【Mercury】”iOS 8″ のベクター画像ベースの素材集 “iOS 8 Illustrator vector UI Kit” を公開

2014/10/03
Masahiro
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“OS X Daily” が、Mercury が “iOS 8” の GUI（グラフィカルユーザーインターフェース）のベクター画像ベースの素材集 “iOS 8 Illustrator vector UI Kit” を公開していることを報じています。

なお、”iOS 8 Illustrator vector UI kit” の利用には “Adobe Illustrator CC” が必要になります。

1. “iOS 8 Illustrator vector UI Kit” について
2. “iOS 8” の概要
3. “iOS 8” のポイント
4. ソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント “Craig Federighi（クレイグフェデリギ）” のコメント
5. “iOS 8” の対応デバイス
6. Mercury 関連記事一覧
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“iOS 8 Illustrator vector UI Kit” について

iOS 8 Illustrator vector UI Kit

このアイテムは、“Adobe Illustrator CC” 以降と互換性があります。

Pixel Grid Alignment

このアイテムを px 単位で完璧に仕上げることに注力しました。
すべてのアセットがシャープでクリーンであるように、可能な限りすべてが px 状にあります。
これには、区切り線にストロークではなく、高さ 1 px、幅 1 px のボックスを使用することやアイコンを再描画する際にラスタービューを ON にすることなどが含まれ、可能な限り正確性に期しています。
また、変形パレットの [新規オブジェクトをピクセルグリッドに整合] は、コーナー R やアイコンに大きな影響を与えるため、あえて OFF にしています。

Grouping

アセットをつかんでアイテムにドラッグしたり、単独で編集したりするのが簡単なように、同じような要素をグループ化しています。
また、アイコンやその他のオブジェクトが px 上に配置されないように透明なボックスをグループ化しています。

Global Swatches

スウォッチパネルメニューを見ると、いくつかのグローバルスウォッチがあることに気づくでしょう。
※ 角に小さな白い三角形があるもの
これらのスウォッチのどれかを編集すると、すべてのカンプにその変更が反映されます。
※ 例えば、キーカラー
ユーザーのアプリケーションのユニークなカラーパレットにもとづいて要素をテーマ化するのに便利です。

Symbols

シンボルは最小限に抑えるようにしましたが、キーボードのボタンなどには 9 分割されたシンボルをいくつか使用していることに気づくでしょう。

“iOS 8” の概要

“iOS 8” は、よりシンプルで手早く直感的な UX（ユーザーエクスペリエンス）を実現し、[メッセージ] と [写真] の新機能、予測タイピング機能を備えた “QuickType™ キーボード”、”ファミリー共有” といった新機能を提供します。
また、健康やフィットネスに関するデータの概要を一覧できる新しい [ヘルスケア] アプリケーションや、どこからでもファイルの保管とアクセスを実現する “iCloud Drive℠” も備えています。
さらに、新たに 4,000 以上の API をデベロッパーに向けて提供する “iOS 8” では、主要な拡張機能や “HealthKit” および “HomeKit” などの堅牢なフレームワークをとおして、さらなう UX（ユーザーエクスペリエンス）のカスタマイズも行えるようになります。

“iOS 8” のポイント

より会話に没入できるようになった [メッセージ] アプリケーション

・[メッセージ] アプリケーションでは、より会話に没入できるようになります。
“Tap to Talk” 機能でユーザーの声を贈ることができ、さらに同様の操作で写真やビデオを共有することもできます。
これにより、会話を続けたままで一度に複数の写真やビデオを共有したり、それら全部を一か所からブラウズして選べます。
また、グループメッセージでは送信先を追加および削除できるようになり、都合の悪いときに邪魔されないようにしたり、会話から完全に外れるためのオプションも用意されています。
なお、[メッセージ] アプリケーション内で自分の現在地を “一時間単位”、”一日単位”、あるいは “無期限” で期限を選んで共有することもできます。

指先にパワフルな編集機能をもたらす [写真] アプリケーション

・[写真] アプリケーションは、ユーザーの指先にパワフルな編集機能をもたらします。
斜めになった写真でも自動的に傾きを補正したり、スマート写真ツールを使って光と色をスワイプひとつですばやく調整できます。
さらに細かく調整できるように露出、明るさ、コントラスト、ハイライト、シャドウなどを補正する各ツールも用意されています。
デベロッパーは、内蔵の [写真] アプリケーションが使っているのと同じ強力なフレームワークに “PhotoKit” をとおしてアクセスできるほか、拡張性のための API をとおして、オリジナルのフィルター効果や編集ツールを [写真] アプリケーションの中で提供できるようになります。

より賢くパーソナライズされた新しい予測タイピング

・Apple の “QuickType キーボード” にもちいられる新しい予測タイピングは、より賢くパーソナライズされたものになり、テキストの受信者が誰か、入力中のアプリケーションは何か、といった現在の状況をインテリジェントに効力してタイピングを予測します。
また、”QuickType キーボード” はユーザーのコミュニケーションのスタイルを理解して、そのユーザーのお気に入りのフレーズを候補に挙げるので、文章全体を数回のタップで入力することができます。
なお、キーボードの学習結果はそのデバイス上で暗号化され、クラウドに送信されるようなことはなく、プライバシーも保持されます。
“iOS 8” では、他社製キーボードにも対応するので、デベロッパーは新しいレイアウトや独自のインプットメソッドをシステムワイドに利用できるようにして、ユーザーの選択肢を提供できます。

健康に関する様々なアプリケーションやフィットネスデバイスからの情報を一箇所で見られるようになる [ヘルスケア] アプリケーション

・新しい [ヘルスケア] アプリケーションでは、健康に関する様々なアプリケーションやフィットネスデバイスからの情報を集めて、現在の概要をわかりやすく一箇所で見られるようにします。
デベロッパーには、”HealthKit API” をとおして、健康やフィットネスに関するアプリケーションを互いにコミュニケーションできるようにする機能が提供します。
ユーザーの許可のもと、各アプリケーションは他のアプリケーションから取得した特定の情報を利用して、ユーザーが自分の健康やフィットネスをより包括的に管理する手段を提供できるようになります。
例えば、ユーザーは “MyFitnessPal”、“RunKeeper”、“Strava” などのアプリケーションを使って自分のフィットネスの計測値を集めてチェックすることができます。
クリニック等を運営する医療機関は、患者が利用する “Mayo Clinic”、”Epic’s MyChart” といったアプリケーションをとおしてデータを共有してもらうことで、それをモニターできるようになります。
なお、これらのアプリケーションは “Duke Medicine”、”Stanford Children’s Health／Stanford Medicine“、さらにその他の医療機関でも採用される予定です。

家電製品を安全かつシームレスに連携させることができ、効率よく管理できるようにする “HomeKit”

・”HomeKit” は家電製品を安全かつシームレスに連携させることができ、照明、サーモスタット、ドアロック、車庫の扉などを効率よく管理できるようになります。
“HomeKit” は、共通のプロトコルをとおして、家の中にある個々のデバイスあるいは一組のデバイスを安全に組み合わせて、それらを簡単に制御できるようにします。
また、”Siri®” と組み合わせれば、ユーザーが “おはよう” と言うだけで、特定の部屋の照明を点灯させ、サーモスタットに温度を調節させたり、車庫の扉を開けるといった一連の動作を同時に実行できるようになります。

家族メンバー同士の連絡やコンテンツの共有がよりいっそう簡単になる “ファミリー共有”

・”iOS 8″ の “ファミリー共有” では、家族メンバー同士の連絡や購入したコンテンツの共有がよりいっそう簡単になります。
また、家族用の共有フォトストリームや共有カレンダーを作成すれば、家族メンバー全員が自動的につながった状態になるほか、家族のメンバーの居場所やデバイスの在りかを知るためのオプションも用意されています。
家族メンバーは、各人が “Apple Music（旧称：iTunes®）”、”Apple Books（旧称：iBooks®）”、”App Store” で購入したコンテンツを許可されている範囲でブラウズして DL（ダウンロード）することもできます。
なお、子どもの “Apple Account（旧称：Apple ID）” は保護者のユーザーが作成できますが、この場合、”ファミリー共有” するコンテンツの購入には “Ask to Buy” 機能を通じた保護者によるオンラインの許可が必要になります。

・“iCloud Drive℠” では、あらゆるタイプの書類を安全に保管し、アクセスして編集することができます。
ある 1 台のデバイス上で書類を編集すると、その最新バージョンは、その他のデバイス – iOS（iPhone、iPad、iPod touch）、コンピューター（Mac、Windows）、“iCloud（www.icloud.com）” で利用できるようになります。
また、“iCloud Drive℠” ではアプリケーション間の連携も新しいものとなり、同一のファイルに対して複数のアプリケーションからシームレスにアクセスして作業できるようになります。

かつてないレベルにまで高める “iOS 8” と “OS X® 10.10 Yosemite” との連携機能

・”iOS 8″ と “OS X® 10.10 Yosemite” との連携機能は、Mac と iOS（iPhone、iPad、iPod touch）を併用する際の使い勝手をかつてないレベルにまで高めます。
iPhone や iPad は、Mac がそばにあるとき、”Handoff” 機能により、1 台のデバイスで始めた作業をそのまま別のデバイスに引き継がせることができます。
また、”Instant Hotspot” 機能は、iPhone のホットスポットを Wi-Fi ネットワークへの接続と同じくらい簡単に使うことができます。
これまで、iPhone にだけ表示されていた SMS や MMS のメッセージが手元のすべてのデバイスのメッセージにも表示されるようになります。
また、Mac から直接 SMS または、MMS メッセージを送信したり、Mac をスピーカーフォンとして使って iPhone で通話をしたりすることもできます。

“iOS 8” のその他の機能

・エンタープライズ向けのセキュリティー機能強化および管理機能の向上：主な内蔵アプリケーションに対するデータ保護レベルの拡大、メールにおけるスレッド通知の設定といった、仕事効率化のための新機能、ユーザーに対するデバイスの校正及び管理に関する通知方法の改善、モバイル化する組織のための新しい IT モデルのサポート強化。
・”iOS 7″ の美しいインターフェースの改良となるデザイン面の向上、インタラクティブな通知機能、主な [連絡先] へのクイックアクセス、インテリジェントな入力候補、メールの受信箱と下書きの間の簡単な切り替え。
・”Spotlight®” 検索の候補の拡張やデバイス上の情報だけでなく、“Wikipedia” の記事、近隣の場所に関連する内容、ニュース記事なども検索結果に反映。

・”iOS 8 SDK” は 4,000 以上の新しい API を備え、デベロッパーに、これまでなかったような驚きに満ちた新しいアプリケーションを開発するための能力を提供します。
この SDK には、新しい共有オプション、ウィジェット、カスタムアクション、ドキュメント API を含む、”iOS” の主要な拡張機能が含まれます。
・”Touch ID™ API” により、アプリケーション内部のユーザー認証を安全に実行できるようになります。
“iOS 8” のゲーム体験は新しいグラフィックステクノロジーの “Metal™” でさらに向上し、ゲーム専用機レベルの 3D ゲームをモバイルデバイスで実行できるようになります。
・”iOS 8″ に含まれる “CloudKit” は、クラウドで完結するスケーラブルなバックエンドソリューションをデベロッパーに提供するので、サーバーコードを書いたり、サーバーを
保守する必要がなくなります。
“Swift™” が提供するのは高速かつモダンでインタラクティブな “iOS” および “OS X®” のためのパワフルな次世代のプログラミング言語で、デベロッパーがより安全で信頼性の高いコードを書くのを手助けします。

130 万本以上のアプリケーションを提供している “App Store”

iPhone、iPad、iPod touch のユーザーは世界 155 か国で 130 万本以上のアプリケーションを提供している画期的な “App Store” にアクセスすることができ、”App Store” へのアクセス数は毎週 3 億以上に達しています。

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ソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント “Craig Federighi（クレイグフェデリギ）” のコメント

何億人ものユーザーに、“iPhone”、“iPad”、”iPod touch” の新しい使い方を提案するすばらしい新機能を備えた “iOS 8” を体験していただけることを非常にうれしく思います。
“iOS 8” はまた、デベロッパーにとっても、これまで実現できなかったようなすばらしい新しいアプリケーションを開発するための非常に優れた環境となります。

“iOS 8” の対応デバイス

iPhone

・iPhone 6、iPhone 6 Plus
・iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5
・iPhone 4s

iPad

・iPad Air
・iPad with Retina Display（4 th Generation）、iPad with Retina Display（3 rd Generation）
・iPad 2
・iPad mini with Retina Display、iPad mini（1 st Generation）

iPod touch

iPod touch（5 th Generation）