【OS シェア 2014年6月】Windows のうち、Windows 7 と Windows XP のシェアが再び増加!
- 2014/11/07
以前は、恒例のようにお伝えしていたデスクトップ OS のシェア。かなり遅れてはいますが、今回は、2014年6月分の Net Applications のデータを見て行きましょう。2014年6月は、Windows と Linux のシェアが上昇。一方で、OS X のシェアが微減しています。なお、既にサポートの終了した Windows XP が4分の1以上のシェアを依然として維持しています。
それでは、デスクトップ OS シェアから見ていきましょう。
OS シェア
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | Windows | 91.53% | ↑ | |
2. | Mac | 6.73% | ↓ | |
3. | Linux | 1.74% | ↑ |
2014年6月の各 OS のバージョンを無視したデスクトップ OS シェアは、Windows と Linux のシェアが微増しています。一方で、OS X が変わらず微減しています。特に、2014年5月に続いて Windows のシェアは増加傾向にあります。
そして、こちらはデスクトップ OS のバージョン別シェアの内訳になります。
バージョン別 OS シェア
順位 | バージョン別 OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows 7 | 50.55% | ↑ | |
2. | Windows XP | 25.31% | ↑ | |
3 | Windows 8.1 | 6.61% | ↑ | |
4. | Windows 8 | 5.93% | ↓ | |
5. | OS X 10.9 Mavericks | 3.95% | ↓ | 減少 |
6. | Windows Vista | 2.95% | ↑ | |
7. | Linux | 1.74% | ↑ | |
8 | Mac OS X 10.6 Snow Leopard | 0.94% | ↓ | 減少 |
9 | OS X 10.8 Mountain Lion | 0.80% | ↓ | 減少 |
2014年6月では、Windows 7 が全体の過半数のシェアを抑えたものの、相変わらずサポートの終了した Windows XP が4分の1のシェアを占めています。また、Windows 7 と Windows XP の双方がシェアを伸ばした月となっています。ただし、Windows XP のセキュリティサポートは既に終了していることから考えても、あまり好ましい状況とは言えない状態となっています。一方、Windows 8.1 のシェアは増加する一方で、Windows 8 のシェアは減少していることからアップデートが進んでいることが見受けられます。
ただし、Windows 8.1 と Windows 8 のシェアの合計では減少していることから、ユーザーの買い換えへと進んでないと思われます。また、ブラウザの IE もシェアを伸ばしていることからも Windows のシェアが増加していると考えられます。
なお、OS X のシェアは減少傾向が続いています。「WWDC(Worldwide Developers Conference)」で発表された MacBook Air がシェアにどのような影響を与えるかを注目しておきたい所です。
当サイトでもお伝えしている Windows XP は、Microsoft のサポートが既に終了しており、セキュリティーの脆弱性の修正などが行われなくなっています。サポートの終了した Windows XP は、セキュリティの修正などが行われなくなるため、ボットネット構築目的のマルウェア感染や踏み台マシンとしての利用されるリスクが高くなります。まだ、ご利用中の方は早急に買い換えを行うことをお勧めします。
ちなみに、実は BootCamp で Windows 8.1 を私も利用していますが、リリース当初から言われたほどの悪い OS というものでも無いと思います。確かに、以前の Windows とは UI(ユーザーインターフェース)が異なるために慣れるまでに時間がかかるかもしれません。ただ、タブレット、スマートフォンなどの直感的な操作感が増しているという部分もあり、使い始めれば慣れると思います。また、起動時間も非常に早いのでストレスも感じにくいです。個人的には、言われるほど悪い OS じゃないなと思っています。
関連リンク
- Net Applications:Net Applications