【News】Swift 2 を正式にオープンソース化へ!
- 2015/12/08
Apple が、プログラミング言語「Swift 2」のオープンソース化を発表しています。
2015年の WWDC にて、「Swift 2」を年内にオープンソース化することを発表しており、これに伴い、ソースコードや各種詳細は、新しく開設されたコミュニティーサイト「Swift.org」を参照してください。
1.Developer(デベロッパー)の貢献が、Swift の改良を促進し、より多くのプラットフォームでの利用が可能になります!
「Swift 2」をオープンソース言語として、アプリケーションデベロッパーから教育機関や大企業の Developer(デベロッパー)まで、幅広い分野の才能ある Developer(デベロッパー)が、Swift の新しい機能と最適化に貢献できるようになり、Swift を新たなコンピューティングプラットフォームとしても使えるようにする手助けをすることができるようになります。
これまで、2014年に発表された Swift は、史上最も速く広がっているプログラミング言語であり、高性能で効率のよいコンパイル言語と人気の高いスクリプト言語のシンプルさと対話性を合わせ持っていました。Apple は、技術文書、コミュニティリソースや Swift のソースコードが DL(ダウンロード)できるリンクなどを含む、Swift オープンソースに関する詳細な情報を提供する「Swift.org」という Web サイトを立ち上げています。
Apple のソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのクレイグ・フェデリギは、「Swift をオープンソースにすることで、デベロッパーコミュニティ全体が、このプログラミング言語に貢献し、これまで以上に多くのプラットフォームで使えるようにする手助けをすることができます。Swift のパワーと使いやすさは新しい世代にコーディングへの興味を持たせ、本日の発表によって、彼らは、モバイルデバイスからクラウドまで、どこにでもアイディアをもたらすことができるようになります」とコメントしています。
Swift は、次世代の最先端ソフトウェアを製作するために必要な自由と能力をデベロッパーに与える、強力で直感てkなプログラミング言語となっています。Swift は、これまでコーディングをしたことがない人でも手軽に学び、使うことができます。また、スクリプト言語と同じくらい表現力に満ち、楽しい、初めてのシステムプログラミング言語です。安全性を念頭に設計された Swift はまた、よくあるプログラミングエラーのカテゴリー全体を取り除いています。
なお、Swift のオープンソースコードは GitHub から入手することができ、これには、iOS、OS X®、watchOS そして tvOS™ などを含む、Apple のすべてのプラットフォームはもとより、Linux のサポートも含まれています。提供されるコンポーネンツには、Swift コンパイラ、デバッガ、標準ライブラリ、基本ライブラリ、パッケージマネジャーそして REPL が含まれています。また、Swift は人気のある Apache 2.0 オープンソースライセンスの下でライセンスされ、ランタイムライブラリ例外が付いているため、ユーザは簡単に Swift を独自のソフトウェアに組み込んで、この言語を新しいプラットフォームに移植することができます。Swift に関するより詳しい情報およびコミュニティリソースへのアクセスについては、「Swift.org」をご覧ください。
関連リンク
- Apple (日本) – Apple Press Info – Apple、Swiftをオープンソースとしてリリース:http://www.apple.com/jp/pr/library/2015/12/03Apple-Releases-Swift-as-Open-Source.html
- Swift.org – Welcome to Swift.org:https://swift.org
- Swift – Apple(日本):http://www.apple.com/jp/swift/