SHARP が亀山第1工場の Apple との専属契約を見直しへ

【News】SHARP が亀山第1工場の Apple との専属契約を見直しへ

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SHARP が亀山第1工場の Apple との専属契約を見直しへ

 
 SankeiBiz が、経営再建中の SHARPAppleiPhone 用の高精細液晶パネルを生産している三重県亀山市にある亀山第1工場での専属契約の見直しで合意したことが判明したとと報じています。SHARP では、需要の堅調な高精細パネルの取引を広げて、安定した稼働率を整えることで業績のテコ入れを行うとのこと。さらに、年内に中国メーカー向けなどへの生産を始め、液晶事業の立て直しも図る予定です。
 
 これまで、高精細パネルを生産している亀山第1工場は、Apple が自由に使用できる契約となっていたため稼働率の変動が大きくなっており、液晶事業の不安定要素となっていました。さらに、競合のジャパンディスプレイやスマートフォンの大型化に伴うタブレットデバイス向けパネルの不調に苦しんでいました。また、TV や太陽電池などの各事業も軒並み赤字となっており、2015年3月連結業績予想を下方修正。今回、約300億円の最終赤字に転落する見込みとのことです。
 
 一方、スマートフォン向けの高精細パネルは中国メーカを中心に堅調な需要があります、また、現在の中国向けの高精細パネルは亀山第1工場と隣接している亀山第2工場、三重第3工場で生産しているものの、亀山第1工場でも中国向け生産を行うことで供給体制と稼働率の安定化を図るとのことです。
 
 ちなみに、亀山第1工場は 2914年1月に TV の工場として稼働を始めたものの、TV 事業の不振で 2009年に TV の生産ラインを中国企業に売却していました。さらに、2012年には Apple の闘士を受けて、SHARPAppleiPhone 専用工場として稼働を再開していました。ただし、Apple は需要に応じて週単位での生産調整を細かく行っている模様で、稼働がゼロになることもあるなどの変動が激しかったとのこと。このため、昨年から SHARPApple と契約内容の見直し交渉を行っていたとのことです。
 

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