SIMGOT EN700 PRO

【レビュー】黄猿好きが、SIMGOT の Hi – Res(ハイレゾ)対応フラッグシップモデルイヤフォン「EN700 Pro」試聴レビュー ♪ FLAC 標準対応予定の iPhone で試す!

レビュー
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SIMGOT EN700 PRO
SIMGOT EN700 PRO

SIMGOT JAPAN さんから初の 2 pin リケーブル対応した新型フラッグシップモデルとなる Hi – Res(ハイレゾ)対応イヤフォン「EN700 PRO」の試聴機をご用意いただいたので、早速レビュー ♪ iOS 11 から標準で FLAC 対応するだけに、その実力はいかに!?iPhone でもいいサウンドを鳴らしちゃいましょう!

予約は、2017年9月16日から e ☆ イヤホンなどで開始しており、発売は、2017年9月23日からとなります。価格は、約 18,000円(税込)。いわゆる、アラウンド 2万のイヤフォンとなります。なお、日本の正規代理店は、株式会社 IC – CONNECT となります。

※ なお、ご用意いただいた試聴機は日本国内向けの販売モデルになります。そのため、ケーブルは海外モデルとは異なる 8芯銀メッキ 6N – OCC 導体より線ケーブルが採用されてます。

SIMGOT EN700 PRO
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SIMGOT EN700 PRO
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SIMGOT EN700 PRO
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1.ちょっと、高級感を感じさせる化粧箱

パッケージには、Hi – Res(ハイレゾ)マークが記載され、引き抜いた化粧箱には、SIMGOT と朱雀のロゴがあしらわれています。中には、マグネットの仕込まれた革のイヤフォンケースと 2 pin の 8芯銀メッキ 6N – OCC 導体より線ケーブル、2種類のイヤーチップなどが同梱されています。実は、2 pin のケーブルの使用は初めてということもあったので、最初に接続するときは折れないかとヒヤヒヤしながら接続しました・・・。

SIMGOT EN700 PRO
SIMGOT EN700 PRO

2.待望の SIMGOT 初の 2 pin リケーブル対応フラッグシップモデル

SIMGOT は、中国のイヤフォンメーカー。従来モデルのチタン複合振動膜を採用した「EN700 BASS」をベースにブラッシュアップ。さらに、2 pin リケーブルにも対応したモデルが、この「EN700 PRO」となります。

頻繁にリケーブルする場合には、2 pin よりも MMCX 接続の方がいいという話がなんとなく理解できました。ケーブルの接続をあまり繰り返しすぎると接続部分の穴が大きくなっていかないかと心配になりますね。
ただ・・・せっかくリケーブルできるイヤフォンなのだから、リケーブルを試したくなるのが人の性・・・視聴比較用の 2 pin のケーブルが手元に無いのが残念 orz

SIMGOT EN700 PRO
SIMGOT EN700 PRO

SIMGOT EN700 PRO
SIMGOT EN700 PRO

ハウジング部には、特徴的なデザインを踏襲しつつ、左右に異なるカラーを採用しており、右にレッド、左にブルーで構成されています。なお、今後の展開として Bluetooth イヤフォンとして使用できるようにするリケーブルや USB Type – C 対応のリケーブルのリリースも予定しているとのこと。ちょうど、2017年9月19日に SHURE が、MMCX 接続の Bluetooth のケーブルを発表するなどリケーブルできる製品の Bluetooth 化するリケーブルが活況を浴びて来ていると思うので注目したいところ。

※ あっ・・・せっかくなのでバランス対応のリケーブルもリリースする予定はありませんかね?

3.サウンド

今回の視聴で使用した環境は、iPhone 7 Plus + Lightning – 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ + 「ハイレゾ再生対応 音楽プレイヤーアプリ[ NePLAYER ]」になります。

視聴楽曲は、下記になります。

いわゆる典型的なドンシャリサウンドだなというのが第 1印象!ただし、ドライバーがダイナミック 1発という構成から考えれば、かなり低域 〜 高域まで再現していると思います。
高域部分はキレの良いサウンドを奏でるため、アーティストや楽曲によって、シャリつき感を感じて耳に刺さるときがあります。主にバンドサウンドのハイハットの部分になって来ますが・・・。
一方で、Vo.(ボーカル)ラインなどの中域帯は温かみのある感じというわけでもなく、サラッとした感じになっているなという印象。
ただし、パワーのある洋楽の Vo.(ボーカル)や艶っぽさを感じさせるような女性 Vo.(ボーカル)の伸びのある余韻を楽しみたいといった方には、物足りなさを感じる可能性があると思いました。

標準で付属するイヤーチップがシリコンタイプの 2種類になるので、ComplyCrystal Tips などのウレタン系イヤーチップはもちろんですが、final や Spinfit などのシリコンイヤーチップなどでの比較も行ってみたいところですね。また、2 pin のリケーブル対応ということもあるので、リケーブル次第でもサウンドが変わると思うので試したいところですね。

SIMGOT EN700 PRO
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3.2種類のイヤーチップ(Eartips I/Eartips II)+ Comply で視聴 ♪

標準で、2種類のシリコンイヤーチップ(Eartio I、Eartip II)が付属しています。外観上、一見同じようにも見えるのですが「Eartips II」の方が耳の中に深めに入るような形状となっています。
誤って、保管中にどちらか分からなくなりそうにも思えますが、イヤーチップの耳の穴側の径が白くなっている方が、「Eartips I」になります。

なお、「EN700 PRO」には、日本語説明書は付属していないので、英語で記述されている説明を確認してみました。中国語は読めないので・・・英語で書いてあってよかった・・・。

1.EatTips I

「Eartips I」は、パワフルな中高域の周波数と高解像度と透過性が特徴のため、サウンドがクリアに聴こえるとのこと。

2.Eartips II

これに対して、「Eartips II」では、低音の強化と遮音性を高めることでリスニング時の快適性を高めています。サウンドは、ニュートラルでありながらもブーストされた低域が特徴とのこと。

3.Eartip I と Eartip II と互換性 Comply を比較してみる ♪

Eartip I と Eartip II との間でも差が出てきますが、総じてシリコンイヤーチップの特性というべきかクリアーなサウンドを奏でてくれます。ただし、遮音性という面では難がありますね。
一方の Comply Ts シリーズでは遮音性がしっかりと

1.Eartip I

Eartip I は、Eartip II よりも形状でいうと Comply の Ts シリーズのような丸みのあるような感じ。人によって耳の穴の形状は異なるため一概には言えない部分はありますが、私の耳の場合は装着感や遮音性などでは Earip II よりも劣るなと感じました。
一方で、Vo.(ボーカル)などがキレイに前に出てきて、ハイハットなどの高域のサウンドも刺さるようなところまで行くことなくクリアなサウンドを聴かせてくれます、
スネアやバスドラなどは、Eartip II よりもタイトに鳴らしてくれる印象でした。

一方の THE YELLOW MONKEY の Ba.(広瀬洋一)などの動きのあるベースの場合、奥に引っ込むのか?グルーブ感を感じさせる独特なサウンドになると一音、一音の粒だちが悪くなるかなと思いました。

では、帰国後に特に良く聴くようになった Canada のロックバンド「Nickelback」の Hi – Res(ハイレゾ)音源のアルバム「Feed the Machine」でも試聴。Vo.(ボーカル)のチャド・クルーガー(Chad Kroeger)の奥行きのあるボイスとキレのあるギターサウンドが力強く奏でてくれます。

また、スネアなどのドラムのサウンドもタイトにキレが良く鳴らしてくれます。一方のハイハットなどは張り出しが無いので耳に刺さるということも無かったので気持ちよく聴こえる感じですね。

では、女性 Vo.(ボーカル)で聴いてみた場合にはどうなるのかなと思い、劇場版の公開も予定されている「マクロス Δ」「ワルキューレ」の音源があったので比較試聴してみました。

女性 Vo.(ボーカル)やオケのサウンドが、Eartip II と比較すると前に出てくるかなという印象。その分、低音はパワフルさというよりタイトさを感じさせてくれます。
ちなみに、Vo.(ボーカル)は、奥行きや膨よかさを感じさせる奏で方というよりはサラッとした印象だなと感じました。
ちなみに、オカズというべき高域のアコースティックギターのサウンドの出方は、Eartips II の方がキレイに出ているなと感じますね。

なお、バンドサウンドではないため、イヤーチップの特性も相まって、低音の出方は引っ込みます。

2.Eartip II

イヤーチップの説明に書かれている通り、耳の奥まで入り込むような形になるため、遮音性が高まります。耳への装着感も Eartip I よりも安定感を感じます。
スネアやバスドラなどは、タイトなキレのあるサウンドというよりも奥行き感の感じるパワフルな印象。ただし、ハイハットなどの高域がキレのいい刻み方をしてくれる時もあるのですが、
楽曲によっては耳に刺さるなと感じる時がありました。特に、「歌マクロス スマホ De カルチャー」のような音ゲーを試すとプレイ中の高域が、
かなり刺さってきていたいなという感じなので要注意!

ただし、Eartip I と比較して、THE YELLOW MONKEY の Ba.(広瀬洋一)のような動きのあるベースサウンドを気持ちよく押し出してくれます。

というわけで、「Nickelback」で再度試聴してみました。
WAV 音源と FLAC の高解像度の音源の差があるとはいえ、ここで洋楽と邦楽でのミキシングなどでの明らかな違いが出てくるのでしょうか?
同じ Eartips I とも明らかに異なる印象を感じました。

まず、アップテンポなナンバーを選択した場合、Vo.(ボーカル)のチャド・クルーガー(Chad Kroeger)が少しだけ引っ込むような感じになりました。
また、ハムバッカーの歪んだギターサウンドもパワフルさを感じさせつつもバッキング部分では音像がボヤけるかなと言った印象。
一方のスネアやバスドラなどのサウンドなどはパワフルさを出してくることで、タイトさがヌケて行く感じです。こう言ったサウンドの出音になってくると好みになってくるので難しいところではありますが・・・。

また、Ba.(ベース)ラインも気持ちよくブーストしてくれるようになりました。

ただし、同じ「Nickelback」でも「Song on Fire」などの少し落ち着いたナンバーになってくるとガラリと印象が変わってきました。

導入部の Vo.(ボーカル)が奥行きのある伸びと一音一音響かせてくれるギターサウンドに圧倒されてきます。Vo.(ボーカル)と Gt.(ギター)のサウンドが前に出てくる印象になりました。
一方のスネアがパートによっては、少し引っ込む感じに聴こえてくるので、楽曲によってしっかりとトータルバランスを考慮して再現してくれているんだなと感じさせてくれますね。

なお、「Nickelback」の場合になるとハイハットのパンが振ってあるあるためか、刻んでいる際にも刺さると言ったことは起こりませんでした。
ちょうど良くキレイにハギレよく刻んでくれているなという印象です。このことからも音場自体もそこそこ広めに確保されているのだなと感じさせてくれました。

同じロックという分野でも楽曲やバンドによって聴こえ方が全然変わってくるのでイヤーピースの交換でもかなり遊べると思います。

では、Eartips I と同様に「マクロス Δ」「ワルキューレ」で試聴。

Vo(ボーカル)は、余韻を残すと言った出音というよりは、スッキリとしたサウンドでパワフルさを感じる聴こえ方になりました。
バンドサウンドではないため、ハイハットなどの高域がありません。そこで、楽曲の奥行きを持たせるためのオカズとして存在しているアコースティックギターのサウンドを聴いて見ると特に耳に刺さるいうことはありませんでした。
やはり、選ぶアーティストや楽曲によるところが多いと思われます。

また、ロックサウンドほど顕著に出るといった印象ではないですが、低音のブーストされているなとは感じます。タイトさを感じるというよりパワフルさの方が感じられる印象でした。

SIMGOT EN700 PRO
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3.Comply Ts シリーズ(準備中 m(_ _)m)

SIMGOT EN700 PRO
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EN700 PRO

  • 価格:17,800円(税込)
  • メーカー:SIMGOT
  • カラー:レッド/ブルーレッド/ブラック
  • フォームファクター:インナーイヤー型ダイナミックイヤフォン
  • ハウジング:5軸加工アルミ合金、ステンレスパウダースラッシュ
  •       無切断パイプ成形、ショットブラスト
  • ドライバー:N50 ネオジウムマグネット 10mm ダイナミックドライバー
  •       ※ 高分子チタン複合振動膜
  • 再生周波数帯域:15Hz 〜 40,000kHz
  • インピーダンス:16Ω
  • 最大入力:10mW
  • 音圧感度:≥ 101dB(at 1,000Hz)
  • 音圧感度誤差:< 1% 101dB(20μpa)
  • 左右音圧感度誤差:< 1.5dB(at 1,000Hz)
  • ケーブル:8芯銀メッキ 6N – OCC 導体より線ケーブル
  • 付属品:イヤーピース、耳栓、専用ケース、コード収納
  •     取扱説明書、VIP カード、クリーニングブラシ
  • Amazon

  • ビックカメラ.com

  • 楽天市場

※ 2017年11月11日:新たなカラーラインナップとして「ブラック & レッド」を追記しました。




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