以前は、恒例のようにお伝えしていたデスクトップ OS のシェア。かなり遅れてはいますが、今回は、2014年5月分の Net Applications のデータを見て行きましょう。2014年5月の OS シェアを見てみましょう。2014年5月は、Windows と Linux のシェアが上昇。一方で、OS X のシェアは微減しています。なお、既にサポートの終了した Windows XP が4分の1以上のシェアを依然として維持しています。
それでは、デスクトップ OS シェアから見ていきましょう。
OS シェア
順位 | OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1. | Windows | 90.99% | ↑ | |
2. | Mac | 7.39% | ↓ | |
3. | Linux | 1.62% | ↑ |
2014年5月の各 OS のバージョンを無視したデスクトップ OS シェアは、Windows と Linux のシェアが微増しています。一方で、OS X は微減しています。
そして、こちらはデスクトップ OS のバージョン別シェアの内訳になります。
バージョン別 OS シェア
順位 | バージョン別 OS | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | Windows 7 | 50.06% | ↑ | |
2. | Windows XP | 25.27% | ↓ | |
3 | Windows 8.1 | 6.35% | ↑ | |
4. | Windows 8 | 6.29% | ↓ | |
5. | OS X 10.9 Mavericks | 4.15% | ↑ | 増加 |
6. | Windows Vista | 2.90% | ↑ | |
7. | Linux | 1.62% | ↑ | |
8 | Mac OS X 10.6 Snow Leopard | 1.11% | ↓ | |
9 | OS X 10.8 Mountain Lion | 0.97% | ↓ | 減少 |
一方、2014年5月の各 OS のバージョンのデスクトップ OS シェアは、Windows 7 のシェアを過半数を占めました。ただし、それでも依然として、Windows XP のシェアは4分の1以上をしめています。この2つのバージョンだけでも 75% 以上のシェアを確保しており、デスクトップ向けの OS で大きな影響力を持っていることが分かります。
ちなみに、Windows XP は徐々にシェアを減らしていく傾向もあり、一方で Windows 7 のシェアが伸びていることから最新の Windows 8.1 ではなく Windows 7 をユーザーが選んでいることも伺えます。ちなみに、Windows 8 自体のシェアは減らしており、Windows 8.1 への以降が進んでいることも見受けられます。
なお、新し物好きな傾向の強い Mac ユーザーは順調に最新のOS X 10.9 Mavericks への移行が行われている模様で微増傾向は継続しています。
当サイトでもお伝えしている Windows XP は、Microsoft のサポートが既に終了しており、セキュリティーの脆弱性の修正などが行われなくなっています。サポートの終了した Windows XP は、セキュリティの修正などが行われなくなるため、ボットネット構築目的のマルウェア感染や踏み台マシンとしての利用されるリスクが高くなります。まだ、ご利用中の方は早急に買い換えを行うことをお勧めします。
ちなみに、実は BootCamp で Windows 8.1 を私も利用していますが、リリース当初から言われたほどの悪い OS というものでも無いと思います。確かに、以前の Windows とは UI(ユーザーインターフェース)が異なるために慣れるまでに時間がかかるかもしれません。ただ、タブレット、スマートフォンなどの直感的な操作感が増しているという部分もあり、使い始めれば慣れると思います。また、起動時間も非常に早いのでストレスも感じにくいです。個人的には、言われるほど悪い OS じゃないなと思っています。
関連リンク
- Net Applications:Net Applications