FOCAL が、Nevada(ネバダ)州 Las Vegas(ラスベガス)で開催された「CES 2017(Consumer Technology Association)」にて、6ct(カラット)ダイヤモンドと 18ct(カラット)の純金で装飾されたヘッドフォン「UTOPIA」を展示!価格はペアで、$120,000、オプションスタンドを追加で、さらに $120,000という史上最も高価なヘッドフォンになります。
すでに紹介した、「ONKYO の20ct(カラット)ダイヤモンド H900M」の 1,000万円以上にもビックリでしたが、それを超える価格!「H900M 20ct(カラット)ダイヤモンド」は白を基調とした女性的な気品と優美さを備えた製品でしたが、こちらは黒と金を基調とし、イヤーカップに装飾された丸、三角、四角、ひし形がうまく組み合わせてデザインされることで、まるで中世の騎士、もしくは王冠のように見え、男性的な豪華さと格好良さを感じさせます。
なお、この装飾された「UTOPIA」の売り上げの一部は、脊髄性筋萎縮症 1型(筋力が低下してしまう症状)の支援をしている P’tit Louis 協会へと募金されます。
すでに販売を開始されている「FOCAL UTOPIA」は、2016年12月頃に約 563,760円でリリース!2016年12月に開催された「ポータブルオーディオフェスティバル 2016 冬 in 東京・秋葉原(ポタフェス)」でも視聴しましたが、上流のパワーが弱いと高音がシャリつくようで、他の方のお話を聞いた限り、上流選びが楽しそうな機種という話しです。
ちなみに、試しに無謀な挑戦と分かりつつも iPhone 7 直挿しでの視聴も決行!スペック的には、音量は取れると思うとスタッフに言われたものの、やはり高音域のシャリつきが凄かったです。他の中低音域は、それなりにパワフルな重厚感で鳴ってくれていましたが、とても直挿しで視聴するような価格のものではないと思います。ちなみに、その後、上流の方を据え置きヘッドフォンアンプに変えてもらうことで高音域のシャリつきも抑えられ、音色の力強さとダイナミックさが増し、「FOCAL UTOPIA」らしさが出ていました。
ただし、会場のヘッドフォンアンプでもまだパワー不足が否めない感じの鳴り方にも聴こえたので、相性の良い上流を探すのが楽しみな製品に感じます。
FOCAL UTOPIA
「FOCAL UTOPIA」は、FOCAL によってフランスで設計・製造された Hi – Fi ヘッドフォンの指標となるモデルであり、35年間のイノベーションとハイエンドスピーカードライバーとスピーカーの開発、製造の結果産み出されたハイエンドヘッドフォン。FOCAL 独自技術をふんだんに盛り込み、無比なき高純度サウンドのために印象的なリアリズムと中立性、ダイナミクス、鮮明さを体感できます。また、、世界初の 40mm 口径 M 型ピュアベリリウムのフルレンジ振動板を採用するフルオープンバックスピーカーヘッドフォンでもあります。
サウンドは、5Hz 〜 50Hz の周波数特性を達成したことによって、傑出した自然なサウンド再生とダイナミクス、アタック感などのリスニング体験を届けます。
FOCAL UTOPIA
- 価格:約 555,760円
- スピーカー:40mm ピュアベリリウム M 型ドーム
- インピーダンス:80Ω
- 感度:104dB SPL/1mW @ 1kHz
- TDH:< 0.2% @ 1kHz/100dB SPL
- 周波数特性:5Hz 〜 50kHz
- サイズ:幅 326mm
- 奥行 260mm
- 高さ 164mm
- ケーブル長:4m
- 重量:490g
- 付属品:専用キャリーケース、4m OFC ケーブル(6.35mm Neurrik ステレオジャック x 1、9.5mm セルフロックバヨネット機構付シールド Lemo コネクター x 2
関連リンク
- Focal Utopia takes the crown as world’s most expensive headphones|KitGuru:http://www.kitguru.net/peripherals/headphones/matthew-wilson/focal-utopia-takes-the-crown-as-worlds-most-expensive-headphones/
- FOCAL:http://www.focal.com/headphones/