【Nikon】4K UHD／60p の動画撮影にも対応したミラーレス一眼レフカメラ “Nikon Z f” をリリースへ

2023/09/20

Masahiro

Nikon：Nikon Z f + NIKKOR Z 40 mm f／2（SE）

株式会社ニコンイメージングジャパンが、”ニコン Z マウント” を採用したフルサイズ／FX フォーマットミラーレスカメラ “Nikon Z f” をリリースすることを発表しました。

※ 本社:東京都港区、社長: 上村公人

価格は、ボディー単体で約 300,000 円となります。

一方、”NIKKOR Z 40 mm f／2（SE）” が付属する単焦点キットが約 330,000 円になります。

なお、2023 年 9 月 22 日 10：00 〜予約販売を開始します。

“Nikon Z f” は、Nikon（ニコン）の歴史的なカメラにインスパイアされたヘリテージデザインに最新性能を両立させたミラーレスカメラになります。

また、フルサイズセンサーと 2021 年 12 月にリリースされたフラッグシップモデルの “Nikon Z9” と同じ画像処理エンジン “EXPEED 7” を採用しているので、本格的な静止画、動画の撮影が行えます。

さらに、洗練されたデザインと優れた操作感に加えて、高い AF（オートフォーカス）性能や手ブレ補正性能をはじめとした最先端技術搭載することで、自分の表現を追求するクリエイターのニーズに応えます。

・マグネシウム合金のボディーには、光沢があり高級感の感じられる塗装を施すことで、ダイヤル、シャッターボタン、電源レバーには操作時の上質な感触を実現する真鍮が採用されています。
また、1970 年代〜 1980 年代に使用していた Nikon（ニコン）ロゴをあしらい、ボディー天面の表示には彫刻した文字が使用するなど、細部にまでこだわり抜いたデザインが施されています。
グリップは、見た目とのバランスに考慮しながらも、フルサイズ向けのレンズを装着した際の安定性にも配慮されているほか、シャッターの押し心地にもこだわっています。
さらに、優れた触り心地と見栄えの人工皮革を採用しています。
なお、ボディーの人工皮革部分は有償で張替えることができる “プレミアムエクステリア” を全 5 色で展開するので、自分らしい色にカスタマイズできます。

表現の可能性を拡げる多彩な機能

・ピクチャーコントロールには、従来の “モノクローム” に加えて、異なる階調特性を持つ “フラットモノクローム” と “ディープトーンモノクローム” を新しく搭載しています。
さらに、ワンアクションで瞬時にモノクロームモードに切り替わる専用レバー “静止画 B & W モード” も搭載し、ユーザーの表現方法を拡げます。
また、独創的な表現を可能にする “Creative Picture Control” や同社で初めて搭載する複数枚の RAW（NEF）ファイルを合成することで高い解像感の写真が得られる “ピクセルシフト撮影” など、表現を拡げる機能を搭載しています。

多様な映像制作のニーズに応える動画性能

・”H.265 10 bit” の内部記録に対応しているので、外部レコーダーを使用せずに最小限の機材で本格的な動画撮影が行えます。
6K のオーバーサンプリングによる高画質な 4K UHD 画像生成にも対応し、高画質な動画を得ることができます。
※ 4K UHD／30p／25p／24p、撮像範囲：FX 時のみ対応
また、最長約 125 分の 4K UHD／60p 動画を記録できるので、長時間記録が求められるシーンにも対応します。
※ “H.265 8 bit（MOV）”、自動電源 OFF 温度 “高温”、温度 23 ℃、”Li – ion リチャージャブルバッテリー EN – EL15c” を利用した USB 給電時。
推奨カードの利用をオススメします。
撮像範囲：DX 時のみ対応
さらに、“Nikon Z9” に搭載されている ISO 感度の 1／6 段設定や動画記録中の赤枠表示などの便利な動画撮影機能も搭載しています。
また、アクセサリーメーカーとの互換性を高めたアクセサリーラインナップの充実とも相まって、快適な動画撮影を再現します。

最先端技術による優れた撮影性能

・“Nikon Z9” と同じ画像処理エンジン “EXPEED 7” を採用することで、被写体検出時の高い追尾性能を実現し、動く被写体にピントを合わせ続けて、シャープに捉えることができます。
静止画、動画ともに、2023 年 5 月にリリースされた “Nikon Z8” と同様の 9 種類の被写体検出に対応しています。
さらに、低輝度側の AF（オートフォーカス）検出範囲が – 10 EV まで拡張され、より暗いシーンでもピントが会いやすく、撮影シーンが拡がります。
※ 静止画モード、シングル AF（オートフォーカス）サーボ（AF – S）、ISO 100、f／1.2 レンズ使用時、温度 20 ℃
・”Nikon Z シリーズ” で最も優れた 8.0 段の高い手ブレ補正効果を発揮する 5 軸のボディー内手ブレ補正の実現に加えて、動画撮影時に有効な電子手ブレ補正の効果も向上しています。
※ CIPA 規格準拠、NIKKOR Z 24 ～ 120 mm f／4 S（望遠端、NORMAL モード）使用時
電子手ブレ補正使用時、レンズに表記されている焦点距離の約 1.25 倍のレンズに相当する画角になります。
・室内を始めとする暗いシーンや低速シャッタースピードで撮影する際などの手持ち撮影のクオリティーが高まります。
・世界初の “フォーカスポイント VR” を搭載することで、被写体が画像の端にあるような構図でも、画面周辺でのブレをよりしっかりと抑制します。
※ VR 非搭載の NIKKOR Z レンズ使用で、静止画時のみ。フォーカスエリア枠は複数時は非可動。

その他の特徴

・Nikon（ニコン）で初めて動画 “S モード” に対応し、シャッタースピードを固定した自動露出撮影が行えるようになるようになりました。
・AF エリアモードに “3D – トラッキング（静止画モード）” と “ターゲット追尾（動画モード）” を搭載しています。
・逆行時のシルエット撮影や暗いシーンでも画づくり用の画素と AF（オートフォーカス）用の画素がそれぞれに適した露出制御を行い、被写体へのピント合わせが容易になっています。
・オートエリア AF 時のカバー範囲と点数を拡大、高密度化し、遠方や動く被写体などの捕捉性能が向上しています。
・”カスタムワイドエリア AF” のエリアパターン数が拡大し、複数の被写体がいるシーンに有効です。
・画像処理エンジン “EXPEED 7” の採用により、特に被写体の平坦な部分のざらつくノイズを軽減し、画質を向上しています。
・フルサイズの “Z シリーズ” 初となるバリアングル方式画像ディスプレイを採用しています。
・画像の縦位置再生および再生時の “I メニュー” の縦表示に対応し、縦位置撮影を効率よくサポートします。
・”Z シリーズ” 初のファインダーを覗いた状態で画像ディスプレイのパネルをタッチすることでカメラの設定が変更できる “タッチ Fn” を搭載しています。
・画像処理エンジン “EXPEED 7” の高い処理能力により、最大 30 コマ／秒の高速連写が可能な “ハイスピードフレームキャプチャー+”（C30）を搭載しています。
※ JPEG NORMAL に固定。
推奨カードの利用をオススメします。
電子シャッター使用時は、被写体や撮影条件によって、ローリングシャッター歪みが発生することがあります。
・シャッターボタンの全押しから最大 1 秒間遡って記録できる “プリキャプチャー” 機能を搭載しています。
※ “プリキャプチャー” は、最速 30 コマ／秒の連続撮影が行える “ハイスピードフレームキャプチャー+” の撮影時のみに設定できます。
・ポートレート撮影において、より思いどおりの表現を可能にする “美肌効果” 機能、”人物印象調整” 機能を搭載しています。
・ピクチャーコントロールに、肌のディテールを残し、豊かな階調の “リッチトーンポートレート” を追加しています。
・撮影モード AUTO の静止画シーン判定時にディープラーニング技術を活用しています。
また、シーンに応じて、最適な露出制御値を設定できます。
・静止画撮影時に高画質のままファイル容量を抑えて記録する HEIF 形式に対応しています。
・厳しい環境下でも安心して撮影の行える高い防塵、防滴性能を搭載しています。
※ すべての条件で完全な防塵、防滴を保証するものではありません。
・SD カードと microSD カードのダブルスロットを搭載しています。
・映像素子のダスト対策として、ダブルコートを採用しています。
・”NX Studio Ver 1.5.0″ では、”ピクセルシフト撮影” で撮影した RAW（NEF）画像の合成に対応しています。
さらに、”Picture Control Utility 2″ の機能を統合し、”Picture Control” の調整、適用、管理までを 1 つのアプリケーション内で行えます。