Bloormberg が、国内通信最大手の NTT docomo が既存事業に加えて MVNO(仮想移動体通信事業社)として割安料金で通信サービスを提供することを検討していることを報じている。
このことを財務担当の常務執行役員である佐藤啓考氏が、2015年2月13日に Bloormberg News のインタビューで明らかにしたとのこと。
佐藤氏は、第 2 ブランドとして MVNO を開始することについて「色々なことはスタディーしている」と説明しており、決めるには市場規模や採算性等を考慮する必要があると話している。
なお、参入時期などについても具体的なことは未定。
これは同社役員が、Bloormberg(ブルームバーグ)に対して明らかにしたものであり、参入を決めるには市場規模や採算性などを考慮する必要から、参入時期などはまだ何も決まっていない状況の模様。
なお、MVNO(仮想移動体通信事業社)は携帯電話などの無線通信回線を NTT docomo などの大手事業者から借り、独自ブランドでサービスを提供している事業者のことで、通信料金が比較的安いのが特徴となる。
また、大手 3 社では KDDI も 2014年12月に MVNO を開始しています。また、佐藤氏は MVNO(仮想移動体通信事業社)市場が「急激に拡大している」と話しており、早急に対策が必要だという認識も示しています。
また、新市場を開拓する MVNO(仮想移動体通信事業社)と回線を貸し出す NTT docomo は、「相互補完的な関係にあるといえる」とも話しています。
なお、MM 総研によれば、MVNO(仮想移動体通信事業社)の契約数は 2014年9月時点で 1,928 万回線となっており、2014年3月と比較して 3 割増加しているとのことです。
また、通信やインターネット事業だけでなく、イオンなど他業種からも参入しています。
関連リンク
- ・ブルームバーグ – 世界の最新経済情報/金融ニュース – Bloomberg.co.jp:https://www.bloomberg.co.jp/
- ・ドコモが格安スマホ参入検討、市場規模や採算を考慮 – インタビュー – Bloomberg:https://www.bloomberg.co.jp/news/123-NJPBDN6KLVR901.html
- ・NTT ドコモ ホーム:https://www.nttdocomo.co.jp
- ・KDDI 株式会社 – Designing The Future:http://www.kddi.com