Adobe Creative Cloud

【Mac App】「Adobe Creative Cloud」をメジャーアップデート!

アップデート情報
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Adobe Creative Cloud

 
 Adobe Systems が、Adobe Creative Cloud のメジャーアップデートをリリースしています。Adobe Creative Cloud で提供されているデスクトップアプリケーションを 2015 にバージョンアップし、新たにストックフォトサービス「Adobe Stock」をデスクトップアプリケーションとして追加しています。また、一部のモバイルアプリケーションの Android 対応が行われています。
 
 また、Adobe Creative Cloud の中核を担っているネットワーク技術「Adobe CreativeSync」を前面に出し、さまざまなプラットフォームでの環境設定同期や各アプリケーションでのツール共有、モバイルプラットフォームとのさらなる連携強化を行っています。
 

1.Adobe Illustrator CC が、GPU サポート!

 
 Adobe Illustrator CC が、GPU をサポートすることで、再描画のスピードが最大 10倍速くなります。なお、対応 GPU は別途公表されるとのこと。ただし、NVIDIA 製や AMD 製 GPU、一部の Intel 製 CPU 内臓 GPU がサポートされています。また、自動保存機能にも対応しているほか、アニメーションズームを搭載しており、64,000% まで拡大できるようになっています。
 

2.1つの画像調整だけで複数の画像へ適用!

 
 Adobe InDesign CC では、表組み機能を強化。これまでセル内に画像を配置する際には、インライングラフィックで行う必要があったため、複数の画像を埋め込む際には、別々に調整する必要がありました。最新バージョンでは、1つの画像を調整するだけで複数の画像に適用ができるようになっています。また、アスペクト比も維持され、手軽に画像配置が行えます。また、「Mercury Performance」の採用でパフォーマンスが最大 2倍へ向上しています。
 
 なお、GPU サポート対応は行われていません。
 

3.「コンテンツに応じた移動ツール」を拡張!

 
 Adobe Photoshop CC では、「コンテンツに応じた移動ツール」を拡張し、オブジェクトの回転・反転・サイズを変更しながら指定の位置へ移動できます。また、カメラのぼかしを再現する「ぼかしギャラリー」に、ノイズフィルターを新しく追加しています。これによって、ボケを加える際に自然な仕上がりになります。その他にも、「ビヘイズ」が搭載されており、霞を加えることもできます。
 
 また、レイヤースタイルに対して複数の項目を設定できるようになっており、複数の項目を設定できるようになり、千文字や立体表現が手軽に作成できるようになっています。また、Adobe Illustrator CC などに実装されている「字形パネル」を搭載しています.
 
 さらに、Adobe Photoshop CC では、レタッチ機能以外にもスマートフォン/タブレット向け Web サイト制作に特化した機能を搭載さています。この Web デザイン制作に特化した UI「デザインスペース」を新たに採用しています。なお、サイトデザインを行う際に不要なツール・画面表示が省かれています。また、新 UI と通常の UI の切り替えもできるようになっています。このデザインスペースはベクターベスで描画され、Windows 8.1OS X 10.10 Yosemite 以上で利用ができます。
 
 複数のアートボードを 1つの PSD ファイル内に持たせる「マルチプルアートボード」をサポート。複数の Web サイトページ遷移の確認をでき、ページごとに比較が手軽になります。また、デザインを iPhone でリアルタイムにプレビューできるアプリケーション「Adbe Preview CC」も提供されます。
 

 

4,Android アプリケーションを拡充!

 
 さらに、Android 向けに Adobe Photoshop Mix、Adobe Brush CC、Adobe Shape CC、Adobe Color CC の 4種類が追加されています。
 

4.Adobe Dreamweaver CC が Bootstrap をネイティブサポート

 
Web サイト制作アプリケーション Adobe Dreamweaver CC では、オープンソースの CSS フレームワーク「Bootstrap」をネイティブでサポートしており、レスポンシブデザイン対応を強化しています。また、ボタンやイメージ、メニューなど、最初からレスポンシブデザインに対応した Bootstrap 標準コンポーネントが利用できるので、比較的手軽にレスポンシブデザインのサイトの構築が可能です。また、Adobe Dreamweaver CC「スターターテンプレート」が利用できるので、e コマースやエージェンシー、ポートフォリオ、製品ページなどの目的に近いテンプレートからカスタマイズが可能です。
 
 また、どの画面幅で表示の切り替えを行うかの指定をするブレイクポイントをビジュアル化した「ビジュアルメディアエリーバー」を新たに搭載しており、画面サイズを手軽に変更できる「リサイズハンドル」を搭載しており、コードに手を加えずにレスポンシブデザインの挙動確認が可能になっています。また、画面幅を縮小した際に「2カラムから 1カラムに変更する」といった指定も、マウス操作で列の幅を移動させるだけで書き換えができます。さらに、スマートフォンでプレビューする「デバイスプレビュー」や素早くコーディングできる「Emmet」「Lint」をネイティブサポートしています。
 

5.新たに「モーフカット」機能」などを搭載!

 
 動画編集アプリケーション Adobe Premiere Pro CC では、同一映像内で不要な部分をカットすると発生する「ジャンプカット」を抑える「モーフカット」機能を搭載。さらに、モーフィング技術と顔認識技術を利用して、前のカットと後のカットを自然につなぐことができます。
 
 カラーワークスペースとして、「ルメトリカラーパネル」を追加。色のスペシャリストなどが使用する Adobe のカラーグレーディング専用ツール「Adobe SpeedGrade CC」と同じ機能を持ちながら、色温度、色かぶり補正、露光量、コントラスト、ハイライト、シャドウなどの色調整が手軽に行えます。また、「ルメトリスコープ」という映像分析ツールも搭載しています。なお、映像処理エンジンに 32bit 浮動小数点演算を採用しています。また、フィルムのような色味を適用できるプリセットパターンを持っています。
 
 さらに、カラーグレーディングツールと手軽に行える iOS アプリケーションに「Adobe Hue CC」をリリース。撮影した写真を含めて、さまざまな画像に含まれる色彩成分を 3D 空間上で表示できます。また、色はボールで表現され、それぞれタップで選択するとスライダーで彩度を調整できます。また、取得した色情報は、Adobe Premiere Pro CCAdobe After Effects CC で利用できます。
 
 コンポジットアプリケーション Adobe After Effects CC では、顔認識技術を二次元アニメーションに適用して、リアルタイムでのキャラクターアニメーションを生成する「Adobe Character Animator」のプレビュー版をリリース。眉毛や目、鼻、口、輪郭をリアルタイムでスキャンし、リアルタイムで追随してくれます。また、それぞれのパーツを Adobe Illustrator CC 内などのレイヤー名とリンクし、パーツに手を加えてキャラクターのテイストの変更が可能です。
 
 なお、「Adobe Character Animator」はプレビュー版のため、録画したファイルはシーケンスファイルとして保存されます。そのため、リアルタイムのネット配信での使用は想定されていない作りとなっています。ただし、「Adobe Character Animator」のプレビュー画面のみをリアルタイムでキャプチャできれば、リアルタム配信用途として使用できます。
 
 顔のマスクを認識する「フェイストラッキング」では、これまで搭載されていた顔位置のトラッキングに加えて、顔の表情に合わせたマスクを自動生成できるようになっています。また、ワークフローの改善として、これまでパラメーター変更時に再度プレビューを生成する必要があったものの、最新バージョンではパラメーターの変更を行ってもリアルタイムでプレビューが継続できるようになっています。
 

6.フォントライブラリ「TypeKit」に日本語フォント 14所帯追加

 
 Adobe Creative Cloud で提供してきた「TypeKit」が、日本語フォントに対応しました。Web フォントやデスクトップフォントとして利用できるフォントライブラリになっており、アウトライン化や PDF FileMakerへの埋め込みにも対応しています。もちろん、Adobe 以外のアプリケーションでも利用できます。
 
 この機能は、Adobe がライセンスを持つ書体から提供を行い、3rd Party 製フォントは後日対応とのこと。なお、今回追加された書体は、「りょうゴシック PlusN」、「りょう Display PlusN」、「りょう Text PlusN」、「平成角ゴシック StdN」、「平成角ゴシック Std」、「平成角ゴシック Std」、「平成丸ゴシック Std」、「平成明朝 StdN」、「平成明朝 Std」、「かつらぎ SP2N」の 9種類と「小塚ファミリー」、「源ノ角ゴシック」の計 14書体を利用できます。
 

関連リンク

 

 


 

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