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【iCloud】iCloud サービスを利用する前に理解しておくべきこと!②

トラブルシューティング

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 前回に続いて、「iCloud」サービスを快適に利用する上で理解しておいて欲しいことをご説明したいと思います。前回もご説明した通り、Apple では iOS デバイスなどのデータや「iCloud」サービスのデータの消失に対しては責任を負いません。そんな訳は無いと思われる方もいるかもしれませんが、実際に「iCloud」サービスの利用規約を読んでみると書かれていたりします。
 

iCloud TERMS AND CONDITIONS

 

1.「iCloud」の利用規約

 

1.お客様コンテンツのバックアップ

 
 お客様は、お客様が本サービスを通じて保存し、またはアクセスする重要なドキュメント、画像その他のコンテンツについては、自身のコンピュータその他のデバイスにバックアップする責任を有します。Apple は、本サービスを提供するに当たって、合理的な技能および相当の注意を払うものとしますが、本サービスを通じてお客様が保存しまたはアクセスするコンテンツに、故意でない損害、破損または損失が生じないことを保証し、または担保するものではありません。
 
 実は、上記のような形でしっかりと書いてあるんです。要約すると「一応、注意深く消えないように頑張って提供するけど絶対消えないとは言えないから消えちゃったらごめんね。だから、iCloud でバックアップがあるからと言って安心していて、もしデータが消えてもこっちでは責任取れないからこっちのせいにしないで、他のコンピュータでもちゃんとバックアップを取ってね。」ということをいっています。
 

 

2.このクラウドサービスの弱点をついた出来事

 
 2012年には、このクラウドサービスの弱点を突いた出来事が起きています。いわゆる Gizmodo 乗っ取り事件と呼ばれている出来事です。昨年、IT 関連のブログメディアの大手「GIZMODO」の元記者の「iCloud」アカウントが乗っ取られた出来事です。これがきっかけで 「Gizmodo」 の Twitter アカウントが乗っ取られたのです。詳しくは、こちらでは取り扱いませんが、この事件をきっかけにして Apple のセキュリティーレベルが上がったのは確かです。しかし、もし仮に自分のアカウントが乗っ取られて連絡帳を全て消された場合、当然ですが連携している全てのデバイスの連絡帳が消えます。これは言わずもがなですが・・・。
 
 これを聞けば、その危険性についてはご理解いただけましたか? 「iCloud」サービスというのは他のデバイスにプッシュで変更をかけてくれるので非常に便利です。それを利用している筆者も否定はしません。ただ、万が一にも自分のアカウントが「Gizmodo」の元記者のように乗っ取られた場合、こういったリスクを負うことを理解しておきましょう。それを理解して利用すれば、そのサービスに使われるといった心配もなくなります。
 
 とかく、日本人は皆持っているからと集団心理で購入することが多い分、「iCloud バックアップ」ってので大丈夫なんでしょ?と理解せず使っていることが多いと思われ、その危険性は増していると思います。
 
 また、「iCloud」のサービス利用において注意すべき点はデータの所有権の問題もあります。クラウドサービス全般的に言えることにはなりますが、実際に物体として持つものではないため所有権というものが非常に曖昧になっています。言うなれば、制限的所有権といえばいいのでしょうか?下記文章は、利用規約の抜粋になります。
 

 

3.Apple プライバシーポリシー

 
 お客様は、本サービスを利用されますと、Apple のプライバシーポリシーに従って、お客様およびお客様による本サービスの利用に関して一定の情報が収集されることおよび利用されることを承認し、同意したものとされることを了解します。お客様はさらに、Apple が、お客様に本サービスおよびその諸機能を提供することを目的として、お客様のアカウントおよびこれに登録されたデバイスまたはコンピュータに関連して情報を収集し、利用し、送信し、処理し、および維持する場合があることを承認し、同意します。お客様が本サービスを利用される際に Apple が収集する情報には、Apple の製品およびサービスのサポート、改良および強化のために Apple が利用し得る、お客様の利用に係る技術上または診断上の情報が含まれる場合もあります。詳細については、http://www.apple.com/jp/privacy/ にある当社のプライバシーポリシーの完全版をお読みください。お客様はさらに、Apple、その関連会社および/またはこれらのサービス提供者による保存、処理および利用のために、当該情報が米国および/またはその他の国に転送される場合があることを了解し、同意します。なお、ヨーロッパ経済領域(EEA)の加盟国に居住する個人に関しての個人情報は、アイルランドのコークにある Apple Distribution International およびイギリスのアクスブリッジにある Apple UK Limited により共同で管理されますので、ご注意ください。
 

 

4.お客様からの使用許諾

 
 Apple は、当社よりお客様に使用許諾するマテリアルを除き、本サービスにおいてお客様から投入されたまたは利用可能な状態にされたマテリアルおよび/またはコンテンツについて所有権を主張しません。ただし、お客様が当該コンテンツを共有することを承認した公衆その他のユーザからアクセス可能な本サービスの領域にそのコンテンツを投入し、または掲示されますと、お客様は、お客様に対しいかなる対価または義務を負うこともなしに、そのコンテンツが投入されたまたは利用可能な状態にされた目的に限り、本サービスにおいてそのコンテンツを利用し、頒布し、再現し、修正し、翻案し、出版し、翻訳し、公演し、および公表する、世界的な使用料無料の非独占的な使用許諾を Apple に付与されたものとします。お客様は、お客様が投入しまたは掲示したコンテンツが、お客様単独の責任に帰するものであること、他者の権利を侵害しもしくはこれに抵触するものでなく、もしくは法律に違反するものでなく、侵害その他不法な行為を促進しもしくは奨励するものでなく、またはその他猥褻なもの、好ましくないものもしくは下品なものでないことに同意します。公衆その他のユーザからアクセス可能な本サービスの領域に当該コンテンツを投入しまたは掲示されますと、お客様は、お客様が当該マテリアルの所有者であることおよび/またはその頒布に必要なすべての権利、使用許諾および承認を得ていることを表明しているものとします
 
 さすが、米国企業というべきでしょうか?利用規約をしっかり読んでいくと細かく規定されていたりします。要約すると「このサービスを利用すると Apple は一定の情報は収集しますよ。ただ、ユーザーが投入したマテリアルやコンテンツについては所有権を主張しませんよ。」と書いてあります。この「所有権を主張しません。」という言葉が厄介ともいえます。裏を返せば、一言もユーザーに所有権があるとは言ってないのです。あくまで「Apple は所有権を主張はしないけど放棄したわけでもないからね。」とも取れる文言になっています。
 
 ちなみに、「iCloud」をビジネスユースで利用されている方もいらっしゃいますが、基本的にこれを Apple は認めていません。あくまで私的利用目的に設計してるものです。こちらも利用規約に書いてありますからご注意ください。
 

 

5.お客様のアカウント

 
 本サービスの登録ユーザとして、お客様は、アカウントを開設することができます。お客様のアカウント情報を第三者に開示しないでください。お客様は、お客様のアカウントの秘密およびセキュリティの維持ならびにお客様のアカウント上でまたはお客様のアカウントを通じて生じるすべての活動について単独で責任を負い、また、お客様のアカウントについてセキュリティ侵害があれば直ちに Apple に通知することに同意するものとします。お客様はさらに、本サービスが個人による私的利用を目的として設計されたものであり、お客様のアカウントおよび/またはパスワードの詳細を他人と共有すべきでないことを認め、同意するものとします。Apple は、当社が合理的な技能を行使しかつ相当の注意を払う限り、お客様がこれらの条件に従わなかったことによるお客様のアカウントの不正利用に起因するいかなる損失についても、一切責任を負いません。
 
 こういった形で、「iCloud」サービスに関する利用規約は細かく規定されています。ちょっとした時間を使って、一度は必ず読んでおきましょう。利用規約などの長い文章になるとほとんど読まずに「同意する」を選択しちゃいますが、読んでみると面白い発見がある時もありますよ。
 

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