【セキュリティ ソフト】どこがいい？セキュリティ ソフト選びの手引き（Mac、Windows）【6 選】

主要セキュリティソフト機能比較

主要セキュリティソフト比較

主要セキュリティソフトの価格やサポートなどの比較になります。

ノートン 360

NortonLifeLock 社について

1982 年にアメリカ合衆国アリゾナ州に設立されたソフトウェア企業。

2019 年に無線および通信インフラ向けの半導体企業であるブロードコム（Broadcom）社が法人向けセキュリティ事業を売却し、社名を Symantec から NortonLifeLock に社名を変更しています。

長く培われてきたレピュテーション（評価）技術は、NTT docomo の「迷惑メールおまかせブロック」の自動判定機能や au の「迷惑メールおまかせ規制」の判定情報等は同社の迷惑メール判定エンジンが採用されている点からも非常に高いと思われます。

なお、2017年1月に業界標準の監査を行わずに SSL／TLS 証明書を発行していたことで、Google Chrome に証明書が信頼されなくなる問題を起こし、同事業は同年 7 月にデジサートに売却されています。

ノートン 360

売上ベースの調査である Garthner Market Share にて世界売り上げ No.1 を誇るセキュリティソフトになります。

なお、日本の POS データに基づいた BCN AWARD 部門別受賞企業「セキュリティソフト」では 2009 年から第 2 位の地位を獲得しています。

ノートンには、ファイルの動作に基づいて悪質なコードを検出する SONAR 機能が搭載されており、ウイルス定義のアップデートで間に合わないゼロデイ攻撃からもデバイスを保護してくれます。

※ ゼロデイ攻撃：脆弱性が発見されて修正プログラムが提供されるより前にその脆弱性を攻略する攻撃のこと。

2020 年版では、2017 年頃に登場した ノートン Wi-Fi プライバシーの VPN 機能がノートン セキュア VPN に名称変更を行い標準搭載されるようになりました。

これまで多くの他社セキュリティソフトで導入されていた Web カメラの乗っ取りを防止する機能「セーフカム機能」が追加されました。

なお、この機能は Windows 版のみの対応しています。

2019 年にはインターネット上の個人情報の流出を検出し通知してくれる「ノートン™ ダークウェブ モニタリング Powered by LofeLoc™ 」の販売を開始しているので数年後には Norton 360 に標準搭載される可能性があるかもしれません。

カスペルスキー セキュリティ

カスペルスキー社について

1997 年にロシア連邦モスクワに設立されたソフトウェア企業。

イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、日本、中国、韓国、アメリカの 10 ヶ国に支社を置いています。

2017年にアメリカ合衆国連邦政府がロシア政府が同社の製品を使用して同国のコンピューターネットワークにサイバー攻撃を加えている可能性があることを調査していることが報道され、同社はこの報道を電子メールで否定。

しかし、同年にアメリカ政府が政府内の各機関に対し、カスペルスキー研究所の製品を情報システムから撤去するよう命じ、同年 12 月にはイギリス政府も政府機関に対し、カスペルスキー研究所のウイルス対策ソフトを使用しないよう通達が出されています。

これに対して、同社の CEO（最高経営責任者）であるユージン・カスペルスキーは「ロシア連邦保安局（FSB）との協力はサイバー犯罪（への対処）に限られる」こと、「同社には世界各国の人材が働いており、不正があれば隠せない」と日本経済新聞の取材に対して述べ、一連の疑惑を否定しています。

新たに外部の監視員を受け入れる「透明性センター」の設立を行いました。

なお、2017年12月にはアメリカ政府を提訴していますが、その後の訴訟状況は不明。

2018年、自社製品のデータを中立国であるスイスに移し、同国のデータ監査を受ける体制の構築に着手しています。

カスペルスキーセキュリティ

従来からあるデバイス側のセキュリティー技術に独自のクラウド技術が組み合わされた「ハイブリッドプロテクション」によりリアルタイムで脅威情報を利用した検知を行うのが特徴になります。

プログラムの実行ファイルの解析を行い定義データベースでは対応できない未知のマルウェアを検知する「ヒューリスティックアナライザー」やファイルを暗号化しようとする怪しい動き検出する「ふるまい検知」機能が搭載されています。

2005年に「価格.com」のサイトが改竄され、「トロイの木馬」を埋め込まれた際に検出をした実績を持ちます。

なお、近年猛威を振るう「ランサムウェア対策」には他社よりも早く対応しているだけでなく、万が一、ファイルの暗号化が行われても暗号化前のファイルにロールバックするする自動バックアップ機能も搭載しています。

また、ランサムウェアの「ファイル復号ツール」も無償提供しているるなど、ランサムウェア対策への対応が積極的。

インストールされているアプリケーションの更新プログラムを確認してくれる「ソフトウェアアップデーター」機能や長期間利用されていないアプリケーションや同意を得ずに無断でインストールされたアプリケーション／ブラウザー拡張機能、アドウェアなどに分類されるアプリケーションの有無をチェックする「PC クリーナー」機能なども搭載されています。

保護されたブラウザーによりオンラインバンキングやオンラインショッピング利用時に口座番号やクレジットカード情報などの個人情報を保護してくれます。

McAfee LiveSafe

マカフィー社について

McAfee は、1987 年に設立されたアメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララの世界一の規模を誇るコンピュータセキュリティ関連のベンダー。

コンシューマーの向けの市場では、OEM やプロバイダー向けにセキュリティソフト（J：COM の「マカフイー for ZAQ」）を提供しており、携帯電話キャリア（NTT docomo の「あんしんセキュリティ」、SoftBank の「スマートセキュリティ for powered by McAfee」）向けの製品も提供しています。

2010 年には半導体大手 Intel に買収され、完全子会社化して、Intel Security に社名を変更するも 2016 年後半に再度独立を果たしています。

現在も 49 % は、Intel が持っています。

実は、世界で初めて「トロイの木馬」を発見したのが、McAfee。

なお、同社は 2010 年に Windows XP SP3 でシステムファイル svchost.exe を W32／Wecorl.a として誤検出して再起動を繰り返す不具合や 2012年8月18日に配布したウイルス定義ファイル（6807・6808）が、一部の個人ユーザーではインターネット接続障害、一部の法人ユーザーでは製品機能に問題を引き起こす障害などを起こしています。

McAfee LiveSafe

McAfee LiveSafe は同居家族のデバイスも守れる台数無制限の。になります。

唯一、ID、パスワードを生体認証（顔認証、指紋認証）で管理の行えるパスワードマネージャー機能やトの検索結果や URL の安全性を評価し、危険な場合は警告を表示する「Web Advisor」機能などを搭載しています。

最新バージョンでは、アプリケーションや Web 閲覧を高速化する「McAfee App Boost」や「McAfee Web Boost」機能や家族の保護対策の行える「セーフファミリー」機能を新たに搭載しています。

万が一、デバイスがウイルスに感染した場合にはカスタマーサポートがウイルスの除去。ウイルスの除去が行えない場合は返金を行う「ウイルス対策保証プログラム」も提供しています。

※ 自動更新契約を設定する必要あり

ウイルスバスター クラウド

ウイルスバスター クラウド（Trend Micro Internet Security）の開発元のトレンド マイクロ（TREND MICRO）社は、1988 年にカリフォルニア州ロサンゼルスで創業され、本社を一度、台湾に移した後に日本へ移転した企業になります。

“ウイルスバスター クラウド” 関連記事一覧