Mac mini(Late, 2014)Architecture

【Mac mini】Mac mini(Late, 2014)Architecture

特集
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Mac mini(Late, 2014)Architecture

 
 今回は、Mac mini(Late, 2014)の内部構造について焦点を当てて見て行きたいと思います。
 

1.第4世代 CPU(Haswell Refresh)搭載へ

 
 Mac mini(Late, 2014)の CPU には、第4世代 CPU(Haswell Refresh)が搭載され、より省電力性能に優れたものとなっています。
 

1.下位モデル

 
 Mac mini(Late, 2014)の最大の特徴は、外観は変わらずに内部の CPU を第4世代 Core i プロセッサー「Haswell Refresh」へ移行しています。下位モデルは「Core i5 4260U」プロセッサーは、デュアルコアになっており最大4スレッドによる同時並行処理が可能です。また、定格動作周波数は 1.4GHz ではありつつも「Turbo Boost」機能を備えているので、最大 2.5GHz で動作します。ちなみに、デュアルコアで共有される容量 3MB のキャッシュメモリを内蔵しています。
 
 GPU には、「Intel HD Graphics 5000」を搭載しており、こちらも定格動作時は 200MHz 動作ですが「Turbo Boost」時には最大 1 GHz まで加速されます。
 

2.中間モデル

 
 中間モデルでは、「Core i5 4278U」を搭載しています。こちらもデュアルコアの最大 4スレッドでの同時並行処理が可能です。定格動作周波数は、2.6GHz、「Turbo Boost」機能動作時に最大 3.1GHz で動作します。こちらも共有されるキャッシュメモリの容量は 3MB となっています。
 

 
 GPU には、「Intel Iris Graphics」を搭載しています。なお、こちらも定格動作時は 200MHz 動作にですが「Turbo Boost」時には最大 1.1 GHz まで加速されます。
 

3.上位モデル

 
 これまでのモデルと異なるのが上位モデルになります。Mac mini(Late, 2014)では、CPU にクアッドコアを搭載したモデルが廃止され、「Core i5 4308U」を搭載しています。この CPU もデュアルコアで最大4スレッドでの同時並行処理ができます。定格動作周波数は、2.8 GHz となっており、「Turbo Boost」時には、最大3.3GHz で動作します。
 
 GPU は、「Intel Iris Graphics」が搭載され、定格動作 200MHz の「Turbo Boost」時には最大1.2 GHz で動作します。
 

4.CTO モデル

 
 なお、CTO を利用すれば、中間モデルと上位モデルの CPU を「Core i7 4578U」に上げることもできます。こちらの CPU もデュアルコアの最大 4スレッドの同時並行処理が可能です。定格動作周波数も 3GHz となっており、「Turbo Boost」時には、最大3.5GHz で動作します。
 
 GPU には、上位モデルと変わらず「Intel Iris Graphics」が搭載され、定格動作 200MHz の「Turbo Boost」時には最大1.2 GHz で動作します。
 

2.統合型 GPU も進化!

 
 第3世代の「Ivy Bridge」に搭載されていた「Intel Graphics 4000」と比較して、Mac mini(Late, 2014)では最大で 90% 近くも高速化しています。
 

Mac mini(Late, 2014)Architecture

 

3.メインメモリ(RAM)の増設は不可能に!

 
 従来モデルと大幅に変更されたのがメインメモリ(RAM)です。従来までは、裏蓋を開けて自分でメモリの増設を行うことが可能でした。しかし、Mac mini(Late, 2014)からは、MacBook AirMacBook Pro with Retina Display などと同じようにロジックボード本体にハンダ付けされる仕様になっています。このため、増設が不可能になっているので購入前に CTO でカスタマイズしておくなどの判断が迫られます。
 
 CTO でカスタマイズを行えば、全モデルともに最大で 16GB まで増設が可能です。ちなみに、メインメモリの製造元は Samsung のようです。
 

Mac mini(Late, 2014)Architecture

 

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3.ストレージ

 
 こちらもメインメモリと同様に影響を受けているものになります。従来モデルと異なり、裏蓋を開けることが困難になっています。もし、開ける場合には底面カバーをキズが付かないようにヘラのようなもので開け、さらに内蓋を「TR6 Torx Security」という特殊なネジ3本を外す必要があります。そのため、星形の特殊なドライバーが必要になります。
 
 その上、ストレージを交換しようとした場合、ほぼ完全に分解する必要があるのでリスクを考えると非常に困難なものとなっています。こちらも購入前に CTO などでカスタマイズした方が無難と言えます。あくまで、自分で交換すると言う場合には自己責任でお願いします。ちなみに、HDD は HGST 製のようです。
 

Mac mini(Late, 2014)Architecture

 

1.下位モデル

 
 標準で搭載されているのは、SATA (シリアル ATA)接続の 500GB HDD です。CTO で 1TB Fusion Drive に変更することが可能です。
 

2.中間モデル

 
 標準搭載には、SATA(シリアル ATA)接続の 1TB HDD。こちらも CTO で 1TB Fusion Drive もしくは PCIe 接続の 256GB SSD に変更が可能です。
 

3.上位モデル

 
 もっとも CTO でバリエーション豊富なのが上位モデルです。標準に 1TB Fusion Drive を搭載。CTO で PCIe 接続の 256GB SSD/512GB SSD/1TB SSD への変更が可能です。
 

Mac mini(Late, 2014)Architecture

 

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5.IEEE 802.11ac 対応

 
 無線 LAN では、最新の IEEE 802.11ac に対応する AirMac(無線通信機能)と Bluetooth 4.0 が統合された無線モジュールが搭載されています。これによって、最新の AirMac Extreme を利用した最大 1.3Gbps の高速ワイヤレス通信が可能になっています。また、Bluetooth 4.0 は省電力通信規格のローエナジー(BLE)をサポートしているため、OS X YosemiteiOS 8 から搭載された「ハンドオフ」機能をシームレスに連携させます。ちなみに、AirMac のチップは、ブロードコム製の「BCIM 4360KML1G」のようです。
 

関連リンク

 

 


 

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