【OS シェア 2014年7月】ついに、Windows XP のシェアが 25% 以下に!
- 2014/11/21
以前は、恒例のようにお伝えしていたデスクトップ OS のシェア。かなり遅れてはいますが、今回は、2014年7月分の Net Applications のデータを見て行きましょう。2014年7月は、Windows のシェアが継続して上昇。一方で、OS X と Linux のシェアが微減しています。なお、既にサポートの終了した Windows XP が 24.82% となり、やっと 4分の1 以下ののシェアになりました。
それでは、デスクトップ OS シェアから見ていきましょう。
OS シェア
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | Windows | 91.68% | ↑ | |
2. | Mac | 6.64% | ↓ | |
3. | Linux | 1.68% | ↓ | |
4. | FreeBSD | 0.00% |
2014年7月の各 OS のバージョンを無視したデスクトップ OS シェアは、Windows が微増しています。一方で、OS X と Linux が微減しています。Windows のシェアは、2014年5月頃から継続して増加傾向が続いています。
そして、こちらはデスクトップ OS のバージョン別シェアの内訳になります。
バージョン別 OS シェア
順位 | バージョン別 OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows 7 | 51.22% | ↑ | |
2. | Windows XP | 24.82% | ↓ | |
3 | Windows 8.1 | 6.56% | ↓ | |
4. | Windows 8 | 5.92% | ↓ | |
5. | OS X 10.9 Mavericks | 4.12% | ↑ | 増加 |
6. | Windows Vista | 3.05% | ↑ | |
7. | Linux | 1.68% | ↑ | |
8 | Mac OS X 10.6 Snow Leopard | 0.84% | ↓ | 減少 |
9 | OS X 10.8 Mountain Lion | 0.70% | ↓ | 減少 |
2014年7月でも、Windows 7 がシェアを増加させています。一方、サポートの終了した Windows XP が 24.82% と初めて 4分の1以下のシェアとなりました。ただし、最新 OS の Windows 8.1 や Windows 8 のシェアは減少していることから買い換えなどのユーザーのほとんどが Windows 7 を選択していると思われます。
なお、OS X のシェアの減少傾向は相変わらず継続しています。特に、「WWDC(Worldwide Developers Conference)」で発表された MacBook Air はシェアに影響を与えていないと思われます。ただし、全体のシェアでは OS X が減少していますが、OS X 10.9 Mavericks のシェアは増加しています。そのため、ユーザ数の増加というよりは OS のアップデートなどによるものかもしれません。
当サイトでもお伝えしている Windows XP は、Microsoft のサポートが既に終了しており、セキュリティーの脆弱性の修正などが行われなくなっています。サポートの終了した Windows XP は、セキュリティの修正などが行われなくなるため、ボットネット構築目的のマルウェア感染や踏み台マシンとしての利用されるリスクが高くなります。まだ、ご利用中の方は早急に買い換えを行うことをお勧めします。
ちなみに、実は BootCamp で Windows 8.1 を私も利用していますが、リリース当初から言われたほどの悪い OS というものでも無いと思います。確かに、以前の Windows とは UI(ユーザーインターフェース)が異なるために慣れるまでに時間がかかるかもしれません。ただ、タブレット、スマートフォンなどの直感的な操作感が増しているという部分もあり、使い始めれば慣れると思います。また、起動時間も非常に早いのでストレスも感じにくいです。個人的には、言われるほど悪い OS じゃないなと思っています。
関連リンク
- Net Applications:Net Applications