【Apple】従業員の多様性に関するデータのページ “Inclusion & Diversity” を公開

  • 2014/08/13
  • Masahiro

Apple が、同社の従業員の多様性に関する公式ページ “Inclusion & Diversity” を公開しています。

同サイト内では Apple の従業員の男女構成比は男性が 70 % に対して、女性が 30 %、米国での人種構成比は白人が 55 %、アジア系が 15 %、ヒスパニックが 11 %、黒人が 7 % になっています

なお、CEO(最高経営責任者)である “Tim Cook(ティム クック)” は同社の多様性には満足しておらず、改善する方向で取り組みを行っているとのことです。

目次
  1. 1. A Message from Tim Cook.(ティム クックからのメッセージ)
  2. 2. 人口統計データ
  3. 3. Apple 関連記事一覧
  4. 4. コメントを残す
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A Message from Tim Cook.(ティム クックからのメッセージ)

  • Apple は、約 98,000 人の従業員が人々の生活を変えるプロダクトへの情熱を共有しています。
  • 私たちは、”Inclusion(インクルージョン)” がイノベーションを生み出すものと深く信じています。
  • 私たちの多様性の定義は、人種、性別、民族といった従来のカテゴリーを遥かに超えています。
  • 性的嗜好、退役軍人の地位、障がいの有無など、通常は測定されない個人の資質も含まれます。
  • 私たちが何者であるか、どこから来たのか、そして何を経験してきたかは、問題の捉え方や問題解決の方法に影響を与えます。
  • 私たちは、その多様性を祝福し、投資することを信じています。
  • Apple は透明性を重視しており、私たちは社内の人種と性別の構成に関する統計を公開しています。
  • しかしながら、私は CEO(最高経営責任者)として、この数字には満足していません。
  • この数字は Apple にとっては目新しいものではないし、改善するためにも長期間にわたって努力してきました。
  • 私たちは常に前進しており、プロダクト開発と同様にダイバーシティーの推進に追いても革新的であることを約束します。
  • “Inclusion & Diversity” は、私が Apple に在籍している間もずっと重要視してきたことであり、CEO(最高経営責任者)としても最優先事項のひとつでもあります。
  • 私は、Eddy Cue(エディー キュー)や Angela Ahrendts(アンジェラ アーレンツ)、Lisa Jackson(リサ ジャクソン)、Denise Young – Smith(デニス ヤング スミス)など、ここ数年で採用および昇進してきた多くの上級幹部と共に働けることを誇りに思っています。
  • 私の部下である有能なリーダーたちは、世界各国から集まっており、それぞれの経験に基づいたユニークな視点を持っています。
  • 私は世界中のユーザーからメールを受け取りますが、その中でよく名前が挙がるのが “Kim Paulk(キム ポールク)” 氏です。
  • 彼女はマンハッタンの西 14 丁目にある Apple Store のスペシャリストです。
  • “Kim Paulk(キム ポールク)” 氏は子供の頃から視力と聴力に障害を持つ持病を持っています。
  • Apple のユーザーは “Kim Paulk(キム ポールク)” 氏のサービスを絶賛しており、彼女は Apple の最高の特徴を体現していると言います。
  • 彼女の盲導犬である “Gemma(ジェマ)” は、店内では親しみを込めて “seeing iDog” と呼ばれています。
  • 多様性といえば、”Kim Paulk(キム ポールク)” 氏のような人物を思い浮かべます。
  • 彼女は同僚やユーザーにもインスピレーションを与えています。
  • また、最近、”National Minority Supplier Development Council” から表彰された Cupertino(クパチーノ)でプロキュアメント チームを率いている “Walter Freeman(ウォルター フリーマン)” 氏のことも想起させます。
  • 彼のチームは 2013 年、米国西部の 7,000 以上の中小企業に Apple との $30 億を超えるビジネス チャンスを提供しました。
  • “Walter” 氏も “Kim” 氏も、私たちが多様性において大切にしていることを体現しています。
  • 彼らは同僚の経験を豊かにし、Apple のビジネスをより強固なものにしているだけでなく、Apple の多様性がもたらす恩恵をユーザーやサプライ チェーン、そしてより広範な経済にまで広げています。
  • そして、Apple には同じようなことをしている人がもっとたくさんいます
  • 私たちがチームの多様性を考えるとき、何よりも大切にしているのは一人ひとりの価値観とアイデアです。
  • アイデアこそが、AppleApple たらしめているイノベーションの原動力であり、Apple のユーザーが期待する卓越したレベルを実現しているのです。
  • Apple は、ユーザーのために革新的なツールを開発するだけでなく、教育を向上させることも AppleApple が社会に有意義な影響を与えることができる最良の方法の一つです。
  • Apple では、最近、経済的に恵まれない学校に最先端のテクノロジーを提供するため、”President Obama’s ConnectED initiative” に $1 億を寄付することを約束しました。
  • 私たちが設備を整え、支援する学校の生徒の約 80 % は、現在、私たちの業界で十分な存在感を示していないグループの出身者です。
  • Apple はまた、米国最大の LGBT の権利団体である “Human Rights Campaign(ヒューマン ライツ キャンペーン)” や若い女性がテクノロジーや化学に関わることを奨励する “National Center for Women & Information Technology” のスポンサーでもあります。
  • 私たちがこれらの団体と行なっている活動は意義深く、刺激的なものであり、私たちにはもっとできることがあります。
  • この夏は 1964 年公民権法制定記念日であり、過去半世紀の進歩を振り返り、残された課題を認識する機会であります。
  • 1963 年 6 月にこの法案を提出した際、”President Kennedy(ケネディ大統領)” は議会に対して、”アメリカ人として私たち全員を結びつける、明白で誇り高く、かけがえのない資質、すなわち正義感のために”、この法案を可決するよう促しました。
  • 世界中で、Apple のチームは、異なる存在であることが私たちをより良くするという信念のもとに団結しています。
  • 私たちは、それぞれの世代が過去の利益の上に築き上げ、私たちが享受している権利と自由を、今も正義のために努力している多くの人々に拡大する責任があることを知っています。
  • 私たちは共に、社内の多様性と、あらゆる場所での平等と人権の向上に取り組んでいます。

人口統計データ

米国の人種および民族
  • ・白人:55 %
  • ・アジア系:15 %
  • ・ヒスパニック:11 %
  • ・黒人:7 %
  • ・ミックス:2 %
  • ・その他:1 %
  • ・未申告:9 %
非工業分野における米国の人種および民族
  • ・白人:56 %
  • ・ヒスパニック:14 %
  • ・アジア系:9 %
  • ・黒人:9 %
  • ・ミックス:3 %
  • ・未申告:9 %
Tech 系における米国の人種および民族
  • ・白人:54 %
  • ・アジア系:23 %
  • ・ヒスパニック:7 %
  • ・黒人:6 %
  • ・ミックス:2 %
  • ・未申告:8 %
リーダーシップにおける米国の人種と民族
  • ・白人:64 %
  • ・アジア系:21 %
  • ・ヒスパニック:6 %
  • ・黒人:3 %
  • ・未申告:6 %
グローバルにおける性別
  • ・男性:70 %
  • ・女性:30 %
セクター別のグローバルにおける性別
  • ・非技術職:男性 65 %
  • 女性 35 %
  • ・Tech:男性 80 %
  • 女性 20 %
  • ・リーダーシップ:男性 72 %
  • 女性 28 %

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