先日、秋葉原コンベンションホールで行われた Lenovo Japan の「X1 ファミリー発売開始記念イベント」に参加してきました。この記事は、同社の主催するレビューコンテスト応募記事となります。
今回のイベントに参加した結果もっとも気になったのが、「ThnkPad X1 Tablet」。
1.新しいコンセプトのタブレット!
タブレットとなると閲覧には優れているものの文書作成や編集などでは Laptop PC と比較すると物理キーボードが無い分、どうしても生産性において差が出てきます。もちろん、Bluetooth などのキーボードを用意すれば文書作成や編集の生産性は高まります。ただし、多くの製品が 3rd Party 製のキーボードであることが多く、嵩張るといった問題が出てきます。
そんな中、独自のモジュラー設計を採用することで目的に応じた使用方法の選べる「ThnkPad X1 Tablet」!わずか 8.45mm の薄さと重さ約 767g なので、従来のようなタブレットとしての閲覧やスタイラスを使用した描画に最適です。さらに、専用の脱着式キーボードを使用することで Laptop PC としての使用も可能なので文書作成の生産性を高めるといったことにも貢献してくれます。もちろん、純正なので ThinkPad シリーズならではのトラックポイントも搭載。こちらをつけても約 1,065g といった軽量さを誇ります。ちなみに、入力アングルの調整機能を搭載し、キックスタンドの調整と併用することでユーザー好みの角度調整が可能です。
2.キックスタンドを利用した絶妙な角度のタブレットモード
また、「ThnkPad X1 Tablet」に搭載されているキックスタンドは、タブレットモードでも利用できるような位置に搭載されるように設計されているので、スケッチやメモ取りなどの描画を行いやすい角度で使用することもできます。ちょっとした、仕事の打ち合わせなどでドキュメントに手書きでメモを加えたいといったシチュエーションで活躍してくれます。
3.少人数の会議などで面倒な準備を必要とせずに映し出すことのできるプレゼンター・モジュール!
専用のプレゼンター・モジュールを用意することで、「ThnkPad X1 Tablet」の画面の内容をスクリーンに映し出すことができます。新聞社や出版社などのレイアウトの打ち合わせや建築業界などの打ち合わせなどでの図面の画面共有など、少人数の打ち合わせを行う際に、面倒なプロジェクター環境の構築の手間を減らすことができます。
打ち合わせの度に会議用資料を用意する必要性もなくなります。省資源を実現するペーパーレス化と余計な荷物を持たなくて済むといったメリットもあります。さらに、画面を映すので打ち合わせで該当箇所の共有もレーザーポインターやスタイラスペンで書き込むといったことも可能です。もちろん、打ち合わせなどで提案された修正箇所などをその場でメモして置くといったこともできます。
さらに、ホワイトボードで業務の To do リストやタスクリスト、工程表などを管理していところでは、より生産効率もあげられる可能性も!ホワイトボードで管理するとなると手書きで必要な時に修正を行うと思いますが、状況によっては半分以上書き直すなどといったシチュエーションもあると思います。プレゼンター・モジュールを使用してホワイトボードをデジタル化することで業務効率を上げられる可能性もあるのではないでしょうか?モジュラー設計による拡張性によりアクセサリーの多様化やアイデア次第でワークフローの劇的な改善につながる可能性を秘めた製品と言えると思います。
4.動画作成の打ち合わせに!
今や動画視聴などは当たり前!動画投稿もユーザーができる時代になりました。少人数などで作成した動画など集まってプロジェクター・モジュールを使って作成途中のものの打ち合わせや完成したもののアップロード前の確認にも使えます!
タブレットといって、侮れない Dolby® サラウンド・サウンド・テクノロジー対応スピーカーを内蔵しているのでパワフルなサウンド再生も可能です。
5.Intel® Core™ M プロセッサー搭載、ファンレス仕様!
「ThnkPad X1 Tablet」は、12 inch の液晶ディスプレイと約 767g という軽量さを誇る持ち歩きに最適な製品です。CPU には、Intel® Core™ M プロセッサーを搭載することでファンレス構造を実現し、最新の Windows 10 Pro を搭載しています。
※ CPU 性能では、Intel® Core™ i シリーズに劣る Intel® Core™ M プロセッサーですが、省電力性能と TDP(Thermal Design Power)が低いことにより、ファンレス構造にすることを実現しています。また、そもそも一般的なドキュメント作成等では、著しい性能差が出ないためため、より省電力さとファンレス構造による軽量化の可能な Intel® Core™ M プロセッサーを採用したとのことです。
バッテリーは、「ThnkPad X1 Tablet」本体のみで最長 10時間駆動です。さらにプロダクティビディーモジュールを利用することで駆動時間の延長が可能です。
6.革新的な可能性を秘めた Tablet
まだまだ、Windows 10 がリリースされて期間も短く 2 in 1 Laptop PC の歴史も浅い分野です。そんな中リリースされている「ThnkPad X1 Tablet」には、モジュラー設計を取ることで UX(ユーザーエクスペリエンス)を格段に引き上げてくれる可能性を秘めた革新的な製品の提案の一つと言えると思います。今後のアクセサリー展開によっては、新しいビジネスシーンでのアプローチが可能になるでしょうし、まだまだ思いついていないアイデアもあると思います。エッジの効いた製品であるからこそ、様々なアプローチを取ってみたいと思える製品でした。
ThnkPad X1 Tablet
モデル名 | ThnkPad X1 Tablet |
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価格 | 218,700円〜 |
OS |
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CPU |
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GPU | Intel® HD Graphics 515 |
ディスプレイ |
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最大 RAM 容量 | 最大 16GB LPDDR3 SDRAM |
最大搭載メモリー数(スロット数) | 0(オンボード) |
ストレージ |
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光学ドライブ | なし |
インターフェース(ポート) |
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インターフェース(USB ポート) |
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ワイヤレス |
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Bluetooth® | Bluetooth® 4.1 |
Ethernet | なし |
内蔵カメラ |
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オーディオ機能 | デジタル・マイクロフォン/ステレオ・スピーカー |
カードストット | microSD メディアカード・リーダー(標準搭載) |
キーボード |
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ポインティング・デバイス |
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指紋センサー |
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セキュリティー・チップ(TRM) | あり |
その他のセキュリティー機能 |
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サイズ |
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重量 |
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バッテリーパック |
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バッテリー駆動時間 | 最大 約 10.2時間 |
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関連リンク
- レノボジャパン公式サイト|ノート PC・デスクトップパソコン購入:http://www.lenovo.com/jp/ja/
- ThinkPad X1 Tablet|モジュラー・デバイス搭載 2 in 1 コンバーチブル・タブレット|レノボジャパン:http://shopap.lenovo.com/jp/tablets/thinkpad/x1-tablet/