【News】「定額制サービスの利用実態調査 2016」【定額制音楽配信サービス編】
- 2016/05/15
MMD 研究所と株式会社コロプラが、スマートフォン向けのインターネットリサーチサービス「アンケートで貯まる!スマートアンサー」による共同調査「定額制サービスの利用実態調査」を実施しています。
今回の調査は、2016年4月11日〜 2016年4月13日の期間中に行われ、有効回答数は 1,725人となっています。また、これらの内訳として定額制動画配信サービス利用者が 646人、定額制音楽配信サービス利用者 703人、定額制電子書籍読み放題サービス利用者は 376人となっています。
1.定額制サービスの利用経験
スマートフォンを所有する 8,271人に事前調査として定額制サービスの利用経験について確認し、「現在利用している」、「過去に利用したことがある」を合わせて計算。
- 定額制音楽配信サービス:24.6%
- 定額制動画配信サービス:22.1%
- 定額制電子書籍読み放題サービス:15.3%
2.定額制音楽配信サービス
1.利用したことのある定額制音楽配信サービス
- 1.LINE MUSIC – 音楽聞き放題、シェアし放題(ラインミュージック):36.3%
- 2.Apple Music:29.3%
- 3.AWA Music – 音楽聴き放題(アワミュージック):24.0%
- 4.Prime Music:20.9%
- 5.Google Play Music:18.9%
- 6.d ヒッツ:13.4%
- 7.うたパス:10.5%
- 8.レコチョク Best(レコチョクベスト)- 音楽聴き放題アプリ:10.2%
- 9.KKBOX – 4000曲が持ち歩ける音楽聴き放題アプリ music:6.1%
- 10.スマホで USEN – 音楽聴き放題アプリ!:4.3%
- 11.モンスターチャンネル:2.4%
- 12.その他:6.7%
現在利用している 703人に利用したことのある定額制音楽配信サービスを確認すると「LINE MUSIC – 音楽聞き放題、シェアし放題(ラインミュージック)」が最も多くなっています。次に、「Apple Music」、「AWA Music – 音楽聴き放題(アワミュージック)」とのこと。
2.メインで利用している定額制音楽配信サービス
- 1.LINE MUSIC – 音楽聞き放題、シェアし放題(ラインミュージック):20.8%
- 2.Apple Music:17.8%
- 3.Prime Music:17.4%
- 4.Google Play Music:10.2%
- 5.AWA Music – 音楽聴き放題(アワミュージック):8.8%
- 6.d ヒッツ:5.8%
- 7.うたパス:5.1%
- 8.レコチョク Best(レコチョクベスト)- 音楽聴き放題アプリ:4.8%
- 9.KKBOX – 4000曲が持ち歩ける音楽聴き放題アプリ music:2.1%
- 10.スマホで USEN – 音楽聴き放題アプリ!:1.8%
- 11.モンスターチャンネル:0.3%
- 12.その他:5.7%
メインで利用している定額制音楽配信サービスになると、「LINE MUSIC – 音楽聞き放題、シェアし放題(ラインミュージック)」、「Apple Music」、「Prime Music」の順番となり、「AWA Music – 音楽聴き放題(アワミュージック)」が、5番手に入れ替わってるとのこと。
ユーザー層では、「Prime Music」、「Apple Music」、「Google Play Music」が社会人の率が高く、一方の学生層では、「LINE MUSIC – 音楽聞き放題、シェアし放題(ラインミュージック)」、「Apple Music」、「Google Play Music」と若干異なっている模様。また、専業主婦層では、Prime Music、「レコチョク Best(レコチョクベスト)- 音楽聴き放題アプリ」、「LINE MUSIC – 音楽聞き放題、シェアし放題(ラインミュージック)」、「Apple Music」が、同率となるといった結果が出ています。また、全体では下位に位置する「レコチョク Best(レコチョクベスト)- 音楽聴き放題アプリ」の利用ユーザーが、主婦層では極めて高いのが特徴的になっています。
3.定額制音楽配信サービス利用状況
- 1.有料配信サービスを「無料トライアル」で利用:57.2%
- 2.有料配信サービスを有料で利用:42.8%
メインで利用している程学生音楽配信サービスの利用状況では、全体の 57.2% がお試し期間である「無料トライアル」で利用していることが判明。特に学生では 73.0% と比率の高さが目立つ結果になっています。一方、専業主婦 58.0%、社会人 42.2% とおおよそ半数程度となっています。これからの課題は、「無料トライアル」で終わることなく課金をユーザーを増やしていくかといったところと考えられます。特に、「無料トライアル」の比率の高い学生の取り込みは大きいでしょう。
4.メインで利用している定額制音楽配信サービスの期間
利用期間では、「〜 1ヵ月未満」が 25.3% と最も多く、「1ヵ月 〜 3ヵ月未満」が 21.3%。Apple Music などの「無料トライアル」期間が 3ヵ月ということから考えると、ほぼ半数近くが「無料トライアル」期間ということになっています。
関連リンク
- 定額制サービスの利用実態調査:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1559.html
- MMD 研究所 スマートフォン、タブレットを中心に消費者動向をリサーチする調査機関:https://mmdlabo.jp