【トラブルシューティング】iCloud とは?

トラブルシューティング(クラウド サービス)
0 0
Read Time:2 Minute, 56 Second

iCloud

iPhone 4S および iOS 5 のリリースとほぼ同時にサービスインした iCloud を大まかな機能をチェックしていきましょう。

  • iCloud の前身で Apple の個人向け有料クラウドサービス。
  •  ※ 対応デバイス:Mac、Windows PC、iPhoneiPad
  • ・プッシュ型のメール(@mac.com)、カレンダー(iCal®)、連絡先、写真を閲覧・共有可能な Gallery、書類をオンラインで保管、やりとり可能な iDisk
  • ・20 GB ストレージ付き単独アカウントが 9,800 円(税込)、20 GB ストレージ付きマスターアカウント 1 つと 5 GB ストレージ付きサブアカウント 4 つが含まれるファミリーパックが、15,600 円(税込)。
  • ・iPhone を探す(Find My iPhone)、どこでも My Mac(Back to My Mac)




メール/連絡先/カレンダー Safari

「システム環境設定」に既存の iCloud アカウント(Apple ID)でログインすることでメール(@icloud.com、@me.com など)やカレンダー、連絡先を自動的に同期できます。

さらに、iCloud の設定内でブックマークにチェックを入れることで、Web ブラウザー(Safari、Google Chrome、Internet Explorer、Firefox など)のブックマークの同期が可能になります。

iOS デバイス(iPhoneiPad)での同期設定も「設定」>「iCloud」をタップし、iCloud アカウント(Apple ID)でログインするだけで自動的に同期を行います。

なお、Windows Vista 以降の Windows PC では iCloud コントロールパネルをインストールし、一部機能の設定を行うことが可能になります。

My Photo Stream(自分のフォトストリーム)

Photostream

従来、iOS デバイス(iPhoneiPad)などで撮影した写真は iPhoto などのアプリケーション経由で同期して取り込む必要があるなどのひと手間がありました。

My Photo Stream(自分のフォトストリーム)の機能を利用すれば、iCloud 経由で同期が行えます。

※ 自動同期される写真は、直近 30 日間の 1,000 枚までの写真になります。

  また、1,000 枚になった場合、古いものから順番に削除されていく仕様になります。

  デバイス内に保存しておきたい場合、事前に該当の写真を Mac、Windows PC 上に DL(ダウンロード)しておきましょう。

Document in the Cloud

Document in the Mac

Pages、Numbers、Keynote などの対応アプリで作成した書類や文書データなどのファイルを「Document in the Cloud」を通して、コンピュータ(Mac、Windows PC)から該当のファイルの DL(ダウンロード)を行ったり、作成・編集した該当のファイルをアップロードして iOS デバイス(iPhoneiPad)で開くことが可能です。

Find iPhone

 そして、iCloud で唯一、Mac だけの機能で用意されているのが、「どこでも My Mac」です。MobileMe 時代からあった機能で、自宅の Mac などをインターネットを介して別の Mac で制御できるようになっています。フォイル共有だけでなく、画面共有を行った遠隔操作も可能です。VNC など他にも遠隔操作を行うなどの方法がありますが、ルーター側で設定する必要があるなど事前の設定が必要ですので、初心者には敷居が高いところがあります。しかし、iCloud の「どこでも My Mac」の機能であれば、比較的容易に遠隔操作が可能になっています。

 また、「iPhone を探す」機能には「Mac を探す」機能が付加されており、自分の Mac の場所の確認が可能です。ただし、Mac 自体には GPS 機能がついていません。そのため、iPad Wi-Fi モデルや iPod touch と同様に接続されている場所のアクセスポイントからおおよその位置を把握しているだけですのでご注意ください。

iTunes in the Cloud iTunes in the Cloud iBooks

そして、iTunes も iTunes in the CloudiTunes Match の機能が追加されています(ただし、iTunes Match は日本未対応)。iTunes in the Cloud は、iCloud のサービスイン当初は日本での利用には機能が限定されていましたが、現在では iTunes Store や App Store で購入した音楽やアプリ、映画などのコンテンツの再ダウンロードが可能になっています。サービスイン当初は、映画や音楽の再ダウンロードができず、機能が限定されていました。しかし、2012年2月から音楽の再ダウンロードが可能になりました。以前、購入した曲を Mac を初期化した時に失ってしまいましたが、再ダウンロードできたことを良く覚えています。一方、後者の iTunes Match は、iTunes 11 のリリースと共にサービスが開始されるのではないかと思われていましたが、現在も未対応になっています。このサービスは、自分が持っている iTunes Store で購入した楽曲を iCloud 上にアップロードして悪寒できる機能です。また、同じ曲が iTunes Store で販売されている場合は、その曲の無料ダウンロード権が自動で付与されるものになっています。ただし、この iTunes Match は月額課金(米国:24.99$)のサービスになっています。ユーザーにとっては、画期的なサービスであるものの音楽の著作権関連の関係が複雑な日本では、当面難しいと思われます。

さらに、今までは PC などの母艦でしか取れなかった iOS デバイスのバックアップが、Wi-Fi 環境さえ用意すれば iCloud に毎日自動的に作るようになってくれました。これまで、PC がなければ、復元ができなかったという制限を取り除いてくれています。ただ、個人的には母艦である PC にバックアップを取っておく方が安心して利用できるかなと思います。

Backup

 今回は、iCloud の機能について触れてみました。今回は、おおまかな機能だけに触れて行きましたが、iCloud は能動的に使うことで様々な利用価値があります。そんな様々な iCloud の友好的な利用方法については、また別の機会にご紹介したいと思います。

iCloud

  • iCloud.com よりメール(@icloud.com、@me.com、@mac.com)、連絡先、カレンダー、iPhone を探す(Find My iPhone)、iWorks の書類データ、メモ、リマインダー、iCloud Drive、iCloud Photo Library アクセス可能。
  • ・My Photo Stream(自分のフォトストリーム):iPhoneiPadiPod touch で最近撮影した写真や Mac、Windows PC からアップロードされた写真の閲覧が可能な機能。
  • ・iCloud 写真:「写真」App と連係して写真やビデオを iCloud に保存し、iPhoneiPadiPod touchMacApple TViCloud.com から常に最新の写真やビデオの閲覧の行える機能。
  • ・iCloud 用の Pages、Numbers、Keynote
  • ・iCloud Drive
  • ・MailDrop
  • ・iCloud バックアップ
  • ・iCloud タブ
  • ・iCloud キーチェーン
  • ・ファミリー共有
  • ・iTunes in the Cloud:購入済みのコンテンツ(楽曲や映画、書籍コンテンツ、アプリケーション)の DL(ダウンロード)のほか、App Store でのチェック履歴の共有が可能。
  • ・iTunes Match:ユーザーの Apple Music App(Mac)または iTunes for Windows から「ミュージックライブラリ」をアップロードし、「ライブラリを同期」が有効になっているすべてのデバイスで「ミュージックライブラリ」へアクセスできるようになります。
  •  ※ 年額 3,980 円

関連リンク

Happy
Happy
0 %
Sad
Sad
0 %
Excited
Excited
0 %
Sleepy
Sleepy
0 %
Angry
Angry
0 %
Surprise
Surprise
0 %

Average Rating

5 Star
0%
4 Star
0%
3 Star
0%
2 Star
0%
1 Star
0%

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください