【Apple】”サファイア ガラス” を供給する “GT Advanced Technologies” 社が、”破産法” を申請

  • 2014/10/07
  • Masahiro

日本経済新聞 が、現地時間 2014 年 10 月 6 日(月)(日本時間:2014 年 10 月 7 日)に Apple にサファイア ガラスを供給する “GT Advanced Technologies” 社がニュー ハンプシャー州の連邦裁判所に “連邦破産法第 11 条(Chapter 11)” の適用を申請したことを報じています。

※ 連邦破産法第 11 条(Chapter 11):日本の “会社更生法” に相当

“GT Advanced Technologies” 社では、経営再建に取り組み、組織再編計画を策定する間も裁判所は従来通りの営業を承認してくれるものと見込んでいるとのことです。

目次
  1. 1. “GT Advanced Technologies” 社の連邦破産法第 11 条の適用申請について
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“GT Advanced Technologies” 社の連邦破産法第 11 条の適用申請について

  • Apple と “GT Advanced Technologies” 社は 2013 年 11 月に Apple 製品向けの “サファイア ガラス” の製造工場を共同で開設することで提携を結んでいました。
  • 2014 年 9 月に発表した “iPhone® 6” および “iPhone® 6 Plus” では、この “サファイア ガラス” を搭載したディスプレイが採用されるとの噂も出ましたが、いずれの製品においても “サファイア ガラス” 製のディスプレイの採用は見送られました。
  • “Bloomberg” などの複数のメディアによれば、これらの “iPhone” にサファイア ガラスが採用されなかったことが同社の経営に打撃を与えたものと見ています。
  • Apple が、”iPhone® 6″ および “iPhone® 6 Plus” を発表した後に投資家らに “GT Advanced Technologies” 社の株を売るよう勧めたアナリストは、””GT Advanced Technologies” 社は Apple に依存しすぎている” と指摘しているほか、””サファイア ガラス” の製造コストが Apple にとって高価すぎたか、あるいは “GT Advanced Technologies” 社の生産能力が Apple のニーズに応えられなかったのだろう” とコメントしているとのことです。
  • 一方、“Computerworld” では、”破産法適用の申請が “iPhone” と密接に関係しているとは思わない” とするアナリストの意見も紹介しています。
  • そもそも “サファイア ガラス” は “iPhone” のディスプレイ サイズに使用できる段階ではなく、”いずれは “iPhone” に搭載することを目指しているかもしれないが、しばらくは “iPhone” に搭載することは計画していなかった” と見ているとのことです。
  • なお、Apple が 2015 年にリリースされる予定のウェアラブル デバイス “Apple Watch” には “サファイア ガラス” が採用されています。


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