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【駄耳のレビュー】北海道にくるはずが九州まで寄り道していった HIFIMAN HE – 1000V2 さんの音と声を聴いてみた ♪

総合記事

今回「Soundwave P1」というヘッドフォンプリアンプの貸し出しの世界ツアーに参加したので、この P1 で「SUSVARA」「HE – 1000V2」
との組み合わせでどんな音が聴こえるのかが気になったので、HIFIMAN JAPAN 様に貸出機をお借りしました。

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HIFIMAN HE - 1000V2

HIFIMAN HE – 1000V2

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1.長時間つけていてもそれほど苦にならない HE – 1000V2 さん

1.装着感

HIFIMAN HE - 1000V2

HIFIMAN HE – 1000V2

重量が 420g なので重い部類のヘッドフォンになります。実際に装着すると少し重さを感じますが、人間工学に基づいたヘッドバンドということもあり、一部分に負荷がかかるということはないので、長時間(約 5時間くらい)の使用でも首が疲れるということは少なかったです。

眼鏡を掛けたままの長時間使用でも、耳が痛くなるといったことがありませんでした。

イヤーパッドには、厚みがあり手前(顔側が薄く)と奥(後頭部側が厚く)で高さが違うので、音の出方が横方向よりは前方方向から鳴っているようにように聴こえてきます。

HIFIMAN HE - 1000V2

HIFIMAN HE – 1000V2

素材は、内側のポリエステル素材を外側の本革素材で覆うようなものになっており、着け心地もとても快適で蒸れにくく、夏に使用してもある程度は快適なリスニングライフを過ごせると思います。

HIFIMAN HE - 1000V2

HIFIMAN HE – 1000V2

ハウジング部分は、垂直 & 水平方向に回転する仕様なので、着けている人の顔の形に合わせて最適な角度になってくれます。そのため、顔にフィットしやすくなっています。

ヘッドバンドのスライダーは、高さは頭の大きな人でも対応できるくらいのメモリ幅があり、スライダー部の固定もカッチリしていて、顔を動かしてもズレることはありません。

HIFIMAN HE - 1000V2

HIFIMAN HE – 1000V2

このスライダーやイヤーパッドの位置ですが、適切な位置に設定しないと他のヘッドフォンより音のバランスが変わりやすいです。もし音が何かおかしいと思ったらスライダーの位置やパッドの位置を確認してみるといいと思います。

ケーブルは 3種類同梱されています。ヘッドフォン側のプラグは 2.5㎜ で、アンプ側は 6.35㎜ と 3.5㎜、4 ピン XLR プラグになっています。

なんと、まぁ、明るい音だこと HE – 1000V2 さん

2.試聴

試聴環境は以下のようになります。

Windows 10(JRIVER 24)→ USB(自作 2 又ケーブル電源外部)→ iFi – Audio micro iUSBPower → iFi – Audio Gemini Dualhead USB → iFi – Audio iPurifier 2 → DENAFRIPS ‘ARES’ R2R DAC → XLR cable(自作 Mogami)→ VIOLECTRIC HPA – V280

この機材の音の鳴り方ですが、HPA – V280 はヘッドフォンアンプの中でも基本的に鳴らせないものはないのでないかというくらいの出力パワーがあります。手持ちで鳴らしにくい T1 でも 12時くらいで鳴らしてくれます。

そこまで味付けのないモニターライクな音ですが、歯切れよく芯のある少し太めなサウンドを出すので、モニターライクな音でありつつも、聴いてて面白みがないということはありません。

空間は、左右上下ともに広く、楽器や声の定位や音の大きさが目の前に見えるくらい分離が分かりやすいです。

また、若干温かみのある音になります。ゲイン(GAIN)調節も搭載されているので、上げるとサウンドに厚みが増え迫力ある音に変わったります。また上流によって音が変化しやすいアナログアンプです。

  • ・アンバランス接続:鳴らしづらい部類のヘッドフォンです。「beyerdynamic DT 1770 PRO」や「audio – technica ATH – ADX5000」よりも若干鳴らしづらいですが、DAP やスマートフォンでも鳴らすことは可能です。ただし、スマートフォンの場合だと、出力が足りないようで、迫力などが少なく優しく鳴っているという印象でした。
  •           音は、全体的に明るく少し温かみを感じるので、音楽を楽しく聴けるリスニングタイプのヘッドフォンだと思います。
  •           解像度は、一音一音が鮮明に聴こえるほど高く、個々の音の分離と大きさが正確なので、どこで何の音が鳴っているかが分かりやすいです。例えば、中央に集まってごちゃごちゃするような楽曲でも、音が重なることが少なく楽器や声の位置が聴き取りやすいと感じました。
  •           サウンドステージは、幅は広いですが広大というほどではなく、上下もほどよい広さです。奥行き感は、イヤーパッドが斜めになってドライバーの角度が前方定位になるので、ある程度の奥行き感を感じられます。
  •           イヤーパッドが少し厚めということもあり、音の鳴る位置はステージから少し離れた場所で聴いているように聴こえます。いわゆる、ヘヴィメタル系のようなラウドな曲だと少々物足りなく感じるかもしれません。
  • ・バランス接続:バランス接続にするとサウンドステージが全体的に広くなり、解像度も上がってより音が鮮明に聴こえやすくなります。
  •         また、中音域、低音域の厚みと抑揚が増すので、音のメリハリが出ることでアンバランス接続で物足りなさを感じていた力強さが出てきて、より音楽に没入して楽しめるようになりました。
  •         さらに、中音域で凹んでるように聴こえていた音が前に出て来てくれるので、ロックやヘヴィメタルを視聴していても不満なく聴けます。
  • ・高音域:風通しの良いキレイな鳴り方で、音がすぅっと自然に抜けるような感覚があるので、少し明るく鮮やかな高域の音が聴こえてきます。耳に刺さるような音は、ほとんどの曲で感じませんでした。
  • ・中音域:歯切れよくも繊細な鳴り方をするので、若干薄めに聴こえるときもあります。一方で、各音の解像度による分離が優れているので、ヴォーカルと楽器隊が横一列の曲でも、重なり合うことがなくとても聴きやすいです。Vo.(ヴォーカル)の声は、一歩前に出ているように、リップノイズがわかるくらい細かく聴き取れました。
  • ・低音域:応答速度が速く、音の輪郭がよくわかる歯切れの良い低域で深さもあります。ただ、沈み込んだり粘りや厚みのある低域ではないので、曲やアンプの組み合わせによっては少しあっさり目に聴こえるかなという印象です。また、曲によってバスドラムのキックが強めに聴こえることもありますが、邪魔と感じるほどでもないので絶妙なバランスを取っているなと思います。

3.アンプによる変化

アンプによって変化しやすい部類なので、他のアンプとの接続を試してみました。

・Schiit Jotunheim(据え置きヘッドフォンアンプ)

音量は、12時程度まで行くかどうかなので余裕で取れます。

  • ・アンバランス接続:解像度は若干粗く感じます。サウンドステージの幅の広さは普通くらいで、奥行きもある程度あります。一方で、中低域の厚みが増すことで濃厚な音を出してくれるので、少々情熱的な感じの印象の鳴り方になります。特に全体のサウンドの残響伸びが良くなるので余韻に浸れるので、デジタル的な音というよりアナログ的な音を求めるなら相性のいい組み合わせだと思います。
  • ・バランス接続:解像度が上がり、音の見通しがアンバランスより良く、サウンドステージも広がります。中音域は前方に出てくれる感じで厚みも増え、低音域も少し下まで沈み込むような感じになります。全体的に情熱的さと激しさがあるように聴こえます。
Soundwave P1(据え置きヘッドフォンアンプ)

Soundwave P1(据え置きヘッドフォンアンプ)

・Soundwave P1(据え置きヘッドフォンアンプ)

音量は、試聴した中で一番余裕を持って取れていました。

  • ・アンバランス接続:この組み合わせで聴いてみると、透明感と解像度が上がるので細かな音までよく聴き取れます。サウンドステージは、幅も上下の高さも広く、奥行きもあるのでライブ会場で聞いているような立体的な音に聴こえます。
  •           高音域は、とても鮮明クリアな印象です。中音域は、くっきりしつつも厚みと抑揚があるので楽器の定位などがより分かりやすいです。少し響く感じがあるので、HE – 1000V2 の明るい音に艶が増すので、ピアノや女性 Vo.(ヴォーカル)ものとの相性はいいと思います。低音域は、締まりのあ感じで深さがあり、応答速度がより速く感じます。
  •           前述の通り、ピアノとの相性が良良いのでビルエヴァンス(Bill Evans)を聴くと、ピアノの音はより艶を感じさせてくれます。躍動感のある中低音域はセッションスタイルの楽曲を、よりグルーヴ感のある演奏をしているように聴こえるようになるので、他の楽曲曲を聴いてもより音楽を楽しく視聴できる聴くのが楽しくなる組み合わせです。
  • ・バランス接続:サウンドステージは広がり、中域と低域に厚みが増え、解像度も上がるので音の見通しがよくなります。

・Hiby R6(DAP)

  • ・アンバランス接続:音量は 75%くらいで鳴らせます。
  •           R6 はスッキリしたサウンドを奏でるので、全体的にさっぱりな印象です。高中音域に角がなく丸いので、女性 Vo.(ヴォーカル)を聴くと突き抜けた感と綺麗さを若干、失い、布を覆って籠っているように聴こえて来ます。逆に、低域は強めに出てきます。
  •           どの曲を聴いても、まろやかに聞こえてしまう感じで「HE – 1000V2」との相性は、それほどいい感じではないという印象を受けました。
  • ・バランス接続:バランス接続はケーブルが無かったので試せてないのです。

・RHA Dacamp L1(ポータブルヘッドフォンアンプ)

  • ・アンバランス接続:音量は、mid で 2 くらいと余裕で鳴らせます。
  •           全体的に音の締まりがありますので、ロックやメタルを聴くには相性のいい感じです。逆にジャズやクラシックだと曲によって締まり過ぎて音の伸びが減少しますので、アナログ的な響きや伸びを求める人には物足りなさを感じるかもしれません。
  •           また、消えるようなか細い音や音が消えていくときの震え等の繊細さなサウンドの表現がうまくできていないので、「Dacamp L1」での表現の限界です。
  •           ちなみに、音質の悪い曲だと粗さが出やすい印象ですが、バランス接続にすると、粗さが薄れるのでアンバランスだと「HE – 1000V2」を鳴らし切れていないのかもしれません。
  • ・バランス接続:一部のジャズやクラシックなどの楽曲で不満だった締まり過ぎの問題が、躍動感と厚みが増したことで特に不満なく聴けるようなった印象です。
  •         ただ、バランス接続でも、音が消えるようなか細い音や音が消えていくときの震え等までは、うまく表現できてないので、RHA での表現の限界というのがわかります。

・iFi – Audio iTube 2(真空管プリアンプ 兼 バッファーアンプ)

DAC とアンプの間に挟むこと響きが増しつつ艶も乗ったサウンドになります。中音域は厚みが増して低域は沈みこむ感じになり、全体的に濃厚な音に変わりますので、より甘く柔らかいアナログ的な音になります。

最近発売されている LUXMAN(ラックスマン)の真空管キットを入れてみることで変わると思いますので、真空管の味を加えたい人はこういうのを入れてみるのもいいかもしれません。

4.他ヘッドフォンの視聴比較

「HE – 1000V2」は開放型なので、「audio – technica ATH – ADX5000」と比較してみました。他にも密閉型になりますが、「MrSpeakers AEON Flow Closed Back」「beyerdynamic DT 1770 PRO」との比較も記載しておきます。

・audio – technica ATH – ADX5000

音量は「ADX5000」の方が若干取りやすいです。後は軽くて装着しても負荷が少ない!全体的にモニターライクで締まりのある音の印象です。解像度に関しては「HE – 1000V2」の方があり、各音が聴き取りやすいです。

サウンドステージの幅は「ADX5000」の方が少し広く聴こえ、上下はどちらも変わらない感じです。また、奥行きは「HE – 1000V2」の方があります。

音楽のジャンルでいうとロックやメタル寄りなら「ADX5000」、ジャズやクラシックなら「HE – 1000V2」という感じです。

後は、どちらもアンプによって味付けは可能なので、そこで自分に合った音を作り出すという手もあります。

・MrSpeakers AEON Flow Closed Back(密閉型)

応答速度では同じような速さを持っていて、歯切れのいい音です。高音域が綺麗という音の方向性では似たものがあります。「AEON Flow」から上のクラスの音を聴きたいという方には「HE – 1000V2」を一度視聴してもいいかなと思います。

・beyerdynamic DT 1770 PRO

「DT 1770 PRO」の方が、少々金属的な鳴り方と締りのある、とても綺麗な音の鳴り方をします。音は前に出てきます。味のない方向の音なので、綺麗という意味では似ていますが、鳴り方では「HE – 1000V2」の方とは真逆のモニターライクなサウンドです。音楽を楽しく聴くなら「HE – 1000V2」の方が楽しく浸れます。

5.まとめ

今回、「Soundawave P1」のためにお借りした「HE – 1000V2」ですが、P1 との相性はとても良く、この組み合わせで欲しくなりました。ただ「HE – 1000V2」は、全体的に少し明るく楽しく聴こえてしまう分、ダークな曲調の音楽とは少し相性が良くない印象がありました。それ以外の楽曲ではジャンルを選ばないという感じです。

解像度の高さや音場、定位は、価格からしても申し分なく、特に明るさという面で、他のヘッドフォンでは味わえない独特の味となっていますので、そこが気に入れば最高のヘッドフォンになると思います。

※ ご協力いただきました HIFIMAN JAPAN 様には厚く御礼を申し上げます。

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