【New York Time】”Jonathan Ive (ジョナサン アイブ)” 氏が、数年前から新しい素材に取り組んでいることについて触れる
- 2014/06/17
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Apple のインダストリアル デザイン グループ担当上級副社長の “Jonathan Ive (ジョナサン アイブ)” 氏が、“The New York Times” のインタビューの中で、同社のデザイン プロセスと製品哲学に語っています。
“Jonathan Ive (ジョナサン アイブ)” 氏は、”Steve Jobs(スティーブ ジョブズ)” 氏が Apple を率いていた頃に同社のデザイナーとエンジニアのために “優れた製品を作ることに全力を注ぐ” という基本原則を作りました。
この哲学は、”Tim Cook(ティム クック)” CEO(最高経営責任者)のもとでも同社の指針としてあり続けていることを語っています。
目次
- 1. “Jonathan Ive” (ジョナサン アイブ)” における Apple のデザイン プロセスとプロダクトへの哲学
- 2. The New York Times 関連記事一覧
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“Jonathan Ive” (ジョナサン アイブ)” における Apple のデザイン プロセスとプロダクトへの哲学
- “Tim Cook(ティム クック)” 氏の率いる Apple のイノベーション文化はどのようなものですか?
- 変わっているとすれば、それはどのようなものですか?
- Apple におけるイノベーションは常にチーム戦になります。
- 常にいくつもの小さなグループで一緒に仕事をしており、特にインダストリアル デザイン チームはとても小さなチームです。
- ほとんどの場合、15 年か 20 年もの期間を一緒に仕事をしています。
- クリエイティブ チームは少人数で非常に集中して取り組んでおり、その根底にある特徴のひとつとして、探求心が旺盛かつ好奇心が強い人の集まりになります。
- また、彼らのような個人的ないくつかの特徴はまったく変わっていません。
- インダストリアル デザインというものは必然的な機能ではありませんが、私にとっての “ものづくり” というのは多くの要件や定義をクリアする必要があると思っています。
- Apple の文化の奥底にはデザイン、開発、製造に対する哲学があり、これは “Steve Jobs(スティーブ ジョブズ)” の遺産でもあります。
- 形状や素材、プロセスなどが絡み合いながら、結びついているので、例えば金属や樹脂、プラスチックの素材を理解する上では鉱石から生み出されるプロセスから理解しない限り、適切な形状を開発し、定義することはできないと思っています。
- 同社におけるこれらの哲学を確立させた “Steve Jobs(スティーブ ジョブズ)” 氏と私がその一員になれたことはとても幸運でした。
- また、”Tim Cook(ティム クック)” も最後の 15 ~ 20 年間はチームの一員だったのです。
- 私たちがプラスチック製のポータブル コンピューターを製作していた頃、”Steve Jobs(スティーブ ジョブズ)” と “Tim Cook(ティム クック)” が私の前で信じられないほど薄くて軽いポータブル コンピューターを製作したいといったときのことを鮮明に憶えています。
- ただ、これらを実現するにはエンジニアリングの観点からはさまざまなな課題もありました。
- 例えば、チタンという新素材をどう利用するか。
- つまり、設計から完全にやり直し、一緒に仕事をする新しいパートナーを見つける必要がありました。
- 私は、この 15 ~ 20 年間にかけて最も挑戦的かつクリエイティブに富んだ仕事に取り組んできました。
- また、数年前からは、これまでに取り組んでこなかったような新しい分野や素材にも取り組んでいます。
最近、アプリケーションのインターフェース デザインのリーダーに就任しましたが、それによって Apple のデザイン プロセスに変化はありましたか?
- 私はアプリケーションのサブセットである UI(ユーザー インターフェース)について、ある程度のリーダーシップと方向性は示しています。
- インダストリアル デザイン チームと比較すると UI(ユーザー インターフェース)チームは小さいチームですが、デザイン プロセスの面において劇的な変化はありません。
- 私が “Steve Jobs(スティーブ ジョブズ)” 氏から直接学んだことのひとつは、最高のプロダクトを生み出すために “集中” することです。
- 肩書きや組織構造は最高のプロダクトを生み出すことにおいて、それほど重要なことではありません。
- “Tim Cook(ティム クック)” 氏の仕事とはどのようなものですか?
- 彼のリーダーシップを示すような逸話などがあれば教えてください。
- “Tim Cook(ティム クック)” 氏とは 1 週間に平均 3 回は彼のオフィスや私のオフィスで会っています。
- デザイナーというものは、対象物を客観的に見たり、感じたりすることでプロダクトを生み出します。
- 20 年間かけて “Tim Cook(ティム クック)” 氏と仕事をしていると、私がいつも感心することは、彼が私たちが対象物に対してどのように捉えているかを理解しようとすることです。
- 彼は時間をかけて、私たちがどのように捉えているかを理解することが重要であるということを理解しているという事例だと思います。
投資家も Apple のファンも新しいプロダクトを熱望している中で、自分自身に対して忍耐強くなることは難しいですか?
- 私たち全員が忍耐強くいることは難しいです。
- 特に “Steve Jobs(スティーブ ジョブズ)” 氏は難しかったです。
- これは、”Tim Cook(ティム クック)” 氏にとっても難しいことで、どんなときでも、何かに取り組みながらプロダクトに “集中” し続けることは困難です。
- ただ、私たちといくつかの競合他社との違いのひとつは、私たちはただプロダクトに対して “集中” して、より良いプロダクトを開発することにあります。
- 私たちが “iPhone” の開発に取り組んでいるときも多くの人々から否定され、”iPod” においても同様でした。
- また、“iPad” にいたっては大型の “iPod” として見下されていました。
- この 20 年間を振り返ってみても、プロダクトの設計と開発に “集中” しているときには、それがうまくいくかどうかもわかりません。
- 結局、私たちが語れるのはうまくいったときだけなのです。
- また、プロダクトの開発に取り組むとき、ひたすら “集中” し続けていますが、物理法則のような乗り越えられないことがあることも理解しています。
- でも、そのような毎日を過ごしていると、プロダクトや問題、挑戦にかかりきりになってしまい、焦ってしまうこともあるのです。
The New York Times 関連記事一覧
関連リンク
- ・Jonathan Ive on Apple’s Design Process and Product Philosophy – The New York Times:https://archive.nytimes.com/bits.blogs.nytimes.com/2014/06/16/jonathan-ive-on-apples-design-process-and-product-philosophy/
- ・The New York Times – Breaking News, US News, World News and Videos:https://www.nytimes.com/
- ・Apple(日本):https://www.apple.com/jp/




























































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