Microsoft から、2019年8月2日に発売した「Microsoft Pro IntelliMouse(以下、Pro IntelliMouse)」を一週間ほどいじる機会に巡り合えたので、使ってみた感想を書いていこうと思います。
今回、感想を書くマウスは、「Microsoft Pro IntelliMouse シャドウ ブラック NGX – 00018」になります。価格は約 7,180円。

1.往年の名機の復刻ゲーミングマウス「Pro IntelliMouse」
「Pro IntelliMouse」は、2002 年に発売された「IntelliMouse Explorer 3.0」を復刻させたマウスです。一応、復刻版として 2018 年に「Classic IntelliMouse」が発売されていますが、ゲームでの利用を想定してない仕様だったので、ゲーミングマウスとしての評価はそれほど良くありませんでした。そのため、ゲーミングマウスとしてセンサーなどを新しくした「Pro IntelliMouse」が発売されました。
形状は、かぶせ持ちに適したエルゴノミクスデザインとなっています。左側から右側にかけて沈みこむようなデザインで、右側は薬指・小指の配置に沿って窪みがあります。

両サイドの素材はサラサラした質感のラバー加工で滑りにくくなっていて、実際使っていても実感できるほど滑り止めの効果がありました。中央部分の質感は、テカリがあり滑りやすくなっていますので持ち方によって滑りやすく感じます。

ボタン数は中央に 3 つ、左側 2 つの計 5 つで、メインスイッチはセパレートタイプになっています。サイドボタンは突起があるので指で触れた際でもボタンの位置がわかりやすくなっています。メインもサイドのボタンを押した時の感触は、しっかりとカチッとしたクリック感が得られます。

スクロールホイールは、カチカチとなるノッチ式でノッチの感触をしっかり感じられるタイプです。また、チルト機能が省かれているので、ホイールが誤作動を起こす心配はないです。

ケーブルは布製タイプの編成ケーブルになっていて、しなやさかがあります。

2.新設計した高性度センサーを搭載
「Pro IntelliMouse」は、搭載センサーにMicrosoft 専用に調整した「PixArt PAW 3389 Pro – MS」 トラッキングセンサーを搭載しています。それによりトラッキングスピード最大 400 IPS(Inch Per Second)、最大加速度 50G、解像度最高 16,000 DPI(Dot per inch)、リフレッシュレート最高 12,000 fps の高スペックを実現しています。

3.少々大きめのマウスサイズ
本体サイズは、幅 約 69 mm x 奥行 約 132 mm x 高さ 約 43mm とマウスの中でも大型ですので、女性の方だと大きすぎる可能性があります。重さも約 104g とマウスにしては重めになっています。
他マウスとの大きさの比較です。左から「Logitech G502」、「Pro IntelliMouse」、「Surface マウス」になります。「Pro IntelliMouse」の方が他マウスより一回り大きいですね。

高さも「Pro IntelliMouse」が一番高いです。

4.かぶせ持ちに適したエルゴノミクスデザインの元祖
かぶせ持ちの元祖ともいえる「IntelliMouse Explorer」の後継機とあってかぶせ持ちとの相性は抜群です。特に右サイドが薬指に沿うようにくぼみ具合が調節されたデザインと、持ったときに全指の位置をしっくりくるように誘導してくれるデザイン形状になっています。
かぶせ持ちの操作は、重さが約 104g もあるにもかかわらず薬指の引っ掛かる仕様によって持ち上げての操作が簡単にできます。
つかみ持ちでは、マウスの大きさもあり奥側に配置されているスイッチに指が届きずらかったのと、マウスの重量をもろに指先にきてしまうので、マウスを持ち上げる動作は遅くなります。
つまみ持ちは、マウスの大きさもあり掌が滑ってずれ易い感じでした。この点に関しては手の大きさもあるので、ユーザー次第という感じです。
5.専用アプリケーション「Microsoft マウスキーボードセンター」
専用アプリケーション「Microsoft マウスキーボードセンター」で、マウスの設定をいじることができます。設定の変更が可能なメニューは、マウスの後部の LED カラー変更、各ボタンの機能設定、マクロ設定、DPI 変更、マウスパッド表面からセンサーが反応する高さリフトオフディスタンス(LoD)の調整、直線補正の切り替え、ポーリングレートの変更等と多岐に渡ります。


専用アプリケーションでは、最高解像度 16,000 DPI を 50 刻みで調節可能となっており、マウスパッドとの最適化を図るキャリブレーションやリフトオフディスタンスもいじれます。リフトオフディスタンス(LoD)を調節できるのは素晴らしいです。
リフトオフディスタンス(LoD)というのは、マウスを持ち上げたときにセンサーの反応が途絶える距離のことをいいます。この距離が長いと、マウスを持ち上げてから移動するときに無駄なカーソルの動きが発生するので、ゲームをプレイするときに不利になります。

6.使い勝手のいい「Pro IntelliMouse」
サイズは大きいがゲーミングマウス以外としても使い勝手がなかなか良かったです。持ち方がかぶせ持ちの方にはお勧めできるゲーミングマウスだと思います。
おすすめ度:[star rate=”4.0″]
Microsoft Pro IntelliMouse
- 価格:約 7,138円
- スクロール:垂直スクロール
- ボタン:左クリックと右クリック、スクロールホイールボタンを含む 5 つのボタン
- ※ そのうち 3 つはカスタマイズ可能
- インターフェース:USB 2.0 最高速度対応
- マウスレポートレート:毎秒 1,000 レポート、MKC をインストールした状態でユーザー設定可能
- トラッキングテクノロジー:PixArt PAW3389PRO – MS
- トラッキング速度:毎秒 最大 400 inch(10,160mm)
- DPI:DPI 範囲は、最大 16,000 まで調整可能
- 互換性:Windows 7、Windows 8.1
- Windows 10 Home、Windows 10 Pro
- Windows 10 S
- ※ Windows 10 S ではボタンのカスタマイズがサポートされていません
- サイズ:幅 約 69.00 mm
- 奥行 約 132.00 mm
- 高さ 約 43.00 mm
- 重量:約 140 g
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