BCN が、PC 及びデジタル家電の実売データを集計した「BCN ランキング」に基づいた主要 117カテゴリの2014年上半期(1〜6月)に最も販売数量の多かった「上半期 No.1 メーカー」を発表しています。
2013年のタブレット端末部門で年間1位であった Apple のシェアは、36.3% と2位に落ち、 Google の販売する「Nexus 7」を製造する ASUS が 38.9% となりました。ただし、スマートフォン部門では Apple が 54.1% のシェアを持っており、依然として1位の座についています。
なお、2014年上半期メーカーの詳細はこちら。
1.ノート PC(Laptop)
1. | NEC | 22.8% |
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2. | 富士通 | 18.9% |
3. | 東芝 | 18.0% |
2014年4月から行われた消費税増税や Windows XP のサポート終了による駆け込み需要の購入の影響から、上半期のノート PC (Laptop)販売台数は前年同期比の 15.8% 増となりました。非常に好調な販売となっただけに下半期の動向に注目です。なお、SONY の PC 事業は新会社「VAIO」へ引き継がれましたが、直販限定での展開となるため「BCN ランキング」集計対象からは外れます。
1.タブレット
1. | ASUS JAPAN(Nexus 7) | 38.9% |
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2. | Apple | 36.3% |
「タブレット」も上半期で 22.2% 増加と大幅に伸びています。特に消費増税前の2014年3月には、前年同月比の 57.0% 増という大幅な増加記録をたたき出しています。なお、「タブレット」部門では、ついに Apple が首位から陥落し、Google ブランドで販売されている ASUS の「Nexus 7」がトップに立っています。
1.スマートフォン
1. | Apple | 54.1% |
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2. | SHARP | |
3. | Sony Mobile Communications |
PC 周辺機器では、液晶ディスプレイの BenQ Japan、メモリーディスクには SanDisk。映像関連ボードでは、2014年5月に発売された「Chromecast」がヒットした Google が首位を獲得しています。ちなみに、液晶ディスプレイ部門は、2012年は三菱電機、2013年は LG エレクトロニクスが獲得しており、3年連続でトップが交代しています。
関連リンク
- BCN、2014年上半期 No.1 メーカーを発表、4K テレビはソニー、タブレットは ASUS が1位:http://bcnranking.jp/news/1407/140718_28470.html