無線 LAN 機能を内蔵した SDHC カードの「Eye-Fi Pro X2」。外観は、一般的な SD カードと変わりなくデジタルカメラや SD カードスロットにセットできます。前述の通り、内蔵した無線 LAN 機能を使用すれば、SD カード内に記録した画像を無線 LAN 経由でワイヤレス転送して、オンラインフォトストレージに保存しておくことが可能です。
1.スピードクラス「Class 10」対応のワイヤレス転送
1.無線 LAN 環境の無い場所でも転送可能にする「ダイレクトモード」
「Eye-Fi Pro X2」を購入するからには、最大の特徴となる内蔵無線 LAN 機能。無線 LAN 環境の無い場所でも利用できる「ダイレクトモード」を利用すれば、デジタルカメラで撮影した高画質の画像や動画を iPhone や Android などのスマートフォン、iPad、Android などのタブレット、PC、オンラインストレージに転送が可能です。
.2.ネットワークを通じて、自宅の PC やオンラインストレージに画像をアップロード
従来の「Eye-Fi シリーズ」と同様にインターネット接続が可能な無線 LAN 環境を設定することで、自宅の PC やオンラインストレージに画像をアップロードさせておくことができます。
2.設定専用アプリケーション「Eye-Fi Center」
設定には、専用アプリケーション「Eye-Fi Center」のインストールが必要になります。対応 OS は、Mac OS X 10.5 以降/Windows 7/Windows Vista/Windows XP となっています。初回の利用時に「Eye-Fi Pro X2」のメモリ内に「Eye-Fi Center」が内蔵されているので、「Eye-Fi Pro X2」を接続することでのインストールも可能です。もちろん、「Eye-Fi」の公式 Web サイトから無料で DL もできます。
「Eye-Fi Center」のインストールを行って、使用する「Eye-Fi カード」をコンピューターへ接続します。その後は、接続する無線 LAN や「ダイレクトモード」の利用、PC へのダウンロード/アップロードしたいものをオンラインアルバムに設定するだけです。その後は、「Eye-Fi カード」をカメラに搭載して撮影すれば、設定に従って写真が自動的に転送されるようになります。
3.RAW 形式ファイルとジオタグ機能対応
「Eye-Fi Pro X2」は、デジタル一眼レフなどでお馴染みの RAW 形式データにも対応しておりアップロードも可能です。iPhone などの GPS を使用したジオタグ機能と同様に市街地に飛ぶ Wi-Fi の情報データを元にしてジオタグを付けることができます。さらに、このジオタグデータを元に都市名や国などの情報から写真の検索を行うこともできます。
4.総評
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従来のモデルまでは、ストレージ容量が最大 8GB となっていたので、一眼レフなどの 1枚でも約 20MB 近い RAW データの保存には容量不足が否めませんでした。その問題も現行機種では 16GB に増えたので容量不足の心配も減っています。ただし、「ダイレクトモード」で利用する場合、大量の RAW データを Eye-Fi 経由で PC などへ移動すると、時間がかかるのでオススメはしません。直接取り込みを行なった方が早いです。とはいえ、JPEG などの軽い写真程度なら、バッテリーの消費も気になる程のものでは無いとのことなので写真の取り込み忘れが多い方には便利な SD カードだと思います。また、すぐに撮影した写真をデジカメから iPhone などのスマートフォンへ移動して SNS へ投稿したり、メールで送信するなどのケースで非常に便利です。
デジカメから写真を取り込むのに毎回 USB ケーブルを刺すの面倒だと感じる方には非常に便利な製品だと思います。あぁ・・・これがあればデジカメで撮影した写真を手軽に Twitter などに上げられる・・・ちょっと欲しい。
Eye-Fi Pro X2 16GB Class 10
- メーカー:Eye-Fi
- 型番:EFJ-PR-16
- 価格:9.980円
- 対応製品:SDHC カード対応デジタルカメラ
- 容量:16GB
- スピードクラス:Class 10
- 機能:ワイヤレスでの PC への自動保存
- Facebook 等の SNS への自動アップロード
- ダイレクトモード(スマートフォンへの自動転送機能)
- RAW 画像転送機能
- ジオタグ(位置情報)機能
関連リンク
- Eye-Fi:http://www.eye.fi/jp/
- Eye-Fi Pro X2:http://www.eye.fi/jp/products/prox2