先日、Mac のセキュリティについてご紹介しましたが、言っているそばから出ました。また、お馴染みのマルウェアです。とは言っても、今回、感染された方々は Apple 本社の人間。全国のニュースでも Apple が攻撃されたと話題になったかと思います。顧客データどについては影響がなかったようですが・・・。
実際の感染元となった場所は、 iOS アプリ開発者向けフォーラム「iPhoneDev SDX」というサイト。このサイトが改ざんされ、不正なスクリプトを挿入されていたことが原因でした。いわゆる Web ブラウザ用の Java プラグインの脆弱性を狙った典型的なパターンです。感染元のサイトの性質から一般的なユーザーがアクセスするようなサイトではありませんが、これだけ話題になればウィルス制作者側からは作り甲斐があるというものです。こういった要因も重なり、今年もマルウェアの出現が多くなりそうですので、セキュリティ意識は高めに考えておいた方がいいです。
もちろん、このサイトでは iTunes などの情報も載せることはありますので、Windows ユーザーも多いかと思います。リスクで言えば、Windows の方が圧倒的に高いので、自分はかかったことがないからなど関係ない等思わないようにしましょう。一般販売されているセキュリティ対策ソフトについては、個別に触れる予定ではあります。ただ、購入する際の指標としてユーザーの満足度から見てみるのはいかがでしょうか?
今回は。昨年アスキー総合研究所がウィルス対策アプリの満足度が発表していますので、そちらを参考にしたいと思います。ただ、Mac 版は Windows 版と異なり機能が違ったり、対応していなかったりするので購入の際は対応しているかもちゃんと確認しましょう。
ウィルス対策アプリの総合満足度
1位 |
|
91.0 |
---|---|---|
2位 |
|
74.0 |
3位 |
|
72.6 |
4位 |
|
68.8 |
5位 |
|
68.6 |
6位 |
|
67.3 |
判定内容は、動作の軽さ、セキュリティ性能、コストパフォーマンス、サポートなど12項目から評価されています。総合評価では、1位に動作が軽いことで有名な「ESET」が高い満足度を誇っています。「ESET」は、Mac 版「ESET Cyber Security Pro」をリリースしています。また、「Norton」や「Kaspersky」はもちろん、「ウィルスバスター」、「McAfee」などもありますので、こういった指標を参考にするのも面白いのではないでしょうか?
セキュリティソフトについては、いずれ別途機会を用意して個別にご紹介しようとは思っております。お楽しみに!
Regards, XELLOSS
関連リンク