BOSE の開催する新製品の体験会を実施したため参加してきました。
今回は、主に発売前だった「BOSE® QuietComfort 35 wireless headphones」と「BOSE SoundSport wireless headphones」の実機デモ体験と説明会となりました。
さらに、2016年9月発売予定の 2製品「BOSE® QuietControl 30 wireless headphones」、「BOSE® SoundSport Pulse wireless headphones」についてもデモ機の展示を行っていました。
今回は、その体験会レポートになります。
1.近年の騒音問題
まずは、BOSE の硲夏希さんから近年の生活環境の変化による騒音問題について解説がありました。
特に近年は、発電装置や給湯装置などの出す低周波の騒音が増えていることが環境省における 2010年からの「騒音規制法等施行状況調査結果」から毎年上昇しています。
確かに、私の自宅でも給湯装置の音が気になることや扇風機などの音も気になる時があります。
意識してみると音というものが与える影響というものが大きいことに気づくはず・・・。
2.渋谷の繁華街騒音レベル
さらに、事前に調査した騒音レベルの資料を公開されつつ説明を受けます。
渋谷の繁華街の騒音レベルは、70db。電車の騒音が 80db と比較してもかなりの騒音であることが分かると思います。
そして、地下鉄構内の密閉された空間の騒音レベルは 110db。
もはや、これだけの音が出ている中で生活しているとストレスに感じているはず!
実際、これを意識した後で帰りに普段から使用している遮音性の高い「BOSE® SoundTrue Ultra in – ear headphones」を装着して音楽を聴いていても夜の渋谷の音はうるさいと感じました。
最近は、地下鉄や電車などでイヤフォンやヘッドフォンを着けている方が減っているような気がしますが、あれらの音って気にならないのでしょうか?
そんな疑問も生まれたり・・・。
3.Mr.Dan Gauger(ダン・ゲイゲイジャー氏)が来日!
当日の体験会では、プレス向けの発表も重なっていたとのことで、米国の BOSE から Headphone Lead Research Engineer の Mr.Dan Gauger(ダン・ゲイゲイジャー氏)が来日。
今回が、2度目とのことです。
意外と回数が少ないことに驚きでした。
通訳さんもおりましたが、訛りの少ない発音の英語で個人的には聴き取りやすかったななどと思いながら拝聴させていただきました。
主に、BOSE のノイズキャンセリング技術の歴史と今回の新製品の開発に関する説明などが行われました。
1.合気道から来る「Quiet 道」!
BOSE のノイズキャンセリング技術の由来と彼自身も習っている合気道の力を受け流すように音をフォードバックさせて、同じ周波数の音で打ち消すことを交えて、現在のノイズキャンセリング技術の研究を「Quiet 道」とアメリカンジョークを交えて説明していただきました。
ちなみに、研究者でもある Mr.Dan Gauger(ダン・ゲイゲイジャー氏)も米国で 25個の特許を取っているとのこと。
また、米国音響協会の定める聴覚保護のための 3つの基準策定に貢献するなどの経歴の持ち主です。
2.バランス重視の開発!
BOSE の製品開発では、不快感にならないようにバランスを重視した開発を行っているとのことでした。
ノイズキャンセリング製品は、アクティブな働きを担うノイズキャンセリングで低周波をカットし、高い周波数はイヤーカップによるパッシブでカットすることを実現。
ただし、これらを実現する上では装着時における快適さというバランスを欠かないような設計を意識して行っているとのことです。
この低周波のノイズキャンセリング技術において、BOSE の TriPort テクノロジーが活かされているとのことでした。
3.静寂から得られる心地よさを体感できるノイズキャンセリングヘッドフォン
そんな中でリリースされたのが、「BOSE® QuietComfort 35 wireless headphones」であり、騒音の多い生活の中でも心地よい静寂さをユーザーが体験出来るように設計されているとのこと。
ちなみに、BOSE では初となるノイズキャンセリング機能を搭載したオーバーイヤーヘッドフォンタイプとなり、設計も再考された長時間のバッテリー駆動を実現した第1世代の製品にあたり、モダンなデザインが魅力の製品となっています。
4.新しい「コントローラブル・ノイズキャンセレーション」搭載イヤフォン「BOSE® QuietControl 30 wireless headphones」!
そして、2016年9月下旬にリリース予定の「BOSE® QuietControl 30 wireless headphones」では、左右にマイクを内蔵したコンパクトなイヤフォンとネックバンドで構成されており、新しいノイズキャンセリング技術が採用されています。
新たに「コントローラブル・ノイズキャンセレーション(可変ノイズキャンセリング)」を採用しており、使用シーンに合わせて周囲の音を取り込むレベルを任意で調整できるようになっている製品です。
路上などでは交通量の多い場合に周囲の音を聞こえラスクしたり、集中したい時には一切の騒音を遮断するといったことも可能であり、一例として Live(ライブ)会場などで音が大きすぎるといった環境などで装着して、自分の好みの音量に変えられるといった使い方もできるとのことでした。
当日、展示機のみの撮影となっており、実機のデモはできませんでした。
早く「コントローラブル・ノイズキャンセレーション(可変ノイズキャンセリング)」を体験してみたいところです。
関連リンク
- ボーズ|研究でより良い音を:BOSE
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