【OS X】Mac のスリープの仕組み
- 2013/06/29
Mac のスリープモードの仕組みをみてみます。実は、Mac のスリープモードは、2段階で構成されています。ただし、ユーザーがスリープモードを細かく選択できるというわけではなく、「OS X」のシステム自体が自動で行なってくれるものになっています。
1.スリープモード
Mac はスリープモードになると、RAM(メモリー)には電力供給が行われている状態になっています。スリープモードに移行した時点までの RAM(メモリー)が保存していた内容は、Mac が復帰時にはスリープ前の保存した状態を維持したままで復帰します。
※ スリープモードになると電力消費を大幅に抑えることができますが、搭載されている RAM(メモリー)の容量が大きいほど消費電力は増えます。
また、スリープモードが長時間になると作業中のメモリの内容を HDD 内に書き出して、電力を使ってメモリ内にデータを保存しない「ディープスリープ」へ移行します。
※ スリープの移行や復帰が HDD へ移行するので再開時がスリープモードと比較して遅くなります。
1.全ての Mac で起きること
- CPU:低電力モードへ移行
- ディスプレイ:ビデオ出力信号が停止
- ディスプレイがオフもしくはアイドルモードになる
- HDD:回転が停止する
2.Laptop タイプの Mac で起きること
- Ethernet ポート:オフ
- 拡張カードスロット:オフ
- 内蔵モデム:オフ
- AirMac カード:オフ
- USB ポート:外付けキーボードの電源キーのみに反応
- 光学式メディアドライブ:回転が停止
- オーディオ入力/出力:オフ
- キーボードのバックライド機能:オフ
※ Laptop の Mac では、スリープモードになるとネットワーク接続が切断されます。ただし、「設定」>「省エネルギー」>「ネットワークアクセスによってスリープを解除」が有効 になっている場合は、スリープモードが解除されます。ファイル共有などの使用やインターネット接続を防ぐには、コンピュータを手動でスリープにせず、「コンピュータのスリープ」>「しない」に設定します。
※ 外付けキーボードを使って Laptop タイプの Mac のスリープモードを解除する場合は、キーボードの電源キーや内蔵キーボードの任意のキーを押します。「省エネルギーモード」で、Laptop タイプの Mac のスリープモードを解除するには、外付けキーボードの電源キーを押す必要があります。コンピュータが完全にスリープせず、ハードドライブの回転が落ち、ディスプレイが暗くなっているだけのアイドルモードの場合は、任意のキーを押すと、スリープモードが「解除」されます。
関連リンク
- Mac OS X での「省エネルギー」パネルのスリープモードとアイドルモードについて:http://support.apple.com/kb/HT2412?viewlocale=ja_JP