Apple()ロゴ

【Apple】デザインからみる Apple の歴史 ①【ロゴ編】

特集
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一度、倒産しかけた Apple という企業が、時価総額世界第 1 位という座に上りつめたものの 2013年3月時点では、株価も $ 430 前後と低迷していっており、CEO の Tim Cook もこの状況に対して危機感は持っているらしいですが・・・。

そもそも「$ 700 を超えていたことがバブルだっただけなのではないか?」とも思っていたりします。

それはともかく、今回は Apple という企業を別の視点から見てみましょう。

Apple といえば、ご存知のように非常にデザインに対して力を入れている企業です。

そのこだわり方は、Mac の基盤設計などを含めた見えない細部の領域までおよぶとまで言われているほどです。

ただし、デザインを優先するがあまりにレガシーなインターフェースを切り捨てるといった傲慢とまで思われることを躊躇なく行うことがあります。

あげくに、使い勝手の悪い形状のマウスを出しているなんてこともあったり・・・(笑)

そんな Apple という企業の歴史をロゴデザインという側面から振り返ってみましょう。

まずは、お馴染みともなった Apple()のロゴマークを見ていきましょう。 

今や Apple()のロゴと言えば、「かじったリンゴマーク!」と誰から見ても一目で分かるものになっています。

企業ロゴというものは、ブランド価値を創り出す上で非常に重要なものとなっていますが、Apple では過去に数回に渡って大幅なデザイン変更を行なっていたりします。

1976

Apple()ロゴ
Apple()ロゴ

上のロゴは、1976 年の Apple 設立当初のロゴ。

描かれているのは、リンゴの木の下で座って読書するアイザック・ニュートン。

版画調のデザインを採用していたものの絵柄が複雑だったりしたことから 1 年も経たないうちに変更されたと言われています。

このロゴは Apple 好きの方ならよく知られているロゴだと思います。

1976 〜 1998

Apple Computer Rainbow Logo
Apple Computer Rainbow Logo

そして、その後正式採用され、長期にわたって利用されたのが、上のカラフルなレインボーロゴ。

このロゴでは、6 色のレインボーカラーが Apple Ⅱ の基本表示色を示していると言われいます。

また、かじった跡はコンピューターの記録単位である「byte」と当時の同社のスローガンである「Byte into an Apple」に「bite(かじる)」をかけたものと言われてきました。

※ その後、2011年に、このロゴデザインを担当した Rob Janoff(ロブ・ヤノフ)というデザイナーによれば、そもそも「byte」という単位自体を知らなかった上に、6 色のレインボーカラーにも特に意味はなかったらしいです・・・。

このレインボーロゴは、1998 年までもの長い間使用され続けられました。

※ この象徴的なレインボーカラーは長年利用されることはありませんでしたが、Tim Cook(ティム・クック)が LGBT であることをカミングアウトした翌年あたりから Apple Watch のバンドのカラーラインナップに毎年のように「Pride Edition」として限定販売されるようになっています。

1998 〜 2000

Apple()ロゴ
Apple()ロゴ

長年使われてきたレインボーロゴは、Steve Jobs の復帰した翌年の 1998年に登場した初代 iMac のリリース頃頃に単色のロゴへと変更されました。

ただし、単色のロゴ自体は製品パッケージなどでは使用されていたため初めて採用されたものというわけではありませんでした。

この単色ロゴは、製品のカラーなどに応じて異なる色の Apple()マークとなっています。

近年は、フラットでシンプルな単色ロゴを製品や化粧箱に採用することが当たり前になっていますね。

2001 〜 2007

Apple()ロゴ
Apple()ロゴ

2001 年の OS X の正式リリースに合わせて登場したのが、立体感のある「Aqua」テーマに合わせたかのような上記のロゴ。

同じ単色ではあるもののガラスのような質感を持たせたものになっていました。

2007 〜 2012

Apple()ロゴ
Apple()ロゴ

2003 年には、OS X 10.3 Panther から採用されたメタル調のインターフェースデザインを一部で採り入れるようになり、2007 年の OS X 10.5 Leopard から全面的に採用されるようになったロゴ。

アルミニウム製のプロダクトを意識したようなものメタリックなロゴになっています。

このロゴは、かつでの iOSiPhoneiPadiPod touch)デバイスの起動時にお馴染みのロゴでした。

Apple() ロゴは基本形状は変わらないものの時代とともに、そのテクスチャーやカラーリングを変えていっています。

普段、何気なく見ている企業ロゴのデザインを深掘りしてくと面白いかもしれませんね。

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