が続いていたものの、2014年1月から再度上昇してきています。なお、最新 OS である Windows 8 系は Windows 8.1 への移行が進んでいると思われます。
一方、OS X は最新版である OS X 10.9 Mavericks への移行が行われており、酷評され続けた Windows Vista のシェアを超えて第5位にまで上昇するなど健闘しています。とはいえ、Windows 7 と Windows XP だけでもシェアの 8割弱を占めているため、この2つの OS の高い影響力が想像できます。
なお、既にサポート終了となっている Windows XP は、セキュリティーの脆弱性の修正などが行われなくなります。まだ、Windows XP の OS で利用されている方は早々に買い替えをお勧めします。また、次世代の iPhone や iPad などのサポート OS から排除される可能性があります。当サイトで Windows XP を利用しているユーザーは、できるだけ早期に最新の OS X Mavericks や Windows 8.1 を搭載した製品に買い替えましょう。
関連リンク
- Net Applications:Net Applications