今や老舗の Dropbox、Apple の iCloud を含め見近になりつつある、いわゆるクラウドと言われているもののお話。そもそもクラウドとは何なのか?そして、現在主流となっているクラウドサービスの大まかな比較を見てみたいと思います。個別のサービスについては、また別の機会にご紹介したいと思います。
そもそも、「クラウド」とは直訳すれば「雲」なわけですが、自分のデータを PC やスマートフォンなどのローカル上に保存するのではなく、インターネット上に保存する使い方のことを言います。自宅、会社、外出先など様々な環境の PC やスマートフォンなど、どこからでもデータの閲覧、編集、アップロードができるといったメリットがあります。また、仕事関連の人や友人など特定の相手とのファイルの共有を行うといった仕事の効率化を図れるツールでもあります。
また、このシステムによって、ユーザーが用意すべき最低限の接続環境(PC、スマートフォンやタブレットなどのデバイス、デバイス上で動くブラウザやアプリ、インターネット環境)だけで済むため、余分なコストがかからなくて済むといったメリットがあります。
では、主要なクラウドサービスの違いを見ていきたいと思います。
主要クラウドサービス比較表
サービス名 | ||
---|---|---|
iCloud | Google Drive | |
無料ストレージプラン | 5GB | 5GB |
有料ストレージプラン |
5GB(年間1,700円) 25GB(年間3,400円) 50GB(年間8,500円) |
25GB(月額$2.49) 100GB(月額$4.99) 200GB(月額$9.99) 400GB(月額$19.99) 1TB(月額$49.99) 2TB(月額$99.99) 4TB(月額$199.99) 8TB 16TB(月額$799.99) |
同期 | ○ | ○ |
共有 | ○ | ○ |
クライアントソフト | – | ○(Mac、Windows) |
Web アプリ | ○ | ○ |
iPhone アプリ | – | ○ |
Android アプリ | – | ○ |
Windows Phone | – | – |
今回、主要なクラウドサービスとして取り上げたのは、Apple の iCloud、Google の Google Drive、Microsoft の SkyDrive、そして、老舗のクラウドサービスメーカー Dropbox 社の Dropbox と SugarSync の5つを取り上げました。Apple が提供している iCloud の場合、ドキュメントのファイルなどの同期などで自由度が少ない面があるため他のクラウドサービスとは異なる特徴を持っています。ただ、現状の iOS デバイスと Mac などの Apple 製品間での連絡帳同期など非常に便利なものでもあります。
また、現状のサービス内容の有料ストレージを利用した場合、Google Drive が 25GB でも $2.49 と抜きに出てコストパフォーマンスに優れており、最大 16TB のストレージも利用できる点から抜きに出ている形になっています。 ただ、Microsoft の SkyDrive の場合、Office との親和性も高いためビジネスユーザー向けに使い勝手がいいのも捨てておけません。また、Dropbox の場合、無料ストレージが 2GB であり、ストレージ容量が他社と比べて少ないといったデメリットも存在しています。それぞれ、特徴を持っていますので、使い分けるのが賢い使い方とも言えると思います。細かな使用感については別の機会にご紹介します。
関連リンク
- ・iCloud:
- ・iCloud: iCloud:https://www.apple.com/jp/icloud/