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【トラブルシューティング】同期ファイル名とファイルの種類に適用される制限事項について

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家庭向けの OneDrive、職場または学校の OneDrive for Business、または Micrsoft 365SharePoint Online で同期するときにはファイル名とファイルの種類に適用される制限事項に関するチュートリアルになります。

同期が行えない場合などは以下の制限事項に該当しないか確認しましょう。

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制限事項

1. 無効な文字

特定の文字は、OneDrive for BusinessSharePoint Online、Windows、macOS のファイル名で利用された場合、特別な意味を持ちます。

そのため、OneDrive for Business にアップロードしようとしているファイルまたはフォルダーに以下の文字が含まれている場合はファイル名やフォルダーが同期されないことがあります。

そのため、アップロードを行う前にファイルまたはフォルダーの名前を変更の上、該当の文字の削除を行いましょう。

1. 家庭向け OneDrive、 職場または学校の OneDrive for Business、 SharePoint Point Online (Microsoft 365) のファイル名、フォルダー名に使用できない文字

“、*、:、、?、/、\、|

※ ファイル名またはフォルダー名の戦闘と末尾のスペースでは利用できません。

2. SharePoint Server 2013 の 職場または学校の OneDrive for Business のファイル名およびフォルダー名に使用できない文字

~、”、#、%、&、*、:、、?、/、\、{、|、}、.

※ ファイル名またはフォルダー名の戦闘と末尾のスペースでは利用できません。

  • ・Windows でファイルまたはフォルダーの名前を変更する場合、そのファイルまたはフォルダ-を選択して、F2 キーを押して変更できます。
  • また、Mac でファイル名またはフォルダー名を変更する場合、ファイルまたはフォルダーを選択して、”return” キーを押して変更できます。
  • ・組織によっては、名前の # および % はサポートされていない場合があります。
  • Microsoft 365 のグローバル管理者または、SharePoint 管理者の場合は、SharePoint ブログの “# と % のサポートを有効にする” を参照の上、上記の文字を許可する方法の確認を行いましょう。
  • ・Office デスクトップ win32 アプリの場合 : Backstage ビューを利用して、Office ファイルを OneDrive for Business または、SharePoint フォルダーに保存する場合、フォルダー名に ; が含まれている場合は、ファイルを保存できません。
  • ・Office 2010 を使用している場合、ファイル名とフォルダー命に “&” は使用できません

2. 無効なファイル名またはフォルダー名(OneDrive、OneDrive for Business)

以下のものはファイルまたはフォルダー名には利用できません。

.look、OCN、PRN、AUX、NUL、COMO – COM9、_vti_、desktop.ini、~、$ から始まるファイル名
  • ・”_vti_” はファイル名の任意の場所に表示が行えません。
  • ・フォルダーがライブラリーのルート レベルにある場合、”forms” はサポートされません。
  • また、チルダ (~) で始まる SharePoint Online のフォルダー名の作成は行えません。

3. 無効またはブロック対象であるファイルの種類(OneDrive、OneDrive for Business)

一時 TMP ファイルは、OneDrive および OneDrive for Business には同期されません。

また、Windows の desktop.ini や macOS の .ds_store などのローカル コンピューターで使用されるファイルは、通常同期されません。

なお、これらのファイルが移行中に OneDrive にアップロードされた場合、同期クライアントはクラウド コピーを削除し、ローカル コピーを残します。

  • ※ “desktop.ini” ファイルは、デスクトップの表示方法に関する情報が保存されているシステム ファイルになります。
  • なお、既定では非表示になっていますが、フォルダー オプションの設定が変更された場合にデスクトップ上に保存されることがあります。
  • ※ “.ds_store” は、macOS によって自動生成されるファイルでフォルダーの詳細情報が保存されているファイルになります。
  • “Desktop Service Group” の略

Outlook の .pst ファイルはサポートされます。

ただし、他の種類のファイルと比較して同期頻度が低く、ネットワーク トラフィックを減らします。

※ ユーザーがグループ ポリシーなしで PC フォルダーのバックアップを手動で有効にした場合は、.pst ファイルは既知のフォルダーの 1 つとなります。

既知のフォルダーの移動が有効でグループ ポリシー利用して構成されている場合は、.pst ファイルが移行されます。

職場または学校の OneDrive for Business のユーザーの場合は、組織の SharePoint Online のサイトで一部の種類のファイルがブロックされる場合があります。

なお、ブロックされるファイルの一覧は、管理者によって異なります。

※ セキュリティ上の理由からファイル名と拡張子の数は SharePoint Server によって使用されているか、Windows 自体に使用されているため、アップロードが行えません。

4. ネットワークまたはマップされたドライブ(OneDrive、OneDrive for Business)

OneDrive では同期場所にネットワークまたはマップされたドライブの追加は行えません。

また、シンボリック リンクまたはジャンクション ポイントを使用した同期はサポートしていません。

※ シンボリック リンクは、Linux などの UNIX 系の OS における Windows でいうショートカットのようなものであり、”ジャンクション リンク” よりも汎用性が高いリンク機能になります。

※ ジャンクション リンクは、”ソフト リンク” とも呼ばれ、NTFS の “リバース ポイント”を利用して実装されたリンク機能で、ショートカットのように別の場所にあるフォルダーへリダイレクトされるために利用されます。

5. 昇格した権限(OneDrive、OneDrive for Business)

OneDrive では昇格された特権を実行することはできません。

また、エクスプローラー内で OneDrive のメニュー項目を表示することもできません。

ただし、コンピューターごとの同期クライアントのインストールは、複数ユーザーが使用するコンピューターの場合やユーザー プロファイルから exe ファイルを実行したくない場合に役立ちます。

6. 自分と共有(OneDrive for Business)

職場または学校の OneDrive for Business のサイトから [共有アイテム] ビューにあるファイルのグループを同期することはできません。

7. OneDrive のアカウント数制限(OneDrive、OneDrive for Business)

1. アカウントの数

サインインおよび同期できるアカウント数には制限があります。

自宅アカウントの場合は、最大 10 台の各デバイスにサインインが行えます。

職場または学校用のアカウントでは、最大 9 台の各デバイスにサインインが行えます。

2. ゲスト アカウント

外部またはゲスト ユーザーを使用してコンテンツを同期することは、現時点では OneDrive ではサポートされていません。

8. 認証済みプロキシ(OneDrive、OneDrive for Business)

OneDrive for Business では、認証済みプロキシはサポートされていません。

認証済みプロキシは、 OneDrive ではサポートされていません。

9. OneNote ノートブック(OneDrive for Business)

OneNote ノートブックには、OneDrive for Business とは異なる独自の同期メカニズムが存在しているため、OneNote ノートブックを自分や他のユーザーと共有する予定がある場合、ノートブックを最初から OneDrive で作成することをオススメします。

なお、既存の OneNote ノートブックを OneDrive for Business によって同期されたフォルダーに OneNote アプリケーションを経由せずに移動させる機能は現時点ではサポートされていません。

また、OneNote ノートブックを OneDrive for Business に保存すると、そのノートブックを含むフォルダーを同期している場合、そのノートブックを Web サイトで開くためのスタブ .url ファイルが追加されます。

OneDrive for Business または、SharePoint Online に保存する場合、OneNote ノートブックの容量は 2 GB に制限されます。

10. ファイルのアップロード サイズ(OneDrive、OneDrive for Business)

ファイル サイズの制限:250 GB

注意

合計のストレージ領域ではなく、アップロードまたは同期されている個々のファイルに適用されます。

サイズが数 GB 超えるファイルの場合、Web サイト アップロード機能ではなく、OneDrive 同期クライアントを利用することをオススメします。

11. ファイル名とパスの長さ(OneDrive、OneDrive for Business)

各アプリと Office バージョンにはそれぞれの制限があるため、制限の組み合わせによってはユーザーの構成に対して固有の制限が生じる場合があります。

なお、OneDrive、職場または学校の OneDrive for Business、Microsoft 365 の SharePoint Online では、でデコードされたファイル パス全体の長さは 400 文字以内にする必要があります。

※ ファイル名を含む

なお、上記制限は、デコード後のフォルダー パスとファイル名の組み合わせに適用されます。

  • ・SharePoint のファイル URL:https://www.contoso.com/sites/marketing/documents/Shared%20Documents/Promotion/Some%20File.xlsx
  • 制限は、”sites/marketing/documents/Shared Documents/Promotion/Some File.xlsx” に適用されます。
  • ・OneDrive のファイル URL:https://contoso-my.sharepoint.com/personal/meganb_contoso%20_com/_layouts/15/onedrive.aspx?id=%2Fpersonal%2Fmeganb%5Fcontoso%5Fcom%2FDocuments%2FContracts%2FVendor%20Quotations/Some%20File.xlsx
  • 制限は、”personal/meganb_contoso_com/Documents/Contracts/Vendor Quotations/Some File.xlsx” に適用されます。

上記以外にファイルがコンピューター (Windows、Mac) に同期される場合、下記の制限が適用されます。

  • ・パスの各セグメント OS の制限により 255 文字以内にする必要があります。
  • ・OneDrive ルート フォルダーの長さとファイルの相対パス (最大 400 文字) の合計は、520 文字以内にする必要があります。
  • ※ 例:C:\users\meganb\OneDrive – Contoso
  • 組織名は、Microsoft 365 管理センターで更新が行えます。
  • ただし、既存の同期関係には反映されず、新規作成されたもののみに反映される動作になります。
  • 既存の同期関係に新しい組織名を付けるには、ユーザーが自分のアカウントのリンクを解除してから再リンクする必要があります。

なお、SharePoint Server バージョンでサポートされているファイルとパスの長さは 260 文字以下となり、Microsoft Excel および以前のバージョンの Office の場合、より小さい上限になります。

文字数の上限を超えた場合、エラーメッセージが表示されます。

12. サムネイルとプレビュー(OneDrive、OneDrive for Business)

  • ・100 MB を超える画像ではサムネイルが生成されません。
  • ・100 MB を超えるファイルについては、PDF プレビューは生成されません。

13. 同期またはコピー可能なアイテムの数(OneDrive、OneDrive for Business)

1. OneDrive

onedrive.com を利用している場合、一度にコピーできるファイル数の上限は 2,500 となります。

2. OneDrive for Business)

SharePoint Online では、ライブラリごとに 3,000 万個のドキュメントを保存できますが、パフォーマンスの向上のためにはすべてのドキュメント ライブラリで同期するファイルを 300,000 個以下にすることをオススメします。

また、ドキュメント ライブラリ内のすべてのアイテムを同期していない場合でも同期しているライブラリで 3,000 万個以上のアイテムがある場合、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。

注意

  • ・大量のファイルを一度にアップロード、ダウンロード、または移動している場合、同期プロセスを完了するまでに長時間待機することが必要になる場合があります。
  • なお、この間に [同期] アイコンを表示している、または [処理の変更] を表示しているデスクトップ アプリは、必ずしも問題を示すものではありません。
  • OneDrive のタスクバーアイコンをクリックすると、同期プロセスに含まれるコンテンツの状態を確認することができます。
  • 同期時間を短縮するために、アップロードまたはダウンロードを開始する前に、帯域幅の設定を確認し、変更することをオススメします。
  • また、どの OneDrive フォルダーをコンピューターと同期するかを選ぶ方法を確認することもできます。
  • ・Web を使用してドキュメント ライブラリを表示する場合の SharePoint の制限は他にもあり、OneDrive でのファイルの構成方法に影響を与える可能性があります。

14. Information Rights Management が有効になっているライブラリ(OneDrive for Business)

ライブラリは、同期クライアント for Windows ビルド 17.3.7294.0108 以降、または OneDrive for Mac build 18.151.0729.0014 以降で、読み取り/書き込みとして同期することができます。

15. 差分同期(OneDrive for Business)

差分同期は、新しいファイル形式である .docx、.pptx、.xlsx の Microsoft Office のファイルに対して利用できます。

なお、Office の統合の一部となるため下記の要件があります。

  • ・Office 2016 (バージョン16.0.6741.2027 以降)、OneDrive (バージョン 17.3.6386.0412 以降) を持っている必要があります。
  • ・Office 2016 MSI には、下記の更新プログラムがインストールされています。
  • 2016 年 10 月 4 日、Office 2016 用の更新プログラム (KB3118262)。
  • また、OneDrive (バージョン 17.3.6386.0412 以降) がインストールされている必要があります。
  • ・OneDrive の設定 (Windows) または、OneDrive の環境設定 (Mac) の [Office] タブで、[Office アプリケーションを同期するために Office アプリケーションを使用する] 設定が有効になっている必要があります。

※ その他の種類のファイルの場合、差分同期はグローバルに使用できます。

OneNote ファイルは含まれていません。

16. 特定の列またはメタデータを含むライブラリ(OneDrive for Business)

チェックアウト、必須、検証などの列または必須のメタデータを含むライブラリがある場合や下書きアイテムのセキュリティが編集できるユーザーのみに設定されている場合、またはライブラリのバージョンの設定でアイテムを承認できるユーザーのみに設定されている場合は、以下のようになります。

  • ・SharePoint ドキュメント ライブラリの場合、これらのアイテムは読み取り専用として同期されます。
  • ・OneDrive for Business のライブラリの場合、OneDrive for Business は同期状態の横にロック アイコンを表示し、ユーザーは前述の設定が削除されるまでライブラリを同期することができません。

17. Windows 固有の制限と限界(OneDrive for Business)

ファイル エクスプローラーには、同期しているライブラリのサイト ライブラリの名前とサイト名の組み合わせの最初の 35 文字が表示されます。

なお、これらのアイテムを同期する機能には影響しません。

ローミング、必須および一時的な Windiows プロファイルはサポートされません。

OneDrive 同期クライアントは、OneDrive アプリケーション ディレクトリに書き込むことができるユーザーのみをサポートします。

さらに、OneDrive 同期クライアントは、下記の仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) 環境でのみサポートされます。

  • ・セッション間で持続する仮想デスクトップ
  • ・Windows Virtual Desktop プレビューを使用する非永続的な環境
  • ・FSLogix Apps 2.8 以降、FSLogix Office 365 コンテナー、Microsoft 365 サブスクリプションがある非永続的な環境。

また、同期クライアントを設計どおりに動作させるには、下記の要件を満たしている必要があります。

  • ・アプリケーションはローカル コンピューターにインストールされている必要があります。
  • ・ユーザーはユーザー プロファイルに書き込むことができる必要があります。
  • ・ユーザー プロファイルに書き込まれたデータは、ローカルのハードディスクに保存し、ネットワーク接続なしで使用できるようにする必要があります。
  • ・フォルダーで SetCaseSensitiveInfo 設定を有効にすることはできません。

※ OneDrive ファイル オンデマンドは、Windows 10 2017 Fall Creators Update 以降のバージョン、Windows Server 2019 以降のバージョン、または macOS 10.14 Mojave 以降でサポートされています。

17. Windows 固有の制限と限界(OneDrive、OneDrive for Business)

大文字小文字を区別した形式のディスク ボリュームはサポートされていません。

※ 無効な文字の制限は、macOS にも適用されます。

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