株式会社ワコムは、Full HD(1,920 x 1,080)のディプレイ解像度を搭載した 15.6 inch 液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq 16」を 2019年1月11日にリリースすることを発表しました。価格は、73,224円(税込)となります。
1.解像度やスペックの一部を制限することで価格を抑え販売
今まで液晶ペンタブレットの「Cintiq シリーズ」では、プロ・ハイアマチュア向けの製品となり価格帯も高めに設定されていましたが、今回は、もっと多くの人に気軽に描いてもらおうと、ペンの描き心地性能は「Cintiq Pro シリーズ」のWacom Pro Pen 2 の性能(筆圧:8,192 段階、傾き検出:± 60 レベル)を付属させつつも、解像度やスペックの一部を制限することでエントリー価格帯で出せるようになったようです。
では、どのような制限があるのか、「Wacom Cintiq Pro 16」と比較して、違いを確認していきましょう。
1.Wacom Cintiq Pro 16 との変更点
- ・画面解像度が、「Wacom Cintiq Pro 16」の 3,840 x 2,160pxから 1,920 x 1,080pxに変更。
- ・色域が、72% NTSC(CIE1931)Typical となっており、Adobe RGB のカバー率が不明。
- ・最大輝度が若干下がっている。
- ・解像度が下がった分、画素ピッチが少し粗くなった。
- ・ケーブル接続が、USB Type™ – C から三分岐ケーブル(HDMI、USB – A、電源)に変更。
- ・ペンホルダーが左右どちらでも取り付けが可能。
- ・視差を軽減するダイレクトボンディング技術に対応していない
- ・タッチ入力が対応なしへと変更。
- ・外寸や厚みが「Wacom Cintiq Pro 16」より約 1cm ほど増した。
- ・重量が、約 0.4g 増した。
2.Wacom Cintiq Pro 16 と変更のない点
- ・Wacom Pro Pen 2 の性能のまま(筆圧:8,192段階、傾き検出:± 60レベル)
- ・ディスプレイの加工は、AG フィルムディスプレイのまま。
2.まとめ
変更点をずらっと書いてみましたが、ペン先と画面の視差を軽減する「ダイレクトボンディング技術」に対応してないので、若干、視差(ペン先とポインターのズレ)が「Wacom Cintiq Pro 16」と比較して、若干発生発しやすくなっていると思います。
他に接続は、三分岐ケーブル(HDMI、USB – A、電源)となるので接触部分が気になりましたが、画像を見るとと後ろ側に蓋を閉めて内蔵するタイプになっていたので、「Cintiq 13HD(2016)」のような接触不良が起こりにくくなるかなと思います。
しかし、価格が「Wacom Cintiq Pro 16」から比べても半分以上の 73,224円(税込)で販売してくるとは予想外でしたが、近年の中華系液晶タブレットの性能も上がってきたので、それの対抗策として出してきたという感じでしょうか?発売するまで楽しみですね。
1.Wacom Cintiq 16 限定下取りキャッシュバックキャンペーン開始!
ただいま、Wacom Store(ワコムストア)で「Wacom Cintiq 16」を買った方限定で、2019年1月8日(火)の予約開始から 2019年3月31日(日)の期間中に「下取りキャッシュバックキャンペーン」を開催しています。
下取りはメーカーや機種関係なく液晶ペンタブレット、もしくはペンタブレットを下取りに出すことで、8,000円のキャッシュバックが貰えます。
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関連リンク
- ・下取りキャッシュバックキャンペーン/ワコムストア:https://store.wacom.jp/campaign/shitadori/
- ・Wacom Cintiq 16(DTK1660K0D)|ワコムストア|Wacom:https://store.wacom.jp/products/detail.php?product_id=4197
- ・ペンタブレット、液晶ペンタブレット|ワコム公式ストア|Wacom:https://store.wacom.jp