【OS シェア 2014年10月】Windows XP のシェアが大幅に減少!
- 2014/11/26
デスクトップ OS のシェア、2014年10月分の Net Applications のデータを見て行きましょう。2014年10月は、久しぶりに大きな動きのあった月となりました。なお、全体のシェアでは Windows と Linux が減少し、リリースされたばかりの OS X 10.10 Yosemite の影響のためか、OS X が増加しています。
それでは、デスクトップ OS シェアから見ていきましょう。
OS シェア
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | Windows | 91.53% | ↓ | |
2. | Mac | 7.05% | ↑ | |
3. | Linux | 1.41% | ↓ |
2014年10月の各 OS のバージョンを無視したデスクトップ OS シェアは、Windows と Linux が減少しました。一方で、OS X 微増しています。それでも、OS 全体の Windows のシェアは、90% を越えており、Windows が支配的な位置にあることは変わりません。
そして、こちらはデスクトップ OS のバージョン別シェアの内訳になります。
バージョン別 OS シェア
順位 | バージョン別 OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows 7 | 53.05% | ↑ | |
2. | Windows XP | 17.18% | ↓ | |
3 | Windows 8.1 | 10.92% | ↑ | |
4. | Windows 8 | 5.88% | ↑ | |
5. | OS X 10.9 Mavericks | 3.66% | ↓ | |
6. | Windows Vista | 2.82% | ↓ | |
7. | Windows NT | 1.64% | ||
8 | Linux | 1.41% | ↓ | |
9 | OS X 10.10 Yosemite | 1.18% | ↑ |
2014年10月でも、Windows 7 のシェアが 53% を越え増加傾向を維持しています。ただし、これまでと異なり、非常に減少ペースの遅かった Windows XP が 17.18% と急激にシェアを落としています。また、最新 OS の Windows 8.1 や Windows 8 のシェアが再び増加したことも注目したい点と言えます。ちなみに、Windows 8.1 と Windows 8 のシェアを足すと Windows XP 並みになって来ている点は注目すべき点です。冬のボーナスが鍵を握る年末商戦が、どのような消費動向に影響を与えるか注目したい所。
なお、OS X のシェアは、最新バージョンの OS X 10.10 Yosemite が台頭してきました。一方、OS X 10.9 Mavericks のシェアは減少しています。ただし、全体のシェアで見れば OS X のシェアは、わずか 7.05% 程度となり市場への影響力は限定的と考えられます。
当サイトでもお伝えしている Windows XP は、Microsoft のサポートが既に終了しており、セキュリティーの脆弱性の修正などが行われなくなっています。サポートの終了した Windows XP は、セキュリティの修正などが行われなくなるため、ボットネット構築目的のマルウェア感染や踏み台マシンとしての利用されるリスクが高くなります。まだ、ご利用中の方は早急に買い換えを行うことをお勧めします。
ちなみに、実は BootCamp で Windows 8.1 を私も利用していますが、リリース当初から言われたほどの悪い OS というものでも無いと思います。確かに、以前の Windows とは UI(ユーザーインターフェース)が異なるために慣れるまでに時間がかかるかもしれません。ただ、タブレット、スマートフォンなどの直感的な操作感が増しているという部分もあり、使い始めれば慣れると思います。また、起動時間も非常に早いのでストレスも感じにくいです。個人的には、言われるほど悪い OS じゃないなと思っています。
関連リンク
- Net Applications:Net Applications